ラム編 黒の組織考察

動き出した大物-RUMと名乗る人物は何人いるのか・何人いたのか-

こんにちは、鳥子です。

今回は、RUMの人数についてメモを残しておこうと思います。妄想が半分ほどを占めています。

RUMと名乗る人物は何人いる/いたのか

今回の内容は前にTwitterであげていた内容を元に記載していきたいと思います。RUMが何人いる/いたのかという大きなテーマで考えていきます。

現在のRUMと過去のRUM

堀田凱人殺害事件後のジンの発言によると、ラムは17年前の羽田浩司事件に関して仕事(ころし)をぬかったということがわかっています。思い出したいのが杯戸シティホテルのピスコの一件です。ピスコが暗殺の様子を撮られてしまい、「あの方」がジンにピスコの抹殺を命じ、「あの方」に長年仕えたピスコが始末されてしまったということがありました。「あの方」の考えでは、いくら長年仕えていてもミスをすれば消す、ということがわかります。

裏切り者には制裁を

また、ミスがあれば消すという理念は、ミスをしただけでなく裏切り者にも適用されます。裏切りのステージで、ライがバーボンに向けて言ったように、裏切り者には制裁を与えるという組織の理念が、少なくともコードネーム持ちの人間には伝えられています。

生死はまだここでは考えませんが、浅香にCARASUMAというメッセージを残され、逃げられてしまった17年前のRUMは、ミスをしたという点で、現在も組織にいるとは考えにくいです。つまり、過去のRUMと現在のRUMは異なると考えられます。ミスしても消されない場合はボスと相当な関係があることが伺えます。

過去のRUM

過去のRUMも影武者を持つのか

また、No.2というポジションにRUMというコードネームを固定で当てはめているのであれば、17年前に仕事(ころし)をぬかったRUMが1人であり、かつそのRUMを抹殺した場合や逃げ切って脱退された場合、No.2のポジションに相当する人間が消えてしまうことになります。

私は、RUMというポジションは影武者含め複数人で構成されており、誰かが消えても本物のRUMが1人立てられるような体制になっているのではないか?17年前にもこの体制がありRUMは複数いたのではないか?と考えています。

下記のツイートでは、複数の人間が交代してRUMの位置につく流れを考えてみています。

影武者の制御

このツイートで、もう少し考えておきたい点は、X(RUM)はY(RUMの影武者)の存在を知っているが、YはXのことを確認できない可能性があるというものです。

Xは「あの方」に最も近い存在であるため、NOCであることは防ぎたいものです。つまり、「あの方」が信頼できると判断した人間をXとして置いておくと考えることができます。このXが影武者であるYを立てるとき、Yが信頼できるか判断し難いため、XからはYが確認できる立場ではあるが、YからはXが確認できないようになっているのではないかと考えられます。

少なからずX1辺りは「あの方」と同じ年代くらい、あるいは年齢に関係なく近しい人物で、信頼を置いていたのではないかと思います。現在生きていれば最低でも30代後半以上の年齢かと思います。

また、このツイートでは、X1とY1のうちミスをしている方をX1としましたが、Y1がミスをするということも十分考えられるため、その説も後述しようと思います。

過去のRUMは浅香の味方か?

さらに考えたいのが、17年前のRUMもしくは影武者が浅香と繋がっており、浅香の逃走を助けたケースです。

ラムが17年前の事件でころしをぬかった≒チェスの大会前夜の事件にラムが関与していた、つまり、現場、もしくは付近にいたと考えられますが、ラムは浅香を止められず逃げられてしまったということになります。あるいは、大きな括りであればラムによって計画された、のかもしれませんが。

この浅香に逃げられたという事象が、

  1. ラムが浅香と戦闘になり逃げられたのか
  2. 実は浅香と仲間であり逃走を手助けしたのか

という違いによって、当時のラムが誰だったのかわかるのではないかと考えています。特に詳しく考えることができるのは、2です。

浅香を助けた過去のRUM・影武者候補

私は浅香=宮野エレーナ=若狭留美であり、MI6所属と考えているため、浅香の関係者=エレーナ、若狭、MI6に関係する人物として、当時のラムの候補が下記の誰かなのではないかと考えました。

  • 宮野厚司

(このケースが成り立つには、宮野厚司単体で、すでに烏丸グループに入っていながら、それを隠した上で、エレーナに烏丸グループに誘われていることを教えた、という複雑な流れが必要。エレーナと共に生存したということも考える必要がある)

  • 入院前の黒髪の黒田兵衛

(キャンプ回で若狭留美が睨んでいたことから2人には何かしら関係があると考えられるが、白い髪の黒田には関係なく、若狭留美が思い出しているのは、この黒田に似た本物の黒田の方。浅香の逃走を手助けしたRUMではなく、当時の本物RUMの方がありえる)

  • 羽田浩司

(山菜採りでの回想より、羽田浩司と若狭留美は戦闘になったと考えられるが、羽田浩司の方は戦闘にならないように回避しようとしているように見える。既に死亡しているため、候補外と考えられるが、No.2のコードネームがRUMで固定されているなら、組織が「ぬかった」と認識しているRUMとは別に優秀なRUMがいたとしても、同じRUMだから「ぬかった」と思われている可能性もある。そういう意味では、羽田浩司が過去のRUMでぬかった本人であっても違和感はない)

  • 赤井務武

(考えられるのは、当時影武者だったケースで、事件の調査に渡米したときに浅香を逃がすように手助けしたというもの。ただし、事件当時現場付近に本物のラムがいたのであればその時点で、浅香がなんとか自力で逃げ切ったという条件も必要そう。「あの方」が赤井秀一を恐れているのが、赤井務武の存在と重ねているからであれば、RUMと名乗っている/いたとも繋がりそう…だが、メアリーに送ったメールの意図を解き明かすことが必要がある)

  • ジェイムズ・ブラック

(ジェイムズもMI6、つまりエレーナと同僚と考えている。灰原が感じたのが組織の匂いであり、ジェイムズの本名が組織に知られているのが、羽田浩司事件につながっているのであれば、ジェイムズが逃走を手伝い、その理由がMI6の仲間だったということがバレたというケースが考えられる)

いろいろ書いて思ったのは、

  • 宮野厚司(RUMとは考えにくい)
  • 黒髪の黒田兵衛(本物がありそう)
  • 羽田浩司(影武者がありそう)
  • 赤井務武(考え方によっては両方ありうるが濃厚なのは影武者か)
  • ジェイムズ・ブラック(影武者ならありうる)

というところでしょうか。

組み合わせ方・考え方によっては、例えば、

  • 黒田が本物、ジェイムズが影武者
  • 黒田が本物、羽田浩司が影武者
  • 黒田が本物、赤井務武が影武者
  • 日本は黒田、アメリカはジェイムズ、イギリスは赤井務武など、場所ごとにRUMがいるケース
  • 顔が似ているという点では赤井務武が本物で羽田浩司が影武者

など、さまざま考えられます。

考えられる説

私は次のRUM周辺の時系列と人の入れ替わりを考えました。

時系列と入れ替わり

================

20年前〜

  • RUM=黒田兵衛(現在50歳、警察庁、黒髪)
  • RUMの影武者=ジョディ父(NOC)

17年前〜

  • ジョディ父抹殺後のRUMの影武者=ジェイムズ・ブラック(NOC)
  • ジェイムズのNOCバレ後のRUMの影武者=横溝参悟

10年前〜

  • 黒髪の黒田兵衛が浅香を追い事故に遭う
  • 横溝参悟がRUMになる
  • イーサン本堂が組織に潜入する(ただしこの「組織」が黒の組織のみとは言えないため、日本警察にも潜り込んだと考えられる)
  • イーサン本堂が白髪の黒田兵衛として入れ替わるための準備を開始し、黒の組織に対するNOCとして復活するために、黒田兵衛周辺の関係を洗い出す
  • 横溝参悟もしくは「あの方」が???をRUMの影武者にする

4年前〜

  • 諸伏景光NOCバレにより自決
  • ???はバーボンがNOCか判断できず保留

3年前〜

  • 松田陣平死亡

1年前〜

  • 伊達航死亡

現在〜

  • 高木渉も死にかける
  • 黒田兵衛(イーサン)復帰
  • 赤井秀一がキールの手により死亡
  • バーボンがシェリーを目的に動き出すが、赤井秀一の生存確認も行うために黒田に許可を取る
  • キールがCIAに赤井秀一殺害に関する真相を伝えていれば、CIAの情報をイーサンが手に入れることで赤井秀一生存を把握済みであり、バーボンに調査許可を出すことが可能(FBIと連携するため)
  • バーボンがシェリーの爆死を確認
  • バーボンそのままバイト続行
  • バーボンは小五郎との関係を横溝参悟に見られる★横溝参悟疑いポイント
  • バーボンは、もうバイトしないでいいのにお花見回で変装してうろちょろ★坂巻重守疑いポイント…可能性として、実は坂巻も変装するので変装を見抜いていたパターン…ライがNOCバレしたときのおじいさんにも見えるが…
  • バーボンが小五郎に猫の飼い主の依頼料として沖野ヨーコのプレミアシートのチケットを約束する★榎本梓疑いポイント…もう小五郎とは関わる必要がないのに高額な報酬過ぎるので、組織が小五郎との関係を怪しむ

※2020/12/30追記…榎本梓疑いポイントを挙げましたが、バーボンが小五郎に対し、依頼報酬として沖野ヨーコのチケットを提示した際に、近くに榎本梓はいなかったため、疑いポイントとしては挙げられないと気付きました。

  • 横溝参悟が影武者???にバーボンと小五郎の関係を監視するように指示
  • 黒田兵衛は、自身が警察庁ポジションだと公安の情報を差し出すよう組織に利用される可能性があること、警視庁にスパイがいることを考慮し、長野に行ったり警視庁へ行ったりする
  • 準備ができた???は脇田兼則としていろは寿司の店員をなんとか事故らせて潜入
  • 脇田兼則(???)は工藤新一の生存ニュースに興味を示し、工藤邸、阿笠邸に近寄る
  • RUMが脇田兼則であることを示し、工藤新一の情報を要求するRUMメール1通目がバーボンへ送られる
  • RUMからの同じような内容のメール2通目が、バーボンの所有する1通目が届いたスマホとは異なるスマホへ送られる

================

という大まかな流れを考えています。

★をつけたところはバーボンがNOCと疑われるであろうポイントにチェックをつけており、現状では、横溝参悟が最も現在のRUMとして疑わしいと考えています。

ジョディ父とジェイムズの関係は、スコッチとバーボンに似たものを感じていて、FBIからのNOCとして潜入しており、ジョディ父はラムの影武者という位置まで上り詰めたが、消されてしまい、その後ジェイムズがその位置を継いだということを考えました。ただ、羽田浩司事件で、浅香の逃走を手助けしたため、ジェイムズが浅香との関係を疑われ、FBIであることもMI6であることもバレたという経緯があるのではないか?と考えています。

黒田兵衛はNOCとして復帰した(組織はNOCとは気付いていない)ため、キールが戻ってきたときにFBIの息がかかってないかどうか疑ったように組織からの圧がありそうです。

ただ、現状は圧があるような流れが見えないため、

黒髪の黒田が過去の本物RUMではない(上記の解釈が間違い)

もしくは、白髪の黒田が組織の人間に意識が戻ったことを伝えていない、と考えられます。

ただ、別人になりすますにはそれなりのメリットがあると考えられるため、イーサンが黒田兵衛として潜入するのであれば、黒田兵衛が何かしら組織に関わっていたために、イーサンにとってメリットがあったのではないか?と考えられます。

連絡相手は誰なのか

女性警察官連続殺人事件

女性警察官連続殺人事件では、降谷は事件解決後の黒田との電話で「はい、言われた通りにあの少年に〜」と言っています。その流れを順番に書くと

  1. コナンを見た黒田が誰かと連絡「ピッ」
  2. コナンが安室に情報を聞く
  3. 安室、誰かと連絡「ピッ」
  4. 事件解決後、安室「はい、言われた通りあの少年に〜」

ということですが、降谷の「はい」という返答から、黒田が「眠りの小五郎に情報を渡したか?」くらいのことは聞いていそうです。

また、言われた通りに、と言っていることから、

1で黒田が、口頭で指示したように思いますが、

  • 省略されているのか、黒田はメールを送っているように見える
  • もしくは、1の解釈は黒田がピッとボタンを押した描写がメールをしているのではなく電話をかけた所
  • あるいは降谷がメールで指示されたことを「言われた通り」と言い換えているだけ

かもしれません。

また、3のポアロで降谷が梓さんの前で誰かとメールしているように見えますが、その相手が黒田であれば、4の「はい、言われた通りに〜」は黒田から依頼されていて、初めて返答したような口ぶりであるため、3でポアロで降谷がメールを返した相手が黒田であれば、電話でのこの返答は違和感があります。

女性警察官連続殺人事件の間に黒田と降谷が何度もやりとりしているように見えますが、黒田、もしくは降谷は、実は別の人間と連絡していた描写が描かれているのではないかと思います。

啄木鳥会

もう一つ、啄木鳥会で県警の人間を捕まえた際に、高明と話しながら黒田がスマホで連絡をした相手は結局誰なのか、というのも気になります。

黒田や降谷の連絡相手の解釈がどう効いてくるのかというと、黒田が降谷以外の人間と連絡を取っている(かつ、降谷への指示は省略されている)のであれば、上記の黒田がNOCとして本物のRUMと連絡を取っているのではないか?と考えられそう…というただそれだけです。笑

単純に降谷へ報告した、という選択肢もありますが

かなり複雑な解釈をすると、

白髪黒田は本物のRUMに近付くため、黒髪黒田がかつて組織のNo.2だったという立場を利用し、なりすましを決行、組織にとって必要な啄木鳥会の存在がバレかかっているため、白髪黒田はRUMに対して様子を見ますと言い、本心は啄木鳥会を潰す思惑で現場に出向く…結果、啄木鳥会は殲滅する方向になってしまいました、とRUMへ報告、ということも考えられます。

組織に所属している、もしくは公安に所属している

のどちらかを考えるのではなく、どちらの属性も持っているかもしれない、として考える必要があるのがRUM編の難しさですね。

黒髪黒田は組織サイド側の警察かもしれず、

その立場を利用したイーサンがなりすました結果、

白髪黒田は公安サイド側の警察だが、組織とも繋がる人間となった、ただし、組織と連絡を取っていなければ、組織は黒田の復帰に気付いていない…という感じでしょうか…。ここまで複雑なことがあるのか…?

まとめ

  • 現在だけでなく過去にもRUMと名乗る人物が複数いたと考えられる
  • 過去には黒髪黒田、ジョディ父、ジェイムズが、現在では横溝、脇田、白髪黒田が、RUMと名乗っている/いた候補として挙げられる
  • 流れとしては
  1. 〜20年前、黒髪黒田(本物)、ジョディ父(影武者)
  2. 〜17年前、黒髪黒田(本物)、ジェイムズ(影武者)
  3. 〜10年前、黒田兵衛(本物)、横溝参悟(影武者)
  4. 〜現在、横溝参悟(本物)、脇田兼則(影武者、)、白髪黒田(影武者、イーサン)

を想定。

ただ、横溝参悟は双子キャラであり、横溝参悟がラムなのではなく、双子という設定をラムは2人いるかもというヒントとして使ってねという意味かもしれないことも考慮はしておきたいと思います。

灰原が言っていたRUMの特徴が1番該当すると考えられるのは、灰原が組織にいた頃のRUM(影武者)というのが考えられそうですね。誰から聞いたかにもよりますし、その人間がいつラムに会ったか、いつその情報を得たかにもよりますが…。

上記をベースに黒髪の黒田や脇田の正体、過去のRUMの見直し・読み直しを行なっていこうと思います。適宜軌道修正ですね。

また、メモを読んでいただければと思います♪

 

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名探偵コナンの黒の組織のNo.2 RUM候補と呼ばれる3人について記載してみた

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-ラム編, 黒の組織考察
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