サンデー考察・感想

名探偵コナン サンデーFILE.1124 感想・考察「 奇妙なサイコロ 」

こんにちは、鳥子です。

注意

こちらはサンデーの内容が含まれる記事ですので単行本派、アニメ派の方はご注意ください。

 

今回は、

2024年1月17日サンデー掲載の名探偵コナンFILE 1124

の事件について感想・考察を書いていきます。

 

前回の記事はこちらです。

名探偵コナン サンデーFILE.1123 感想・考察「 消えた誘拐犯 」

 

概要

石神商事の孫娘、詩織ちゃんが誘拐された事件。

今回の舞台は、東京と神奈川です。

探偵団が詩織ちゃんに関する情報を東京で聞き込みし、誘拐犯を追いかけた佐藤刑事、高木刑事は、神奈川県警の萩原千速警部補と一緒に、誘拐犯を探していました。

 

探偵団の聞き込み

大きな流れとしては、探偵団側から説明すると

コナンと元太チーム光彦、灰原、歩美チームの二手に分かれて聞き込みをします。

コナンと元太チームが得た情報は、今回、詩織ちゃんからの手紙を咥えていたトラカゲと呼ばれている猫に、詩織ちゃんのおばあちゃんの香さんが、よく餌をあげていたとのことでした。縁側に餌を置いているとトラカゲが忍び込んで食べに来るというルーティンでした。

光彦、灰原、歩美チームは、サイコロ男の情報を入手しました。近所の子が詩織ちゃんの家の前を通った時に、詩織ちゃんの家の表札の上に置かれたサイコロを見ながらブツブツ言っている、帽子にマスクの怪しい男を目撃したとのことでした。

近所の子が目撃した時は、サイコロが3つあり、スマホで写真を撮っていました。近所の子が声をかけたところ、犯人はサイコロを1つ落として逃げたとのことでした。その実物1つを灰原が持って帰ってコナンに見せます。

コナンは、その奇妙なサイコロを見て、ピッグペン暗号ではないか?と考えました。アルファベットを記号に置き換える暗号で、犯人はこの暗号をサイコロの各面に書いていたようでした。

今回の暗号の読み方としては、どうやらサイコロの数字の順にサイコロ面に書かれたアルファベットを読むようです。

灰原が持って帰ってきた暗号には、CHANCEと書かれており、誘拐の機会を狙っているものと考えられました。

残りの2つのサイコロは、事件当日が月曜日だったこともあり、NEXT MONDAYだったのではないか?とコナンは考えます。

次の日のサイコロにはROGER(了解)と書かれており、コナンは怪しい人物が出入りして、サイコロでやり取りをしていたのではないかと考えます。

聞き込み情報によると、詩織ちゃんの家は、先月から新しい家政婦を雇っているようで、その人物と誘拐犯が共犯の可能性を考えます。その家政婦さんには兄がいるようで、仕事始めの初日の日に、風邪で来られなくなった家政婦さんの代わりに、その兄が謝りに来たようでした。

コナンと元太チームも謝りに来た男の話の情報を得ていて、変な言葉遣いだったと聞いていました。

妹が発熱したので経過を観察していたんですが

と発言していたようです。また、その兄は右手の甲に何かを書いていたようで、光彦チームが得たサイコロ男も、右手に何かを書いていたとのことから、サイコロ男が家政婦の兄であり、詩織ちゃん誘拐犯と同一人物であると辿りつきます。

両チームはさらに、見たこともない白い鳥が飛んでいたとの情報を得ており、コナンは詩織ちゃんからのメッセージが書かれた紙の折り目を基に、折り方を再現すると飛行機のようになっていることに気付きました。

 

神奈川チームの調査

一方、神奈川県の高木、佐藤、千速チームは、パンケーキ屋で千速が目星をつけた3人の容疑者にそれぞれ接触します。

3人の容疑者の特徴は、

1人目は高木の2時方向に座っているチャラそうな男、寒い時期にシャツ1枚のみを着ており、いかにも上着を脱いだ様子です。

2人目は高木の1時の方向にいる強面の男で、千速曰くパンケーキが好きな顔には見えないとのことでした。また、千速は、左手首にすり傷があり、バイクを横転させた時に負った可能性を考えていました。

3人目は高木の真後ろにいる眼鏡のリーマン風の男で、似つかわしくない派手なスカジャンを着ていました。千速は適当にその辺で買った可能性を考えていました。

千速は、高木と喧嘩をするふりをして、高木の背後にいたリーマン風の人物に水がかかるように、高木に水をかけます。高木がその人の服を拭いている内に、今度は千速が財布を落として小銭を散らばせ、残りの2人に接触します。

その際に、3人の左足のつま先の汚れを確認し、バイクに乗る時の汚れだと確定しました。

  • チャラそうな男は、ホットミルクティーを2杯飲んでおり、本当は寒いのに薄着をしているようでした。
  • リーマン風の男は、スカジャンのエリの裏にカラーキーパーがまだ入っていて、買って間もないようでした。
  • 強面の男は、左手のすり傷はよろけて壁に擦ったのではなく、どうやらコケてついた傷のようでした。

3人ともそれぞれ怪しいため、千速と高木はコナン達の情報を待つことにします。

 

犯人の目星

さて、まず犯人について述べたいと思います。

私は3人のうち、チャラそうな男が誘拐犯だと考えています

 

利き手

探偵団の聞き込みで、誘拐犯であるサイコロ男は右手に何かを書いていることがわかりました。右手に文字や数字を書いているということで、サイコロ男は左利きであると推測できます。

一般的に腕時計は利き手と逆の手首につけることが多いとされるわけですが、3人のうち、

  • チャラそうな男は右手首に腕時計をつけていますし、左手でミルクティーのカップを持って飲んでいることから、左利きである可能性が高いです。
  • 強面の男は右手でメニュー表を持ったり、左手で小銭を返したりと、両方の手を使っているので利き手だけで判断はできないですね。
  • リーマン風の男は左手首に腕時計をつけ、右手で飲み物を飲んでいるため、右利きの可能性が高いです。利き手の観点からすると、リーマン風の男は除外して良さそうです。

現時点で右手の甲に文字や数字が書いてあるかは不明ですが、少なくともリーマン風の男の右手には文字が書いてありませんね。

 

バイクの向き

続いて、前回の考察で条件として挙げていた、バイクの横転の向きですが、右側にバイクが倒れているということで、体の右側に傷があるのではないか?と考えました。

  • 強面の男は、体の左側の手首にすり傷、膝に汚れがあるため、この条件を満たしていないです。バイクの横転の条件からすると、強面の男は除外できそうですが、バイクの横転とは別でこけている可能性もあるので一応様子見とします。
  • リーマン風の男は横転時の汚れや怪我をジャケットを着て隠している可能性もあるため保留です
  • チャラそうな男は上着を脱いで汚れを隠した可能性があるため保留です。

 

商品

続いて、確認するのは頼んだ商品です。

リーマン風の男も、強面の男もパンケーキと飲み物を頼んでいますが、チャラそうな男はパンケーキは頼まず、ミルクティーを2杯頼んでいます

  • リーマン風の男はすでにパンケーキを食べ終わっていて、時間を気にしているようです。
  • 強面の男もパンケーキをすぐに食べ終わって、次何を頼もうか考えています。

誘拐犯としては、警察から身を隠すための時間を稼ぎつつも、急ぎたいわけです。

おそらく、使うお金は最小限にしつつ、ある程度長めに居座りたいのではないでしょうか?

パンケーキを頼んだ2人は、時間を稼ぎたいならゆっくり食べればいいですし、いざという時にすぐ行動できるようにするためにも、あまり量のあるものは頼まないほうが良いはずです。

3人のうち、犯人の行動として理にかなっているのは、チャラそうな男の飲み物を2杯頼む行動だと考えています。

 

犯人の職業

また、犯人について、気になることがあるため、記載しておきます。

手の甲にメモを取る行動や、言葉遣いが変だったとして描かれたセリフから、犯人の職業が看護師ではないか?と予想しています。数値など忘れないように手の甲に書くことがあるようです。

言葉遣いに関しても、発熱や経過を観察などの言葉が職業柄出てしまったのかなという印象です。

ここから何が言えるのか考えた時に、もしかしたら犯人の勤める病院に詩織ちゃんのおばあちゃんが通院していて、そこから前の家政婦がやめたとか、石神商事の人といった情報を得て、詩織ちゃんの誘拐を企てた可能性もあるのかなと思っています。

 

詩織ちゃんの監禁場所

前回の考察でも記載しましたが、家の屋根裏が怪しいと考えています。

「シオリ、はやくたすけて」で区切るのではなく、「シオリは、や〇〇、たすけて」のように区切ると考えています。

そして、「や」から始まる監禁場所で、かつ、家政婦が誘拐犯の共犯者ということなので、家の中で監禁しているのだと考えています。

「誘拐」という外部に連れ去られた印象をつけ、実は家の中で匿っているという盲点をついた誘拐ですね。

もしも家の外に連れ去られた場合、詩織ちゃん自身が屋根裏にいるのかどうかもわからない可能性があるため、「屋根裏」以外の「や」から始まる場所になる可能性が高いです(もちろん自宅以外の屋根裏だとわかって書いた場合もありますが)

しかし、詩織ちゃんは、自分が家の中のどこにいるか分かったからこそ、つまり「屋根裏」だとわかったからこそ、「シオリは たすけて」のメッセージを考えたのではないでしょうか?

屋根裏からトラカゲが見える状況にあり、トラカゲが気付いてくれるように紙飛行機を折って、飛ばしたのかもしれません。

 

次回の展開

コナン達は詩織ちゃんを救出に向かうでしょうし、現状、神奈川チームはコナン達の情報を待っている状況なので、コナン達が情報を連携すれば犯人がわかると思います。サイコロも持ってるでしょうし、職業も分かれば物的証拠も状況証拠も揃いそうです。

さらに、神奈川チームは高木、佐藤、千速に加え、重悟とその部下が偶然にもいる状況なので、捕まるのは目に見えています。

問題は東京チーム、探偵団だけで詩織ちゃんの救出が上手くいくかという点ですね。

コナンの麻酔銃が使えれば1発で終わりですが、うまく行かなかった場合、誰が助けてくれるでしょうか?

個人的には、鷹ジジイに依頼されてコナンを尾行していた安室さんが助けてくれる展開を密かに期待しています。

 

また、メモを読んでいただければと思います。

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