サンデー考察・感想

名探偵コナン サンデーFILE.1138 感想・考察「 火はまた燃える 」

こんにちは、鳥子です。

注意

こちらはサンデーの内容が含まれる記事ですので単行本派、アニメ派の方はご注意ください。

 

今回は、

2025年1月29日サンデー掲載の名探偵コナンFILE 1138

の事件について感想・考察を書いていきます。

前回の記事はこちらです。

名探偵コナン サンデーFILE.1137 感想・考察「 屍人の御燈 」

 

話の流れと犯人候補

今回は、話の流れを抑えながら、間に考察を交えつつ記載したいと思います。

消火

今回は伊東環姫の左腕が燃えているところから話が始まります。急いで上着を脱いだ環姫は、火のついた服を放り投げます。

コナンと北倉が雪でなんとか消火しました。周りで火を扱っていたため、飛び火したのではないかと灰原は考えましたが、コナンは確かに燃えやすいフリースだけど、そんな飛び火でこんなに燃えるのか?環姫は手に火も持っていなかったし、フリースの表面だけ燃えただけで内側が燃えていなかったことから、誰かが火をつけたと考えます。

健彦の魂が火をつけたという環姫でしたが、健彦の妹である香織は下手したら死ぬようなことを兄がするわけがないと言います。

葛西は、屍人の御燈は本物だったと興奮し、これを配信すればバズると言います。

そして、コナンは北倉から環姫と健彦が付き合っていたと聞きます。

この点は、前回の考察時点で2人は何か親しい仲ではないかと考えていたので、見立てはよかったようです。

誰かが火をつけたということであれば、やはり健彦の死に関係があると考えられます。

気になるポイント

ここで気になるのが、北倉がろうそくに被せたドームを外した時に火がついていることです。誰も何も言っていないのが余計に気になるところですね。何かトリックにも関わるのでしょうか。

 

コナンは長野県警に電話し、由衣刑事と会話します。コナンは放火を疑っていたようですが、健彦が死亡した事件で大和と高明が現場に出向いたことを知ります

どうやら頭蓋骨に殴られたような痕があったということでした。コナンは殺人だったのか聞きましたが、由衣刑事はそれはないと思うと発言します。

 

発煙

場面はロッジでの会話に切り替わります。

葛西はバズるために屍人の御燈の実験動画を配信したいようですが、他のメンバーは止めていました。

葛西は健彦が来た証だから環姫も動画を配信したいよねと確認をしたところに、香織が割って入り、健彦は死んだんだから私たちに関われるわけがないと言います。

死んだと何度も言わないでと環姫が香織を突き飛ばしたのですが、壁にぶつかった香織の背中から煙が出始めます。

北倉がフードの裏を見たところ、焦げた跡がありました。

しかし、コナンが確認したところ、焦げた跡はあるが、匂いも漂っていないし、熱も帯びていないことがわかります。

 

考察

個人的には先に焦げ跡だけつけておいて、壁と背中がぶつかった衝撃で煙が出るような細工がしてあったのではないかと考えています。

というのも、煙が収まった後に、葛西が屍人の御燈が現れたと言うので、北倉がまさかお前が仕掛けたんじゃないだろうな?と胸ぐらを掴み、壁に葛西を押し当てました。

同じように衝撃が加わったのに、香織の方にしか煙が上がらなかったことから、香織の背中にしか仕掛けがなかったことがわかります。

 

再燃

その後、車でレストランに出かけた一行。少年探偵団と博士が同じ車、葛西、香織、環姫が同じ車に乗っており、北倉のみ1人でミニを運転していました。

突如、葛西がお腹の調子が悪いと言い始め、北倉の運転する車に並走。お互いの車が窓を開けて、トイレに向かうことを北倉に伝えます。

その後、窓を開けて腕を出していた北倉の右腕から突如火が燃え始め、北倉は車をぶつけてしまいました。

コナンは、誰かが故意に火をつけたのだと考えます。

 

鍵は消毒ジェル?

前述したように、香織の背中にだけ何か仕掛けてあったのではないかと考えていますが、ここで使用されたのが消毒ジェルではないかと考えています。

レストランに向かう少年探偵団の会話で、普段アップされている動画と印象が違うところについて話をしていました。環姫が消毒ジェルを頻繁に使うイメージでしたが、実際には香織がよく使っていたことが判明します。

考察

完全にトリックがわかったわけではないですが、この消毒ジェルが今回の火をつけるトリックに関わっているのではないかと考えています。

おそらく、1番目の環姫の腕が燃えた際には、事前に左腕にジェルが塗られていたのではないでしょうか。

ただでさえ燃えやすいフリースがより燃えやすくしてあったのかもしれません。

香織の背中から煙が出た際にも、焦げ跡はあったものの、匂いはしなかったということから、事前に焦げ跡だけつけておき、消毒ジェルを背中につけておくことで、一瞬熱が上がり、発煙につながったと考えています。

では、北倉にも事前にジェルをつけていたのなら、同じようなタイミングで燃えるのではないか?と思えますが、北倉の腕にジェルをつけたタイミングは、北倉がミニを運転している最中だと考えています。

ということは、並走した際に香織がつけるしかないのではないか?と考える人もいるかもしれませんが、ここで着目するのが窓を開ける際の音です。

北倉は火災が運転する車が並走してきた際に窓を開けていますが、その際にキコキコという音がしています。

この時、スイッチで窓が開くのではなく、ノブを回転させることで窓を開けていたと考えられます。

ドアの内側にジェルを塗っておけば、この窓を開ける動作を行ったことで、北倉の腕にジェルを付着させることができるわけですね。

 

環姫が仕掛けている?

それなら誰でも仕掛けられそうですが、レストランに向かう前の会話で北倉とコンパス探偵団が次のようなやり取りをしています。

北倉「じゃあ俺はミニの方を運転してっていいか?」「バンの方は環姫が暖房きかせ過ぎて暑くって」

環姫「仕方ないでしょ?寒がりなんだから」

これらの会話は見方によっては、環姫が北倉をバンからミニに誘導するようにバンの温度を上げているように見えます。

北倉が運転する車に並走しようと発言したのは香織ですが、その前の描写を確認すると環姫が北倉は運転中はスマホを切っているから電話ができないと伝えています。

並走を提案するように仕向けているようにも思えます。

 

消去法

ここで他の人が今回の犯人の可能性も考えてみます。

北倉が犯人だと仮定した場合、自身が大怪我をするようなこはあまりにも体を張り過ぎていますし、葛西の胸ぐらを掴んで壁に押し当てた際に香織の時とは違って煙は上がらなかったことを考えると、葛西を壁に押し当てる行為は自らのトリックを暴くことになるわけなので、北倉が犯人は考えにくいです。

 

葛西が犯人だと仮定した場合ですが、これまでの葛西の言動を見てみると、どうやらバズりたいだけのようです。

にも関わらず、撮影をしていないのに北倉の腕を燃やし、事故に遭わせるのは違和感がないでしょうか。

葛西が犯人なら北倉が事故に遭うことも踏まえて撮影を行なっていそうです。

 

また、葛西がお腹の調子が悪くなったのが本当にアイスが原因の可能性もありますが、コーヒーに何か仕込まれていた可能性もあります。

もしも香織が一連の犯人なのだとすると、コーヒーに何か仕組んだ可能性が高くなるわけですが、その場合、後ろの席から見えているであろう環姫が何も言わないのは違和感があります。

もちろん、共犯なら別ですが。

そのため、香織も犯人でないと考えられそうです。

 

これらのことから私は現在犯人は環姫と考えています

動機としては、やはり健彦の死が関わっているのではないでしょうか。

コナンが由衣刑事に電話した際、健彦は殴られたような痕があったものの、殺人ではないと思うと発言していました。

大和や高明もこの事件について確認していたようなので、この2人の見立てが正しい、つまり事故だったと仮定すると、火災の際に助け出された環姫が、北倉が健彦の死に関与していると勘違いしたのではないでしょうか

勘違いから始まった復讐と考えていますが、健彦の妹である香織は何度も健彦は死んだと言い、葛西はバズりたい(健彦の死を利用)と発言していることから、健彦の死を軽く見ている人達にも痛い目に遭わせようとしているではないでしょうか。

 

またメモを読んでいただければと思います。

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