こんにちは、鳥子です。
注意
こちらはサンデーの内容が含まれる記事ですので単行本派、アニメ派の方はご注意ください。
今回は、
2023年11月22日サンデー掲載の名探偵コナンFILE 1121
の事件について感想・考察を書いていきます。
前回の記事はこちらとなります。
名探偵コナン サンデーFILE.1120 感想・考察「 代役 」
犯人
今回も事件についてわかったことに触れつつ、考察を詰めていきたいと思います。
まず初めに、前回までの記事で挙げていた犯人を変更したいと思います。
前回までは、技術部部長の加勢さんを怪しんでいましたが、私は今回の話を読んで、秘書の上地さんが犯人だと考えています。
手の組み方
順を追って説明すると、加勢さんの話と監視カメラの映像から、社長は展示室のチェック終了直後に、展示室に戻ったことがわかっています。
10秒ほどで再び出てくるわけですが、そもそも展示室に戻った社長は、社長本人ではなく、秘書の上地さんが社長として変装していた姿が映っていたと考えられます。
上地さんは、10年前まで消防士をしていたことがわかりましたが、その時に写っていた写真には、社長も写っていました。
社長と秘書の手の組み方に注目すると、
社長は左手の甲に右手を重ねているのに対し、
秘書は右手の甲に左手を重ねています。
1話目の監視カメラ越しの社長についてですが、展示室チェック前は、左手の甲に右手を重ねているのに対し、展示室チェック後は、右手の甲に左手を重ねています。
重ね方が全てではありませんが、癖のようなものなので、この変化には注目しておきたいですね。
ちなみに、社長の妻の写真もありましたが、社長の妻は社長と同じく、左手の甲に右手を重ねています。
つまり、この手の組み方の違いから、展示室チェック後の社長は、秘書が変装していた可能性があるわけです。
10秒
展示室に一旦戻る瞬間のアズールスローンには、まだ社長の遺体はありませんでした。
しかし、10秒ほどで戻ってきた際には、監視カメラにはちょうど社長が映っており、アズールスローンの様子がわかりませんでした。
もしかしたら、この10秒ほどでアズールスローンに遺体を運んだのかもしれません。
遺体を展示室出入り口から10秒で運べるのか怪しい点と、遺体を展示室出入り口から直接、アズールスローンに運ぶと、カーテンに付着した血を説明できないため、展示室のチェック中に犯人が犯行に及び、遺体を一旦カーテンにくるませて隠していたと考えています。
あるいは、スタッフが展示室から出てくる際に出入り口の血に気付いていないということから、スタッフ全員が出た後で社長が殺害された可能性が考え えられます。展示室のチェック直後ということですね。
そして、社長になりすました秘書が「確認のために戻る」と言って展示室を閉め、遺体をアズールスローンまで運んだのではないでしょうか?
ただ、これだと、カーテンに付着した血が説明できないため、遺体を運ぶ際にカーテンを使って運んだと考えています。血のついた遺体を運ぶと犯人にも付着してしまうかもしれませんし。
流れとしては、
- 展示室のチェック終了
- 展示室からスタッフが全員出た瞬間に、社長になりすました秘書が社長を殺害
- 社長になりすました秘書が技術部部長の加勢さんに展示室で確認することがあると言って展示室に戻る
- 展示室の扉を閉める(10秒カウント開始)
- 出入り口付近の遺体をカーテンを使ってアズールスローンに運ぶ)
- 展示室の扉を開ける(10秒カウント終了)
そして、展示室から出てくるタイミングで、うまく監視カメラにアズールスローンが映らないように遮った可能性があります。
犯人候補の消去
遺体を10秒ほどで運んだのであれば、かなり力が必要なので、手の重ね方の件も含めて、社長の妻は除外されます。
技術部部長は登山愛好会にいたようなので、体格も含めてそれなりに力はありそうなので、候補にはもちろん入りますが、展示室チェック後に犯行に及んだ様子はありませんでした。
というのも、キッドが侵入した際には遺体が椅子に置かれていたので、犯人はルーバーレンズをつける前に犯行に及ばなければなりません。
しかし、停電中に技術部部長が展示室に入り、犯行に及んだのであれば、監視カメラに映るか、キッドと鉢合わせするはずです。
このような描写は今のところなく、キッドも誰かと鉢合わせたようなことは言っていないため、技術部部長も除外して良いと思います。
手の重ね合わせ方の件と、犯行のタイミングや現場の状況から、犯人は秘書と結論付けます。
靴の爪先
社長の両足の靴の爪先に、踏まれた跡があるようでしたが、もしかしたら犯人が、射殺後に仰向けに倒れていた社長を起こすために、爪先を踏んだのかもしれません。
例えば、仰向けに倒れている社長を体育座りさせ、社長の前側から、足のつま先を踏んだ状態で、脇を抱え込むなどして立たせたとか。
実際にそんな方法があるのかはわかりませんが、消防士であれば要救護者を運ぶ方法など熟知しているはずなので、靴の汚れは社長を立たせるために踏んだと考えています。
写真立てを伏せていた理由
そのほか、事件に関する描写で説明が必要なのは、社長の妻が写真立てを伏せていた理由でしょうか。
キチダ工業のスタッフが使っていた部屋で社長の妻と、秘書が待っていたようですが、ただ同じ空間にいただけで、同じ香水の匂いがつくとは考えにくいです。
待っている間に浮気をしていた可能性も充分に考えられますね。そんな中、写真立ての社長の顔が目に入り、気になったため、写真立てを伏せたのかもしれません。
新一の正体
続いて、ほかに気になる描写です。
今回の話の冒頭では、新一に扮したキッドは、ミステリートレインの事件の話をして、白馬からの疑いを退一旦は退けました。
しかし、白馬はコナンがマイクを使っていることと、新一がイヤホンを使っていることに気付きました。これにより、2人がコッソリやり取りしていることだけでなく、新一がなぜかコナンの指示に従っていることにも気付いたことになります。
また、蘭の参加する合コンなら、自分も参加したいと白馬が発言したところ、なぜか新一より先にコナンが反応したことにも気付きました。
コナンが新一に耳打ちして、新一がその通りに喋るのも、新一と蘭の詳しい状況をコナンが知っている状況も、白馬にとっては違和感がありますし、幼児化はさておき、コナンの正体を疑いそうですね。
ちなみに、新一に扮したキッドは、コナンの耳打ちに従って、修学旅行のほっぺへのキスについて蘭に話しますが、その際に、蘭からキスされたほっぺとは逆のほっぺを指さします。
その後のコマなどでは、蘭がなんとも言えない表情をしているため、新一ではないことに気が付いた、もしくは違和感を持ち始めたかもしれません。
次回は白馬探と蘭から追求されそうです。
前回はキッドが本当に工藤新一か聞かれましたが、次回はコナンが本当に工藤新一なのか聞かれるかもしれません。
また、メモを読んでいただければと思います。