サンデー考察・感想

名探偵コナン サンデーFILE.1114 感想・考察「 執事とお嬢様 」

こんにちは、鳥子です。

注意

こちらはサンデーの内容が含まれる記事ですので単行本派、アニメ派の方はご注意ください。

 

今回は、

2023年6月14日サンデー掲載の名探偵コナンFILE 1114

の事件について感想・考察を書いていきます。

前回の記事はこちらになります。

名探偵コナン サンデーFILE.1113 感想・考察「 執事と謎 」

 

気になる描写

伊織の過去

伊織は3年前時点でまだ公安にいたことがわかりました。

伊織は102巻で黒田から呼ばれていた榊原という偽名で過去にどこかに潜入していたことがわかっていますが、今回の話では榊原時代の話ではありませんでした。公安の人間として淡々と任務をこなし、複数の人間を制圧する様子も描かれていました。傷は負ったもののかなり強そうですね。

新幹線の事件の犯人は3年前の暴漢であり、この暴漢に襲われた際、紅葉が伊織が公安であると明かしたことがきっかけで、今回の犯人に公安の伊織だとバレていることがわかりました。

前回の記事では伊織の潜入先が泥参会と予想し、潜入先でたまたま顔を知られた伊織が大岡家に仕えたあとで報復に遭い、紅葉が伊織と呼んでいるところを目撃したといったことを予想していました。紅葉が伊織と呼んでいるところは合っていましたが、あとはほぼ外れてしまいましたね。

 

紅葉の祖父

紅葉の祖父、つまり、大岡家の御隠居は元総理であることがわかりました。まさかの大物にビックリです。政界のドンのような存在だったとは。

黒田はただの知り合いで挨拶したわけではなく、警察庁の人間として大きく関わりのある人物だったことが予想されます。

黒の組織とどう関係するかはわかりませんが、収賄疑惑のある議員を更迭しているので、ブラックインパクトの土門康輝のように悪いことは許せない質かもしれません。まだなんとも言い難いですが、黒の組織が土門の思想に着目して、土門暗殺を計画していたことからも、元総理の御隠居は烏丸グループから目をつけられていた可能性は高いです。

ちなみに3年前当時、この元総理の車は暴漢に割れているというのも気になりました。今のところ、呼吸器の老人は羽田康晴だと考えていましたが、もしも呼吸器の老人が大岡家の御隠居で元総理なら、あの車が世間的に元総理のものだと認知されている可能性があります。

そうなった場合、102巻で黒田と伊織が会話しているところを聞いているコナンが、車が通り過ぎるときにビックリしていたのも「あれは!?元総理の車!?」と反応した可能性が出てきます。

ただ、仮に呼吸器の老人が元総理の場合、3年前の運転手があの運転手だったとしたら暴漢に簡単にやられるのか?というのは疑問です。ただのイメージでしかないですが、あの運転手ならうまく暴漢をやり込めそうな気もしています。

個人的には、まだ呼吸器の老人は羽田康晴だと考えています。

 

紅葉の耳の良さ

紅葉は、から紅の恋歌でもわかっているように耳がとてもよく、謎解きは喫茶ポアロでの事件で伊織との電話先の音を拾って、事件解決に結びつくヒントを出していました。今回、暗闇でも人数がわかるということで、ここで関連してくるかもしれないのが若狭留美です。

若狭留美は初登場回で強盗団を倉庫の中で倒していますし、牧場の地下室では安室さんを気絶させています。暗闇の中でもなぜ強いのか?

その強さに耳の良さが関わっているのかもしれません。今回の紅葉の耳の良さがメタ的なヒントなのかもしれないと個人的には勘繰っています。

 

コナンと平次

今回、コナンと平次が先回りし、被害者のUSBを見つけていました。なぜ、先回りすることができたのでしょうか?

例えば毛利小五郎の依頼人であり、探偵事務所に行こうとしていたといったことを考えていたのですが、今回の話でどうやら被害者は新聞社に行こうとしていたようでした。小五郎とは関係なさそうです。

コナンが起点ではないとするなら、平次、和葉、紅葉が起点となっているかもしれません。それに関連してくるのが紅葉の耳の良さです。

車内は紅葉が席をほとんど買い取っているため、おそらくそこまで騒がしくないはずです。平次の後ろの席の犯人は流石に電話していないと思うので、別に犯人がいると思いますが、その犯人の声が聞こえてしまい事件が起きていることを知ったといった感じでしょうか。

紅葉が、うまく平次に情報を伝え、そして平次は電話するといって席をたち、車内を移動しながらコナンに情報を伝えて、状況を推理、前方の車両に移動して、伊織をみつけた流れだと考えられます。

この時点で伊織が事件に巻き込まれたことに気付いているため、平次が伊織に質問し、その回答から、伊織が何かに巻き込まれていることや、それが鶴城疑惑に関することと関連していると察することができ、犯人が伊織と話している間に伊織より先にUSBを探すこともできたのだと思います。

具体的に伊織の回答からコナンや平次がどう考えたのかについては、私オリジナルの発想ではありませんが、「故人」というのは亡くなった人だけでなく、古文や漢文では古い友人のことも示すようです。

伊織のセリフにある「古い友人」が故人を示しており、社内で古い友人に会ったは遺体が車内にあることを示しているのかもしれません。これは、百人一首が得意な紅葉の執事ならではの言い回しの可能性もあります。

その他は、

  • 忘れるにしてはあまりにも大きすぎる荷物
  • その荷物を指紋をつかないように触っていること
  • 本人であれば座っていた席とカバンの外見の特徴を伝えれば、おおかた荷物が本人のものかわかるにもかかわらず、普通は荷物を忘れた本人が鍵を持っているため、伊織が鍵を開けられないことはわかるはずなのに、伊織に鍵を開けさせてまで中身を確かめていること
  • さらに、もしもコナンが平次に伊織が元公安であることを話していたとしたら、その行動が事件に関与していることを想起させる

ということが考えられます。

 

おまけ

伊織の年齢は設定では30歳、風見と同じ年であるため、風見と関係している可能性があります(同期とか)。伊織は警察庁、風見は警視庁公安部であり、同期だった降谷(警察庁)と諸伏(警視庁公安部)が思い浮かびますね。

3年前に公安だったということで、スコッチこと、諸伏景光の活動時期とかぶっています。もちろん降谷も活動時期が被っていますが、降谷の過去の柵をどのように伊織が知ったのか、単純に景光と会話したのかそうでないのかも気になります。

 

ちなみに、前回予想していたペン型レコーダーについても、小も大を兼ねるも全然外れていましたね。残念です。

 

 

また、メモを読んでいただければと思います。

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