サンデー考察・感想

鳥子の備忘録-サンデー最新話(FILE.1066「RUM」)を受けて

こんにちは、鳥子です。

今回はサンデー最新話を受けての感想戦です。つらつらと書いていきます。気になったところを挙げる感じなので深掘りは今後行っていくことになります。100巻までの内容を含みますのでネタバレ注意してください。

はじめに

これまで98巻までの単行本から考察していた単行本派としてのブログ記事を書いていました。今週のサンデーにてRUMが判明しまして、「RUM判明」というツイートなどをTwitterでよく見かけ、ネタバレをくらいそうな状況に負けてしまい、どうせネタバレするなら自分で読んでしまおう、ということでサンデーを読みました。

感想

老人

私は、FBI連続殺人事件の1-3話をまず暗号解きつつ読んで、少し感想を挟んでから、残りの話を一気に読みました。暗号解いても電話が現れず、間違えたのかと思っていましたが、あれでよかったんですね。

まぁ結果からいくとまだ明言はされていないものの脇田兼則がRUM候補の中のRUMというのは当たっているようです。よかったです…。

脇田の正体も明かされ、58巻にてライこと赤井秀一がNOCバレした際に、キャメルが声をかけた老人が脇田兼則の中の人だったということでした。

58巻のNOCバレした際にいた老人や、24巻杯戸シティホテルの老人、34巻シャロンの葬儀にいた老人、花見回の坂巻重守などに目をつけていたことと、RUM判明という前提情報があったため、FBI連続殺人事件の前半部分を読んだ段階で、「FBI×待ち合わせ」の組み合わせから、なんとなく(58巻か…と)察しました。

結局、脇田の本当の名前は明らかにされていないので、坂巻重守や杯戸シティホテル・シャロンの葬儀の老人もチェックしておきたいところです。

ドクロ

あとは…、RUM候補全員中の人は死んだとされる人って書いてた自分を呪いたいですね笑笑

流石にドクロについて考え過ぎたようです。変装までは読めていましたが、中の人がそのままベースになっているタイプの変装でしたね。作中だと警察が張り込みとか罠にかける際にやってるやつです(萩原には申し訳ないと思いつつ…密かにまだ可能性は狙っているとか、いないとか…)。

ただ、中の人は全員名乗ってる人物と違う人というのは、まだ残されているので、そっちは正解であって欲しいですね。笑

また、キャメルが手にしたコーヒーの袋は3つあり1つは中身が入っていた、という描写がありました。

ほぼ護身のために流した偽情報、大男、女のような男、老人の3つのうち1つは本物を意図していたことも考えられますし、黒田、若狭、脇田のうち1人はRUMである、とも考えられます。ただし、この中身は抜かれた、というのが気になりました。

本物RUMは?

あとは…RUMはRUMでも脇田兼則は本物のRUMか?というところですが、私は今回の話を読んでも、これまでと変わらず脇田RUMは本物ではないと感じました。

影武者の解釈も色々あって、

  • Aという人物は有名な人物であり、自分に似ている人物A'を影武者・替え玉とした
  • Aという人物は特定の人物にしか知られておらず、正体がバレたくないため、あまり似ていない人物Bを影武者・替え玉とした

とか考えられそうです。まずは、影武者から考えていく必要はありそうですね。個人的には、脇田の素顔を見た時、髪のない黒田かな?と思いました。笑

もしかして今までのペアとか双子の流れって…というのも着目しておきたいです。

気になった点としては、

  • 正体がすぐ明らかになるのに、なぜ黒い人を出したのか
  • 黒い人と脇田の乗っている車の窓の形?数?や助手席に乗っている人の髪、ハンドルや椅子が違うのはどういう意図があるのか
  • 脇田の首元と黒い人の首元は、服装が異なるのではないか
  • 大男=キャメル、女のような男=ライ、年老いた老人=脇田という構図はわかったが、それをRUMの特徴とした場合、一体誰にメリットがあるのか
  • 左目が義眼なら眼帯の左側が見えるのはなぜなのか
  • 黒い影の人間はFBIを生捕にしたいが、2年前のRUMは見たら撃ち殺せ、と思考が異なっている

などがありました。個人的には、これまでの、もう1人RUMがいる、という考えは変わらず、その人物が待ち合わせの場にいた3人を見て、護身のための情報を流した、と考えています。

特定されたくないからこそブラフを流したのに、老人が本物なら、なぜ身バレするような情報を入れたのか違和感があります。

また、灰原が3つの特徴をすぐ思い出せたのに対し、義眼に関してはなかなか思い出せなかったのは、異なる時期に聞いた、記憶したのではないか?というのが浮かびます。

2年前までにラムが義眼という情報が流れており、その後、2年前の待ち合わせにて、3つの情報が流されたという流れではないでしょうか。

関連など

RUMが海猿島に流れ着いた水死体の話をしたとき、私はコナン達がクール便に閉じ込められて、安室さんが助けにくる話を思い出しました。風の流れをシミュレートし、Corpse(死体)と記されたレシートを見つける話です。風の流れと海流、死体の部分が共通する点が気になりました。レシートに関してはPUT ON MASCARAからPTONが消えるのを思い出させますね。

あとは、キャメルの写真が羽田浩司事件に載っていた浅香のポーズと同じところですね。私は、写真はやめてください、という感じに受け取りました。

右利きのジン

キャメルが運転する車にライフルを打ち込むジンが描かれました。そのジンはなんと、右手を使っていました。灰原が「ジンは左利き」と言っていましたが、ここでようやく回収されるような描写がありましたね。薬莢が飛ぶ方向に制限を受けるために、ライフルが右手ではないと使えない、などの制約が無ければ、このジンは間違いなくジンではないでしょう。前に記載したキールの株爆上げジン(=イーサン本堂)の可能性があります。

ジンとRUMの関係性

ウォッカは、ジンはRUMと会ったことがあることと、RUMがどこで何をやっているか知っており、顔を変え、ふざけた名前を名乗っていることをキャンティに話していました。

このことと、ジン捕獲作戦の現場にいた老人がジンであったことを考慮すると、90巻暗がりに鬼を繋ぐが如くで、小五郎を未だに怪しんでいることからジンからの報告によりラムが脇田兼則に変装して潜入した流れ(92巻)なのではないか?と考えられます。

私は、78巻で横溝参悟がバーボンと小五郎の関係を目にし、81巻の花見回で坂巻重守がバーボンを確認、85巻でRUM動き出すということも考慮に入れていました。ただ、この考えだと85巻RUMの動き出しから92巻の脇田登場まで時間がかかり過ぎているため、間に何かもう1クッションあるのでは?と探していたのですが、90巻のジンの発言からの脇田登場ならば、この流れはそれなりにわかる気はします。

それでも…この場合も違和感があり、85巻でRUMが動き出したその目的(明らかにされていないが邪魔者や鼠の排除か?)と、ジンが小五郎を疑って脇田を潜入させた流れや目的がずれているのではないか?という、自分ではまだ言葉にできない違和感を感じました。

最近は

  • 横溝78巻→RUM85巻→脇田92巻
  • 横溝78巻→坂巻81巻→RUM85巻→脇田92巻

といった流れを考えていましたが、FBI連続殺人事件を受けて、

  • 横溝78巻→坂巻81巻→RUM85巻→ジン90巻→脇田92巻

といった流れも考えられます。

ただ、ジンのみとの連携で脇田がいろは寿司にきたのであれば、それはただ小五郎を見張るためであり、老人がRUMが脇田兼則を示すアナグラムのメールをバーボンに送る必要はないと考えられます。

考えられる流れは、ジンが脇田RUMに対し、小五郎を探って欲しいと依頼し、脇田RUMがジンには秘密裏に本物RUMに許可を得た上で、脇田兼則として動き出す、工藤新一生存の情報が出て、脇田の指示系統がジンから本物RUMに移った、ということが考えられそうです。

この辺が複雑で、色々分岐していく必要があるのでじっくり答えを考えていきたいと思います。黒田とイーサンとジンと赤井務武の関係なども洗い出さないといけないですしね。

ベルモット

私の推しのベルモットはこの事件でも活躍してくれていました。孤立無援なベルモットは、組織にいながらNOCでもないのに、NOCのような動きをし、コナンサイドに秘密裏に味方をしてくれています。ベルモットは今回、以前疑っていたキールへのNOC疑惑が、キャメルの肩を撃ち抜いたことにより濃厚になったはずです。私は、ベルモットはおそらくもうNOCだと勘づいているものの、自分(ベルモット)にはNOCだとバレてることがキールにバレないようにキールに接している、と私は考えています。正直、NOCと手を組んでしまえば組織崩壊までの話は早いのですが、「あの方」はベルモットがNOCと繋がったと直感ですぐに勘づくのではないかと思っています。この点についても追々書いていきたいと思います。

終わりに

98巻から飛んでFBI連続殺人事件のみを読んだため、とりあえず今後は、これまでの話(99巻に収録される話)を読んで記事を出していきたいと思います。いずれまたFBI連続殺人事件についても触れると思います。

単行本派改めサンデー派になりますが、元々のブログの方は、消さずに残しておき、単行本内でまとめられる記事が出せるときは単行本ブログの方でも出そうかと思います。

サンデー派といいつつもまだ答えだけ知った単行本派という感じなので、なんとか読んで追いつきたいですね。そもそも今から読めるのだろうか…という疑惑。

やはり脇田はスマホ2台持ってましたね。雪山回でスマホ2台持ちを疑っていたのは自身がスマホ2台持ちだからというのは当たってたのかもしれないですね。バーボンにきたRUMメール2通目のスマホと同じように無地の背面のスマホなので、あれが組織用なのでしょうかね。

2020/12/12…追記

逃走するキャメルの1シーンでキャメルの服装がハイネックからシャツのような形になっているコマが1つだけ存在するのですが、あれがバーボンだったのでしょうか。ドライブテクニック的にはバーボンも十分あり得るし、お茶会にて変装術は授けられたはず…。ただ、解釈が難しい。ジンが左に曲がるように指示していたけど、右に曲がったらバーボンがいたのではないか?とも思えます。赤井秀一の曲がる方向の指示が突然あやふやになったため、事前に話し合われていたのではないでしょうか。日本から仮面ヤイバーがヒーロー(緋色)軍団アゼンジャーズに加わった=公安(少なくとも降谷)が工藤家&FBIに加わった、を比喩していると思っています。

また、メモを読んでいただければと思います。

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