サンデー考察・感想

名探偵コナン サンデーFILE.1099 感想・考察「 下がれ 」

こんにちは、鳥子です。

注意

こちらはサンデーの内容が含まれる記事ですので単行本派、アニメ派の方はご注意ください。

 

今回は、

2022年8月17日サンデー掲載の名探偵コナンFILE.1099

の事件について感想・考察を書いていきます。

 

前回の記事はこちらです。

名探偵コナン サンデーFILE.1098 感想・考察「 海の家 」

 

犯人・真相

犯人は茅木舞香で当たっていました。

茅木が1話目で着ていた服を郡山に結ばせた際に、茅木の服に郡山の指紋と掌紋をつけさせました。碓井さんが眠るように、高血圧の薬を仕込んだストロー付きのグレープフルーツジュースをさりげなく忍ばせ、碓井さんに薬とグレープフルーツを摂取させることで気絶させ犯行を実行しました。

着ていた服を脱いで広げ、手袋をした状態で郡山が触った部分を掴みながら碓井さんを絞殺しました。

そして、絞殺した布でそのまま碓井さんを包み、茅木自身は、海の家の客席に敷いていた布を持ってきて、ローマ人の服のように首で結ぶ形で布を服として着ました。

茅木が着る服に使った布は、元太がトルネードウインナーを落とした布だったため、しっかりとウインナーの痕がついていたことが犯人であることを示していました。

茅木の弟が振り込め詐欺を行う半グレグループの受け子だったわけですが、警察に追われて転落して亡くなってしまいました。

その弟に、受け子をやらせた碓井への復讐、およびグループに引き込んだ郡山に罪を着せるというのが狙いだったようです。

 

気になる発言

まずは、事件解決後の若狭先生の気になる発言についてです

若狭先生は免田に向かって

でもよろしいんですか?

振り込め詐欺にかかわっていたのなら

グループのことを話せばあなたも捕まってしまうかも…

と発言しました。

私は以前の動画で、若狭留美はメアリーと協力関係にあり、組織の情報を引き渡すのを条件にMI6に保護されていると考えていると話しました。組織にかかわっていたことは確実だと思いますが、現在はタワーマンションに住み、自由に暮らせているように思えます。

若狭先生が気にした理由として、自分の境遇と重ね合わせたのではないか?と考えています。若狭先生が烏丸グループに関わっていたのであれば、免田への発言と対比すると、烏丸グループにかかわっていたのなら、烏丸グループのことを話せば、自分も捕まってしまうかもしれない、と不安に思っていたのではないでしょうか。

半グレ集団がコナンいっこうを襲いにやってきたところに、沖矢がジークンドーを使用しましたが、

若狭先生はその姿を見て、すぐにジークンドーを使用していることに気付きます。そして、「下がって」と言う沖矢に赤井務武を重ね合わせました。

務武は、

下がれ!!これからまみえる化け物は…

まだ先のある小娘が…命を削る相手ではない…

この俺ぐらいで丁度いい…

と若狭先生に発言していました。

1097話での沖矢に対して言っていた、強くてしなやかでという発言は、務武を思っての発言で確定したと解釈しています。

 

回想シーンはいつ?

では、回想シーンの若狭先生と務武はいつ出会ったのでしょうか?

現在明らかになっている務武の行動は、羽田浩司が殺害された17年前の事件のあとに、羽田家に依頼されてアメリカに渡ったというくらいなので、その時に出会ったと解釈できます。

務武は対峙する相手を化け物と表現していますが、誰を相手にしているのでしょうか?

ここで、候補となりそうな人物を挙げてみます。

1人目はラムです。メタ的な考察になりますが、作者の発言からです。

サンデーに掲載された名探偵コナンの作者、青山先生とジャンプのONE PIECEの作者である尾田先生との対談にて、青山先生は今後の展開について気になる発言をしていました。それは、今後ラムの両目があった頃を描くというものです。そして、その話には赤井務武が絡んでくると発言しています。

今回、若狭先生は沖矢のジークンドーと「下がって」という発言から赤井務武を重ねました。さざ波の魔法使いの話の赤井秀一の説明では、ジークンドーには目潰しの技があるため、赤井務武もジークンドーの使い手であれば、ラムの片目を潰したのが赤井務武だと解釈できます。

また、羽田浩司殺害事件にラムが関わっていることがわかっているため、事件後に逃亡した裏切り者を、始末しにきたのではないか?とも考えることができます。

さらに、追加の根拠としては、若狭留美のアナグラムです。若狭留美の名前をアルファベット表記にし、並べ替えると、AKAI SAW RUMと読むことができます。赤井がラムと会った事実を知っていてそのまま表現したのではないでしょうか?

 

2人目がシャロンです。務武の発言通り、文字通り、化ける、化けさせることができる人物です。私は、シャロンとベルモットを別人、シャロンを現在の「あの方」だと考えているため、適宜、読み替えてください。

あの方は赤井秀一をシルバーブレットと称し、組織を滅ぼす可能性があると考えています。これには、務武の過去が絡んでいるのではないでしょうか?

シルバーブレットは、狼男の息の根を止める唯一の武器なわけですが、「あの方」はどういう意図で赤井をシルバーブレットと認識したのでしょうか?

狼男で考えられる一つの説・比喩ですが、人間が変身して狼男になるということを変装術を使って誰にでも変装できる人間ととらえた場合、変装術を行う自分(シャロン)を仕留めることができる人間という意味で赤井をシルバーブレットとしたのではないでしょうか。これが赤井秀一だけを指すのか、17年前の羽田浩司事件に絡んだ赤井務武も含めて、「赤井」を危険視しているのか定かではないですが、個人的には赤井務武が組織、あるいはボスに1番接近したために「あの方」が脅威として認定したのではないかと考えています。

この世に神様なんているのかしら?-シャロンとクリスは同一人物なのか-

 

これまで組織に近付いてきた人物の中で、唯一、務武だけがボスに1番近付いた脅威なのであれば、あの方が赤井家を恐れ、その息子である赤井秀一を恐れている理由になりうるかもしれません。

今回の登場キャラの免田の、この人たちには手を出さないでという発言に対し、半グレ集団のリーダーの発言である、顔を見られたからそうはいかないという部分がメタ的なヒントになりそうです。

これをそのまま解釈すると、務武はボスの顔を見たために消される羽目になったのかもしれません。

ジンには、あの方が赤井秀一を恐れている理由がわからないとのことでしたが、恐怖のルーツが過去の務武の接近によるものならば、知らなくても仕方が無いと思います。

 

もちろん、次のような解釈もあると思います。

例えば、実際に務武と対峙したのはラムだが、シャロンによって変装が施された素顔ではないラムの可能性です。

結果、側近であるラムが務武に片目を奪われてしまい、恐怖に思ったという流れです。

ここでの最有力候補としては、ラムとしておきます。

 

手の傷

半グレ集団をやっつけた沖矢は、コナンとともに若狭の手を見て、殴った痕のようなものがあることに気付き、…と反応していました

おそらく、半グレグループの何人かを全てやっつけたのが若狭だと気付いたと考えられます。

コナンが現在持っている情報では、若狭先生の正体にはまだ辿り着けないかもしれません。ただ、赤井秀一については、どうやらコナンより多くの情報を持っているように思います。

例えば、優作とともに導き出した17年前の現場に残されたメッセージは、ASACA RUMではなく、CARASUMAと解釈を変更したり、

真純の近くに浅香がいるのではないかと考えたり、

メアリーに関しても、浅香が女だと言われても反応が薄かったり、赤井家は浅香となんらかの接点があるように思います。

その分、赤井秀一は浅香に関する情報も持っているために、1097話で若狭先生に対して服の下は傷がついているのではないか?と確認したり、

コナンから依頼されたにも関わらず若狭から灰原へ仕掛けたのも止めなかったりしたと解釈できます。

そのため、今後の展開としてはコナンがまず赤井さんに浅香や若狭先生に関する情報を確認するのではないでしょうか?

 

簡単なまとめ

ここで話をまとめると

  • 若狭先生の免田への発言は自身の境遇との重ね合わせによるもの
  • 1097話で沖矢に対して務武を重ね合わせたで確定
  • 務武と出会ったのは羽田浩司殺害事件発生後の務武の渡米時
  • 務武が対峙したのはラム、シャロン、シャロンによって変装したラムのいずれか
  • 側近が片目を潰されたことによりあの方は恐怖を覚え、後に、赤井務武の息子である秀一をシルバーブレットとした
  • コナンより赤井の方が浅香に関して知っている
  • CARASUMAのメッセージの解釈
  • 浅香が真純の近くにいる
  • 浅香が女という事に対するメアリーの薄い反応
  • 沖矢から若狭への質問(服の下に傷)

 

また、メモを読んでいただければと思います。

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