ベルモット編 正体推理・考察 黒の組織考察

この世に神様なんているのかしら?-シャロンとクリスは同一人物なのか-

こんにちは、鳥子です。

今回は、ベルモットことクリス・ヴィンヤードと、シャロン・ヴィンヤードについてメモを残しておこうと思います。以前「あの方」のメモで触れているので載せておきます。

真純かキッドについて触れようと思いましたが、止まらなかったのでそのまま(一部だけですが)書きました。

ただでさえ信じ難い人物が浮かび上がってくるかもしれないんだから-「あの方」の正体に迫る-

 

1.シャロン・ヴィンヤード

34、35巻にて登場した工藤有希子の友人でアメリカの大女優です。本人曰く、不幸の連続が起きている人生で、死ぬ思いでスクリーンデビューした、その日に父と母を火事で亡くしており、オスカーを取った翌日に夫が病死しています。また、シャロンの娘として、デビューしたクリスは、シャロンが教えた変装術で、シャロンの夫そっくりに変装し、夫の墓に花を添えるシャロンの背後に立つというブラックジョークをかましてくる娘で10年近く会っていないと発言しています。さらに、本人曰く、自分にはエンジェルは一度も微笑んだことがないため、神様なんているのかしら?と発言しています。コナン界では1年前に急逝したとされ、葬儀の様子が日本でも放送されました。

★気になる点

父と母の話、本当はジョディさんの両親の話では?

微笑んでくれなかったエンジェルは宮野エレーナだよね?

それともエンジェルって投資家のこと?

 

最初の挨拶

最初の出会いの舞台はアメリカのニューヨーク(NY)で、新一と蘭が21巻の飛行機の事件後にロサンゼルスに降り立ち、そのままニューヨークの舞台を見るために出向いた際に、出会いました。

有希子は、ロサンゼルスからNYの舞台の時間に間に合わせるためにかなりのスピードで車を走らせていました。到着した劇場前の道で、有希子のスピード違反を取り締まるために現れた警官を止めるために、NY市警のラディッシュ・レッドウッド警部が登場します。

しかし、実は、ラディッシュ・レッドウッド警部は変装しており、変装を解いた姿がアメリカの大女優、シャロン・ヴィンヤードだった、というのが最初の出会いでした。この出会いがコナン界の1年前の出来事になります。

21巻の工藤新一が解いた事件の原作タイトルは[最初の挨拶]でしたが、実は、NYの事件も含めてなのではないかと思ってしまいますね。

 

黒羽盗一仕込みの変装術

シャロンと有希子は20年前、あるマジシャンに弟子入りし、変装術を教わりました。そのマジシャンとは初代怪盗キッド、黒羽盗一です。変装術を教わった目的は、有希子は当時回ってきた女スパイ役の役作りのためで、シャロンも同じような役で日本に来ていた、ということでした。

★気になる点

本当にスパイの「役」のためなのか?

ジョディ父殺害との関係があるのではないか?

 

働いたのは直感?高速の推理力?

NYのブロードウェイにて新一、蘭、有希子は事件に遭遇します。開演直前に挨拶した3人の舞台女優のうちの1人に向けて鎧が落ちてきますが、その事故の後、シャロンは舞台を観ることなく帰ってしまいます。事件の最後には、昔からそういう勘が働くとい言っていたのですが、本当に勘で帰ることにしたのか、シャロンがかなりの推理力の持ち主で、この後殺人が起きそうだ、というところまで推理したのか不明です(電話では殺人まで犯すとはと言ってましたが)。

もし、そこまでの推理力があるのであれば、「あの方」はかなり厄介な人物になりますね。ただ、どちらにせよ、あの場から去ったシャロンの行動は、何とか理由をつけて、事件が起きそうな場所から立ち去ろうとした、とも考えられる行動でした。

★気になる点

立ち去った理由は?

 

また、個人的に気になったのは、優作はマカデミー賞でTV出演したり(実際には有希子)、有希子もアメリカの特捜番組で推理を披露したり(実際には優作のつぶやき)、新一は新聞に載り、清水寺の件でTVにも出て、コナンもキッドの件で新聞に載るなど、メディアへの露出が多いですね。バレちゃうよ!と思ってしまいます笑。(ウィンブルドンでも大画面に出てましたしね)

 

2.クリス・ヴィンヤード

24巻にて登場したアメリカの女優で、登場時の年齢は29歳です。35巻のシャロンの話では、クリスはシャロンの娘で、変装も教えたということですが、シャロンはクリスは悪い友達とつるんでいると思っていたようで10年前から会っていないということでした。シャロンとクリスは別人として登場していたのですが、42巻の二元ミステリーで、コナンはベルモット=シャロン=クリスと考えています。実体はシャロン1人で、ベルモット、クリスを演じており、シャロンの死後、現在はクリスとして活動しているとなるのでしょうか。クリスは変装術を使い様々な人物に変装します。そのうちの一部について記載していきます。

★気になる点

なぜシャロンを消す必要があったのか?

そこに、誰に、どんなメリットがあったのか?

 

通り魔

まずは、時系列順ということで、NY事件後に遭遇した通り魔についてです。新一と蘭は、事件解決後にタクシーで帰っていたのですが、蘭がシャロンからもらったハンカチが、風で飛ばされてしまい、ハンカチが引っかかってしまった廃ビルの階段に向かいます。そこで上の階から階段で降りてきた銀髪の髪を結った日系人の通り魔と鉢合わせします。

通り魔は傷を負っており、「恨むならこんな結末を用意していた神様ってやつを恨むんだな」と言い、蘭を殺そうとサイレンサーをつけようとしたところ、寄り掛かっていた階段の手すりが崩れ、通り魔は階段から身を投げ出され、落ちかけます(このときにサイレンサーを落とします)。その瞬間、蘭が通り魔に腕を伸ばし、何とか落ちないで済んだところに新一が加勢し、通り魔を助けます(通り魔の脅威の跳躍?腕の力?が発揮されます)。

助けた理由を問う通り魔に、新一のセリフが炸裂します。読者(私)にも突き刺さります。

しかし、通り魔は新一と蘭に助けてもらいましたが、それでもサイレンサーがない銃で撃とうとします。そこで、新一が、通り魔の現状とサイレンサーのない銃で撃つと通り魔が不利になることを説明し、今回は見逃してやると発言し、互いに見逃すことになります。

前置きが長くなりましたが、二元ミステリーでのベルモットの回想では、灰原を庇う蘭に対し、再び銃を向けているのですが、「Move it, angel!」の発言と共に、通り魔の回想をします。コナンを読む上で、回想はその人物の記憶を表す重要な描写ですが、ベルモットが42巻で通り魔視点での回想をしたことで、35巻の通り魔がベルモットであったと判明します。

★気になる点

ベルモットは通り魔の思考も真似たのか?

その必要はあったのか?

 

新出先生

新出智明は24巻で初登場した東都大医学部を主席で卒業した人物で、新出医院の開業医である新出義輝の息子です。小五郎が診療を受けた際に、出会いました。二元ミステリーでは、物語の途中からベルモットが新出先生に化けていたことが判明しました。初登場時はバスケ部のコーチとして帝丹高校に通っていることがわかっていたのですが、途中から校医として通っています。また、45巻の話では、校医として勤め始めてからの新出先生はベルモットであると明らかになっています。

その45巻で、新出先生は自分の代わりに、ベルモットが診療してくれた患者の態度を見て、ジョディにベルモットは本当に悪い人だったのか問います。その問いに、ジョディは、笑って人を殺すような奴がいいやつなわけがない、性格までトレースしたんだ、と返します。

★気になる点

コナンと灰原の幼児化に気付いたのはなぜ?

どうやって?本当に性格までトレースできる?

 

3.同一人物説の比較、確認 /「あの方」の確認

神様は…いるの?いないの?

  • 時系列で1年前にあたる34、35巻のNY編では、「神様」「エンジェル」といった言葉が頻繁に出てきます。
  • また、34巻では、現在の時系列で、ベルモットがジンへのメールで「天国ってあると思う?」と送っています。

それぞれの描写を見てみると、シャロンが冒頭でエンジェルは微笑まなかった神様なんているのかしら?と発言しています。一方、ベルモット扮する通り魔は蘭に対し、恨むなら神様ってやつを恨むんだなと別々の考えとも取れる発言をしています。また、ベルモットがジンへ送ったメッセージも天国の存在を認めるかのような書きっぷりで、シャロンの冒頭のセリフとの違いから、違う考えを持つ人物なのではないか?と疑いをもってしまいます。

シャロン=クリスだからこそ

  1. NY冒頭のシャロンのエンジェルは微笑まなかった、神様なんているのかしら?と発言
  2. その後、新一と蘭に助けられたことにより、エンジェルの存在を認める

という流れはわかりますが、実際には、1と2の間に、通り魔の「恨むなら神様を」という発言が入ることになります。若干違和感がないでしょうか?

気になる点としてチェックしていますが、ベルモットは通り魔の性格、思考も、新出先生の性格、思考もトレースしたのか?という疑問があります。変装術の見抜き方としては、本人や当事者しか知らない内容を変装者が把握していなかったり、変装者の性格、思考、嗜好がにじみ出たりする場合や、物理的状況、身体的特徴から絞ることで見抜くことができます。

例えば、

  • キッドで言うと、外に出たのが毛利蘭だけ、小五郎の煙草、世良真純の性別、園子の指の長さ、阿笠博士のコナンの呼び方など
  • 赤井秀一で言うと、沖矢と赤井の口癖の一致、沖矢の状態で灰原を護衛しているという動きなど
  • 有希子で言うと、マカデミー賞で滲み出た優作の可愛さなど

が挙げられます。

これらの点から、完全に変装者が、変装対象の人物に完全になり切るのは難しいと言えます。また、性格の点で言えば、通り魔はあの後、自殺したことになっているのですが(おそらく本当は殺害された)、赤井をおびき出すためだけの短期の変装のために、これから殺害し自殺として処理する人間(通り魔)の性格までベルモットが真似る必要性はありません

仮に、通り魔に感じた違和感のある「神様を恨んだな」という発言の必要性を考えるとすれば、

やはりシャロン=クリス=ベルモットで、

  • シャロンは蘭に神様なんていないと発言してしまっているために、通り魔として会った際に念のため、逆の発言をしなくてはならなくなった
  • 神様に感謝しなきゃと言っていた蘭に対する嫌味、皮肉

もしくはシャロン≠クリスで

  • 単純に通り魔とシャロンは別人だから神様はいる/いないの別々の考えだった

などと考えることができるでしょう。ただ、(蘭にハンカチをあげた)シャロンが通り魔であれば、1つ目に関しては、そもそもそんなややこしい使い分けをわざわざしなくても「発言しなければいいだけ」です。つまり、通り魔の神様を恨めという発言は、蘭の「神様に感謝しなきゃ」への返しとしてシャロンが「神様なんているのかしら?」という会話を行ったことを受けて発言したものではないことがわかります。

シャロンとクリスが同一人物で考える場合、より意味が通るのは2つ目の方(神様に感謝しなきゃと言っていた蘭に対する嫌味、皮肉)でしょう。当初は、神様も、神の使いである天使もいないと考えていて、蘭と新一に助けられたことにより、天使はいると考えが変わった、ということでしょうか(神様と天使を別で考えているのか微妙なところではある)。

一方で、このNY編での変装は短期の変装であったため、通り魔の性格はトレースしていなかった、可能性も充分にあります。つまり、通り魔の「神様を恨むんだな」という発言は、変装したベルモットの意思がのっかっていると考えられます。そういった意味では、神様がいるのかいないのかという点において、シャロンと通り魔(ベルモット)は別人であるかもしれないという線は消えていません(3つ目)。

同一人物(シャロン=クリス)なら蘭への嫌味、別人(シャロン≠クリス)なら思考が違ったから神様への考え方が違ったの二択ですかね。

後者であれば、新出先生が抱いた疑問の答えとしては、ベルモットは(比較的)悪い人ではないと判断できますが。。

 

「あの方」は慎重居士

ベルモットが発言していた、「あの方」は慎重居士、慎重居士の描写として、シャロンの危険察知からの立ち去る行為はまさにピッタリ該当すると言えます。他にも慎重居士は印象操作の役割があって、居士という言葉から、男性キャラが「あの方」の候補として目を向けられるようにされたのではないかと考えられます。

また、上記の、通り魔の神様を恨め発言の必要性を考えた際、シャロン=クリス=ベルモットと仮定した場合、シャロンは、これから事件が起きそうな舞台を鑑賞せずに帰った、つまり、危険な場所を避けた行動を選択した、のに対して、通り魔はかなり危険な場所に首を突っ込んでいることになります。また、ブラックインパクトや二元ミステリーのベルモットも自ら前線に立っており、この点からも通り魔とシャロンの思考を同一人物として紐付けるには違和感があります。

次にメールの文面についてです。ベルモットは二元ミステリーの最後に、ボスからメールを受け取りました。メールを送信してきた人物が日本語で送信してきたからといって、日本人とは限りません。それは、コナン界の外国人は基本的に日本語もできるためです。特に、二元ミステリーでは、ベルモットとジョディは英語で最初会話をしていましたが、郷に入って、日本語で会話しましょう、と日本語に切り替えました。この点を考慮すると、「あの方」は、自分が普段使う言語を敢えて使わずにわざわざ日本語でメールしている可能性があります。少なくとも「あの方」は日本語ができる、というのもチェックしておきたい点ですね。

メールの内容に関しても、どれくらいの期間、ベルモットを放置していたのか不明ですが、自由にさせ過ぎて、「あの方」の元にしばらく帰ってきていないように思います。ここで思い出すのが、NYでのシャロンの、娘と10年会っていないという発言…シャロン=クリス=ベルモットであれば、そもそもこの発言自体嘘になるのですが、性格や思考の観点から別人だと考えざるを得ないため、34、35巻での発言が真実という可能性があります(半分ウソ、半分本当くらいかも)。発言が本当なら、シャロンにはちゃんとクリスという娘がいて、ブラックジョークを食らった回想もあり、さらに、クリスがベルモットであり、悪い友人=黒の組織との付き合いがあるということになります。

10年離れているのに悪い付き合いがあることを知っているというのは、

  • 10年前から情報が止まっているからなのか
  • 定期的にチェックできる何かがあるからなのか
  • 悪い付き合いの元が「あの方」である自分(シャロン)だからそもそも知っている

なのか…。まぁこの発言はシャロン=クリスでも全部ウソだったということで説明はできる点ですが。

 

灰原は全てを終わらせることができる

二元ミステリーで灰原は気になる発言をしていました。それは、追跡メガネでコナンを追った際に、ベルモットがいましたが、そのベルモットに対して、全てを終わらせにきたと言いました。この発言から、ベルモットと何か決着をつけることで確実にコナンサイドにメリットがあると灰原が思っているということが考えられます。

それは、灰原が「あの方」を知っているからだとすれば、どうでしょうか。例えば、現時点でコナンはシャロン=クリス=ベルモットと考えていますが、灰原が幼児化した状態で、ベルモットに殺されることによって、警察の目がベルモット=クリスに向き、ベルモットが逮捕されることによって、シャロン=クリスが剥がれる可能性があるということです。

つまり、ベルモットは絶対に幼児化した状態で灰原を殺してはいけないということです。二元ミステリーでは、カルヴァドスが蘭を撃ったのに対し、灰原には一切撃たなかったのは、ベルモットから命令を受けていたからと考えることができます。ミステリートレインでも、ベルモットは幼児化した状態で灰原が死ぬことのコナンサイド側のデメリットなどを挙げていますが、実際のところは、デメリットがあるのはお互い様となります。もちろん、前提として、ベルモットの「幼児化がバレること」によるデメリットのひとつに、組織の目がコナンに向き、コナンや周りの人間(蘭)が死ぬことが考えられるため、それを防ぐために灰原を幼児化した状態で殺害しないということがあります。

 

4.過去の殺人

ジョディ父を殺害した人間と理由

シャロンとクリスが別人であれば、誰が20年前にジョディ父を殺害したのでしょうか?

私の考えは

誰が誰なのか

  • 20年前ジョディ両親を殺害=シャロン
  • NY蘭と新一、有希子と会話=シャロン
  • 通り魔=ベルモット=クリス
  • シャロン≠クリス(シャロンの娘)

です。

クリス=ベルモットは、シャロンとは別人でありながら、有希子とのミステリートレインでの会話やジョディとの二元ミステリーでの会話で、自分がシャロンであるかのように話を合わせています。偶然なのか、クリス=ベルモットが口裏を合わせるような描写があるとき、目を瞑っています。これはシャロンにも一部ですが、その描写が見られます。私はこの描写を、シャロンとベルモット(=クリス)の親子が部分的に嘘をついている、何かをはぐらかそうとしている共通の描写・癖として考えています。

  • 42巻、二元ミステリーでベルモットがジンに「工藤新一ってガキ知ってるか?」という問いに対し、「さぁ知らないわ」と目をつむって返答。
  • 49巻、ブラックインパクトにてウォッカが「毛利小五郎とFBIがつるんで…」という発言に対し、ベルモットは目をつむり腕を組んだ状態で「それはないんじゃない?」と返答。
  • 58巻、赤と黒のクラッシュでのジン「その情報をくれたガキ…FBIに匿われているようだが…」に対する「相手は子供…今のところ放っておいても問題ないんじゃない?」という返答。
  • 78巻、有希子の「大女優シャロン・ヴィンヤードはただの老けメイクだったなんて…」に対する「あら…結構辛いのよ?普段から老けたフリをするのって…」と返答。
  • 同じく78巻、有希子の「そうまでして発注したソフト…幼児化を隠す訳と何か関係があるのかしら?」に対する「有希子、そこまでよ…」と目をつむって返答。

ジョディ父を殺害した人物は、単純に薬の効果を考えないシンプルな場合だと、クリス=ベルモットは20年前9歳になるため、ジョディの回想で出てきたベルモットに似た姿の人物はシャロンであると考えた方が妥当です。

なぜシャロンがFBIのジョディ父を殺害する必要があったのかというと、20年前ということですので、ざっくりと広い範囲の書き方で記載しておくと、20年前の烏丸グループに不穏な動きがあったことを察知されたから、ではないでしょうか。そのため、スパイ役のための変装術を20年前に習って殺害に役立たせた、と考えられます(シャロン=クリスでも通じる流れでもあります)。

 

なぜジョディを殺さ(orせ)なかったのか

なぜジョディを目の前にして殺すことができなかったのか、ですが、ジョディ父は自殺として処理し、母親や娘のジョディは、単純に焼死させるという計画であったため、ジョディに傷をつけることができなかったと考えられます。

あるいは当初、燃やす予定はなかったために、眼鏡に血をつけないように直そうとしたところ、ジョディが現れたために計画変更したとも考えられます。その場合、燃やさないのであれば、指紋はついたままでよかったのか?という疑問が残ります。自殺だと判断されたら指紋は調べられないとでも思ったのでしょうか…この部分は、まだ腑に落ちないですね。

また、ジョディを殺せなかった理由としては、当時シャロンには9歳のクリスがいましたが、20年前のジョディとそっくりで、娘のことを思ったために手が出せなかったのではないか?とも考えられます。

★気になる点

水族館デートでの蘭が手袋を外す動作とシャロンが眼鏡を触る際に手袋を外したのは関係があるか?

 

葬儀の目的

1年前に行われた葬儀によって、元々別人であるシャロンとクリスが、シャロンを主体とした同一人物になることができました。ではなぜ、この葬儀を行う必要があったのでしょうか。

その目的の一つに当時の少女を炙り出す必要があったと言えます。二元ミステリーで、ジョディに口裏を合わせたとは言え、クリス=ベルモットは、ジョディのことをずっと探していたと発言しました。焼け跡からは、ジョディの両親の骨しか出ず、ジョディは見つからないままでした。また、眼鏡に指紋をつけたまま、ジョディにその物的証拠を渡してしまったため、当時犯行を行ったシャロンに似ている娘のクリスを葬儀に出すことによって、見事当時のことを知るジョディを炙り出すことができたと考えることができます。

気になる点

そこまでやる必要があるのか?

これこそが慎重過ぎて橋を壊すということなのか?

 

5.不老の秘密と他人として生きる苦悩

二元ミステリーでは、いいタイミングで、飛行機が通ったために、コナンは一瞬ジョディとベルモットの会話の内容を聞けていないと思いますが、ジョディはクリス=ベルモットになぜ歳を取らないのか質問を投げかけました。

シャロンとクリスが別人と分かれば、不老の秘密で考えられるのが、実際に犯行を行った20年前のシャロンと現在のクリスを見比べてしまっているため、同じ人物に見えてしまっているということが考えられます。

見比べる原因となってしまったのが眼鏡についた指紋とシャロンとクリスの指紋、葬儀でのセリフです。そもそも指紋の出所が不明なので、二元ミステリーの初見で、同一人物だと信じられなかったですが、原理としては、良く似た別人の同じ年頃を見たことによって、不老と錯覚したのではないでしょうか。

私の考える流れ

流れ

  • 20年前、シャロン(28、29歳くらい?)がジョディ両親を殺害、当時シャロンには9歳の娘・クリスがいる
  • シャロン、ジョディに「A secret makes a woman woma.」発言
  • NY蘭と新一、有希子と会話したのはシャロン(49歳くらい?)、当時娘のクリスは28歳くらいに
  • 通り魔=ベルモット=クリス(28歳)が赤井を誘き出す
  • シャロン偽装死を行い、葬儀で娘のクリス登場、「A secret makes a woman woma.」発言
  • ジョディ、20年前のシャロン(28、29歳くらい?)と1年前のクリス(28歳)が同一人物であり、年を取らないと考える

です。

二元ミステリーで、証人保護プログラムを馬鹿げた制度だと言っていたクリス=ベルモットですが、その根本原因、理由として、母親であるシャロンに、万が一のために、別人(クリスなのにシャロン)として生活することを強要されたため、組織の人間として生きること、別人として生きること、母親を止められない苦しさを知っていたからではないでしょうか。そのため、長い間、それを打ち砕くシルバーブレットを待ち望んでいると考えることができます。

 

指紋の利用

赤井秀一と楠田陸道の件に関して、

  1. 楠田陸道がコナンの携帯を触る
  2. 赤井秀一がコナンの携帯を触る(コーティング)
  3. 赤井秀一(楠田陸道)の遺体の右手と指紋を照合する

の流れで、赤井秀一の偽装死を行いました。

ジョディが検証した指紋は

  1. 眼鏡に付着した指紋
  2. 貴方(ベルモット)の指紋
  3. シャロンの指紋

であり、1と2、2と3が一致したことになっていますが、2がシャロンとクリスが入れ替わっていれば、全てシャロンの指紋とした上で、ベルモットをシャロンと勘違いさせることはできます。

指紋を使うことで、犯人特定も偽装死もできることが証明されています。ゼロの執行人でも、小五郎の指紋を利用していました。ジョディのいう貴方の指紋というのが本当は誰のものなのか…というところですね。

 

6.ハンカチはどこへ消えた?

事件のあとの蘭と新一との電話で、蘭がそういえばあのハンカチどこいったの?と聞いています。新一は、そういえばどこにいったっけ、と思っていますが、私は、ハンカチは事件に関わる唯一の物的証拠だと考えています。といっても、1年前のDNAや、指紋がハンカチにどれくらい付着して、残るものなのかというところですね。

ハンカチとベルモットで思い浮かぶ事件は、虹色のハンカチですね。ベルモットはピスコに、シャロンは蘭にハンカチを渡しました。別れを意味する、イメージするハンカチですが、それぞれの描写で、あなたとはここで終わりよ、という意味があったのかもしれませんね。

 

7.エンジェルが微笑まなかったのは…

シャロンを「あの方」として見るのであれば、シャロンに微笑まなかったエンジェルは、本物の天使ではなく、黒の組織のエンジェルである宮野エレーナだと想定できます。宮野夫妻が開発したシルバーブレットの効果を考えると、高確率で死に至るため、本来の効果である夢のような、若返りが得られないということから、エンジェルが微笑まなかったと考えることができます。であれば、慎重居士であるシャロンは、両親と夫に試したという可能性も考えられます。ただ、両親が火事で亡くなった、で思いうかぶのはジョディであるため、実は20年前にシャロンが行ったジョディに対する仕打ちを自分が体験したかのように話したのではないでしょうか。となると夫が病気で亡くなったことが、シャロンがエレーナに微笑んでほしかったことに関係するのかも。

ちなみにアメリカでは起業して間もない企業に資金援助する投資家をエンジェル投資家というらしく、宮野エレーナ=エンジェルだけでなく、金集めをする黒の組織と資金援助する資産家の関係も比喩されているのではないか?とも考えています。大きな目的のためにお金を集めていたし、薬も作っていたが、目的は果たされなかった(微笑まなかった)的な?

(ちなみにフォールンエンジェルというカクテルがあるらしいですが、まさかヘルエンジェルはそのままコードネームじゃないよなぁ?とか思っています)

 

8.活動拠点はアメリカ?日本?

  • 20年前、ジョディ父が殺されたのはアメリカ
  • 17年前、羽田浩司が殺害されたのもアメリカ
  • 灰原が留学していたのもアメリカ
  • 1年前、シャロン、クリスがいたのもアメリカ
  • 最近の組織の動きは日本

と組織の活動拠点を見てみると、過去はアメリカでの活動が多いように思います。宮野夫妻が薬の開発時に別れなければならなかったのは、ラボがアメリカにあったから?と考えると、そこにプロジェクトの中心であるボスもいたのでは?と勘繰りたくなりますね。本堂瑛祐がアメリカに行ってしまったため、何か新しい展開を持ってきてくれそうな気がしています。

 

9.別人説のその他の描写

検診

★気になる点としてチェックをつけたもので、ベルモットがなぜコナンと灰原を見つけられたのかというものを挙げています。二元ミステリーのコナンの推理では、新一の頃のアルバムを見たから見つけられたんだと考えています。しかし、シャロンとクリスが別人である場合、この推理は破綻します

では、ベルモットはどうやってコナンにたどり着いたというのでしょうか。その答えとして、バスジャック事件時点で毛利小五郎が関わった事件の調書を盗んだことと、帝丹小学校の内科検診で訪れていたことが結びつくと考えています。また、新出先生の代わりに診察できたことを踏まえるとベルモットには少なからず医学的知識が伴っていることも考慮する必要がありそうです。組織の開発した薬について知っていれば、それがどんな効果をもたらすか、ベルモットは想像がつくでしょう。若返りに成功したした場合にどうすれば見分けがつくのかも知っていたかもしれません。例えば以前別記事で挙げた、呼吸器系への影響が判断材料であれば、その上で、帝丹小で江戸川コナンを診察すれば、コナンが幼児化した人物と判断することができます。

そもそも帝丹小をターゲットにするには、毛利小五郎が関わった事件の調書を読むことで、本堂瑛祐方式によって、小五郎の推理力が上がっていることとコナンの登場を踏まえて帝丹小が浮かび上がるというわけです。

灰原がシェリーだとわかったのは、もっと後で、バスジャック事件の際に、灰原は内科検診を受けていなかったことがわかります。上記の判断材料を踏まえると、阿笠博士の家に新出として入ることができた際に、診察をしたことで見つける(シェリー確定)ことができたと考えることができます。

ベルモットがすぐ灰原を見つけられなかったのは、20年来の古株ではないからじゃないか?と考えています。灰原の小さいころを知っている組織メンバーであれば、灰原を見たら、すぐわかるはずなのですが、酒巻昭回では、すぐばれず。コナンの眼鏡のおかげかもしれませんが。

NY編の新一は、パーカーを着ていて、酒巻昭回のコナンは眼鏡をかけておらず、パーカーを着ていたので違和感に気付いたのかもしれませんね。そして新出先生に変装をして検診をした。

 

髪の長さ(個人的にはこの描写がかなり重要だと考えています)

これは不老の箇所で書こうと思いましたが、不老に関して、いつ不老になったと気付くのか気にならないでしょうか?

例えば、自分が不老の薬を飲んだ時に、どのタイミングで、そして何をきっかけに気付くでしょうか?

髪が伸びなくなった、爪が伸びなくなった、年齢の割に体力や筋力が衰えない、などいくつか考えられると思います。ベルモットがもし不老の薬を飲んでいる、打っていると仮定したら、ジョディの発言から20年前から歳を取っていないということ、その時点から不老が始まっていることになります。その場合、NY編での通り魔のジャンプ力は中身がしわくちゃな人間にしてはあまりにもジャンプ力があり過ぎるので、筋力が維持されていると考えられます。では、ここで筋肉や髪の毛の成長、老化が止まっているとしたら違和感が生まれないでしょうか?

NYの事件で工藤新一がシャロンと出会った時、シャロンの髪の長さはショートでした。一方その後に行われたシャロンの葬儀(時系列で現在から1年前に行われた葬儀)に現れたクリスは、ロングヘアです。

44巻にて怪盗キッドが次郎吉に変装した際に、変装の上にゴーグルがつけられないことがわかっています。ただし、二元ミステリーのように変装の上に包帯を巻くということはできます。ということは、ゴーグルと包帯の関係で考えると、おそらく、力の加減によって変装が崩れてしまうため、マスクをべりっと剥がすことで、もう一段回の変装を出現させる変装(二重変装)はできないと考えられます。であれば、NYでラディッシュの変装を解いた際のシャロンの髪の長さはショートヘアで確定となります。二重変装ができない理論からいくと、エクステをつけていたら、ラデッシュの変装を剥がした際にとれてしまいますからね。シャロンの葬儀に現れたクリスは、ロングヘアーでしたが、クリスがエクステをつけていない限りは別人といえます。

葬儀から1年後の話から見ても、二元ミステリーで変装を解いたベルモット(クリス)の髪はロングヘアであり、赤井秀一の発言より、素顔であることがわかります(コナンは眠っていたために知りません)。現実の話も取り入れると、1年前にNYで出会ったシャロン→現在のベルモットの髪の長さを比較すると、人間が1年で伸びる髪の長さにしては相当急速に伸びる必要があります。調べたところ人間の髪の伸びる長さは1年で12cmほどらしく、NYのシャロンのショートから二元ミステリーの長さは見た目で判断すると12cm以上はあるように思います。シャロンとは別人である要因と考えられます。

まとめると以下のような感じ

まとめ

  • 1年前(NY、35巻):ラディッシュの変装を解いたシャロンはショートヘア
  • 現在(二元、42巻):新出先生の変装を解いたクリスはロングヘアー
  • 怪盗キッドの変装(44巻)では、変装の上に、力がかかる二重変装ができない(ゴーグルがつけられない)
  • 1年であまりにも髪が伸びすぎている

 

個人的には、42巻からの44巻の怪盗キッド、45巻の新出先生の疑問が登場したタイミングが絶妙過ぎると思っています。

また、ベルモットが不老状態になって、長い間困っているのだとしたら、解毒してくれるかもしれない灰原を消そうとするのは矛盾しているように見えます。この点からも、ベルモットが本当に不老状態なのか怪しいところ、やはりシャロン≠クリスではないかと考えられる点かと思います。

 

10.メールアドレス

安室透こと降谷零は、ベルモットと「あの方」の関係を調査することができたわけですが、どこから調査できたのでしょうか。現時点で、ボスについて判明している描写は、ボスのアドレスとなります。ボスのアドレスは七つの子と判明しているわけですが、作中でも描かれているように契約した人間がいるはずですので、調査すればその素性も分かりそうです。高木刑事に調べてもらおうとしてもらっていましたが、灰原が高木刑事が消されると指摘しています。降谷零であれば、組織の人間として調査することができるため、高木刑事が調べるのとはまた状況が変わってくると考えられます。

黒田の言う大事に関わってくるのかは微妙ですが、公安であれば、実はボスのメールアドレスから黒の組織のボスの居場所を掴むことができる可能性があって、「大事」によって「あの方」の確保に動くとか?そこまではちょっと考えが飛びすぎかもしれませんが。FBIやCIAもメールアドレスをつかんでいたなら同じことをやりそうなので、メールアドレスから「あの方」とベルモットの関係性がわかるのは薄いかもしれないですね。

 

11.シルバーブレットの比喩

シルバーブレットは、狼男の息の根を止める唯一の武器なわけですが、「あの方」はどういう意図で赤井をシルバーブレットと認識したのでしょうか?

狼男で考えられる一つの説・比喩ですが、人間が変身して狼男になるということを変装術を使って誰にでも変装できる人間ととらえた場合、変装術を行う自分(シャロン)を仕留めることができる人間という意味で赤井をシルバーブレットとしたのではないでしょうか。これが赤井秀一だけを指すのか、17年前の羽田浩司事件に絡んだ赤井務武も含めて、「赤井」を危険視しているのか定かではないですが、個人的には赤井務武が組織、あるいはボスに1番接近したために「あの方」が脅威として認定したのではないかと考えています。

 

12.親子の癖

先述した通り、ベルモットとシャロンの共通の癖として目をつむっているときはウソをついているのではないか?と考えているのですが、他にも癖らしきものがあります。それが電話の際に腕と足を組む行為です。NY編の最後の、シャロンが有希子と電話している際のポーズについて、シャロン=通り魔=ベルモット=クリスであれば、おなかを撃たれた通り魔が翌日お腹を押さえているとみれば、話はつながるのですが、78巻のミステリートレイン前日のベルモットからジンへの電話のポーズを見てみると、NY編のシャロンと同じポーズをとっています。(足の組む方向が違うかもしれませんが。)

私はこれを見たとき、NY編のシャロンがお腹を押さえているのは、「シャロン=通り魔だから」ではなく、「シャロン≠通り魔(=ベルモット)かつ親子(シャロンとクリス)の癖が同じだから」でも通じる描写じゃないか?と思いました。

 

板倉のソフトと1つの仮設

板倉のソフトは今後考えたいことの一つですが、例えば、警察から万が一追い詰められた際に、ボスを烏丸にミスリードするために、変装術の変装で烏丸になるのではなく板倉のソフトで静止画やちょっとした映像から烏丸を再現してしまうとか考えれそうですね。キールが入院していた時の、水無玲奈の映像を合成したイメージです。板倉のソフトは全然触れられていないので、終盤まで出てこなさそうな気がします。

現時点では、以下みたいなことを考えています。

灰原の発言から、半世紀前から組織が何らかの目的で動いていることがわかっているため、その時点の「あの方」は少なくとも成人だろうと考えられます。そこから50年くらい経っているので、もし現在生きているなら70歳以上と考えられます。これに当てはまるのは数少ないキャラですが、そのうち、烏丸蓮耶は当てはまることになります。50年前だとすると90歳くらいでしょうか。そして、半世紀前からある組織のプロジェクトに「コナン」が巻き込まれたという事なので、高齢で死にたくなかった烏丸蓮耶が若返るためのプロジェクトを開始した?途中で「あの方」がシャロンと入れ替わり、現在に至る。烏丸にすべての罪を被せるために、ソフトを発注?という感じかも。烏丸の映像が垂れ流されて、映像の発信元をたどっても誰もいない!みたいな。

以下、考えている大まかな流れ。

組織の流れ

50年前、烏丸(90)、死にたくないのでプロジェクト開始。

30年ほど前、宮野厚司、白鳩製薬に。

29年前、シャロンと夫との間にクリスが生まれる。

29~20年前、シャロンの夫が病気になる、治療薬を探すも見つからない。そこで烏丸の噂を聞きつける。病気である夫に使うことができるかもしれない。

20年ほど前、シャロンが変装術を身に着け、烏丸グループに接近。薬は間に合わず「あの方」烏丸が死亡。シャロンが次の「あの方」に。ボスの正体がバレても大丈夫なように連絡手段にカラスを思わせる七つの子を使ったメールアドレスを使う。

20年ほど前、烏丸の死後、薬を完成させられる人間を探し、宮野厚司・エレーナにたどり着く。

20年ほど前、FBIが烏丸グループの不穏な動きを察知。シャロン、スパイ役の力を活かし、ジョディの家に潜入。ジョディ父を殺害。

18~17年前、宮野夫妻死亡。シャロンの夢叶わず。

17年前、赤井務武が組織(シャロン)を追い詰める。

10年前、クリスに変装術を教える。クリスがこの時期から組織に入る(灰原にすぐ気付かなかったのも20年以上の古株ではなくこの時期に入ったから?)

2年前、赤井秀一をふる。板倉に接触する。自分が変装術を使う必要はない、ソフトを使って完全に烏丸に罪を被せよう。

1年前、工藤新一&蘭と出会う。クリスに通り魔を演じさせ、赤井秀一を誘き寄せる。シャロンは援護。

1年前、シャロン、偽装死する。

現在。

 

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というところで、かいつまんで書き出してみました。まだまだ記載し足りないですが、今回は一旦この辺にしておきます。

見直しも行っていこうと思います。

 

余談

なんとなく、蘭は、よく変装に違和感を持つので、最後は新一と蘭が、シャロンとクリスが別人って気付きそうな気がしています(本当に別人ならですが)。

あとは、高飛車な女の背後で聞こえた猫のような鳴き声は、警察のパトカーではないかと考えています。個人的には1年前のNYで通り魔に扮して赤井秀一をおびき寄せていたり、板倉卓の事務所に侵入したりしていたので、警察に追われていた最中での電話だった、とか。

ベルモットの子供が近付いてくる声(鳴き声)という選択肢もありますが、お花見回(81巻)でベルモット扮する妊婦の素江が妊娠初期にみられるつわりの症状を見せジョディに仕掛けた盗聴器を回収しました。この行動に対し、コナンは「他の原因かもしれない」とは考えているようでしたが、ベルモット視点からすると、

  • 妊娠したことがなく「つわり」がいつの時期に起きるかの知識がなかった
  • わざとコナンに変装だとわかるようにした

など考えられそうです。

弁﨑と素江は夫婦ではないのに、夫婦設定かつ妊婦に変装したことから妊婦の方が潜入しやすいと踏んだと考えられます。それなら妊婦の設定を貫き通せばよいはずですが、わざわざつわりのような症状にしたのはなぜなのか考える必要がありそうです。「つわり」の情報がコナンや灰原が博識だから知っているのか、一般的にコナン界で知られている情報なのかにもよりますが、もし本当に1つ目だとしたらベルモットには子どもがいないのではないか?と考えられそうです。2つ目だとしたら高飛車な女の電話の向こうから聞こえた猫のような鳴き声の選択肢から「子どもの鳴き声」がまだ消せないことになります。

この辺はまた、考えていきたいと思います。

 

また、メモを読んでいただければと思います♪

-ベルモット編, 正体推理・考察, 黒の組織考察
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