こんにちは、鳥子です。
こちらは99巻までに収録される予定の内容が含まれる記事ですので単行本派、アニメ派の方はネタバレにご注意ください。
今回は、ジョディ捜査官のある疑惑についてメモを残しておこうと思います。
疑惑: メアリーのMI6の仲間はFBIのジョディ捜査官ではないか?
今回はこの疑いについて考えていきたいと思います。
千の顔を持つ魔女
私がまず疑いを持ったのは、サンデー99巻に収録されるモデルパーティー毒殺事件でのメアリーの回想からです。ヴォクスホールブリッジでの待ち合わせにて、務武が変装を解き、ベルモットの素顔が現れたシーンで、メアリーが
確かに私なら今回のように主人がどうか見分ける事ができる…千の顔を持つ魔女の変装かどうかを…
と発言しています。このセリフと構図で思い出すのが、二元ミステリーで新出先生が変装を解きベルモットの素顔になった後、ジョディと会話している中での日本語でのセリフ
さすが千の顔を持つ魔女ベルモット…その変装能力があれば、どこでも侵入できて調べ放題ってわけね…
です。メアリーに関しては、ベルモットのことをベルモットとは呼んでおらず、千の顔を持つ魔女と呼んでいます。
メアリーがコードネームで呼んでいないのは単純にMI6内でコードネームの共有がされていないという線もありますが、では、なぜ異なる機関で同じ「千の顔を持つ魔女」という呼び方なのか違和感がありました。
MI6の仲間の調査
メアリーはテムズ川に落ちて、ホテルに戻ってきた後、ウィンブルドンの中継(録画)に映るコナンを目撃しました。そしてMI6の仲間の力を借りて情報を収集し、10年前に海水浴場で出会ったホームズの弟子と名乗る少年と同じ人物であることにたどり着きました。
そこで、MI6の仲間から工藤新一の情報を聞いた流れで、現場によく現れる少年のイメージが描かれます。そのイメージには、目暮警部とその後ろに高木刑事、2人に対面し手を広げるコナン(背面)が描かれていました。コナンはお馴染みのジャケットを着ているようです。
私はこれを見た時に最初に思ったのは、この様子・立ち位置から見ていた人物がMI6の仲間ではないか?その人物のイメージが描かれたのではないか?と思いました。
そして、高木刑事がイメージに描かれていることから、高木刑事が初登場した19巻からロンドン回71巻までの時系列の間であることを踏まえると、MI6の仲間が既出キャラなら
- 19〜71巻に登場した人物
- 高木刑事・目暮警部にコナンが対面した様子をコナンの後ろ側から見ている人物
- コナンの服装はお馴染みのジャケット
この条件に当てはまる人物が、メアリーの言う「MI6の仲間」と考えられます。もちろん、ただのイメージであり、既出キャラではない、という可能性もあります。
候補
下記が19〜71巻の間で、高木、目暮、コナンが揃った回かつコナンのジャケットがお馴染みのものです。オレンジをつけているのは、高木、目暮、コナンを見ている立ち位置的にありえそうな回を示しています。
- 23巻FILE 10〜本庁の刑事恋物語2
- 24巻FILE 3〜暗闇の中の死角
- 27巻FILE7〜バトルゲームの罠
- 32巻FILE5〜アイドル達の秘密
- 32巻FILE8〜シカゴから来た男
- 33巻FILE10〜隠して急いで省略
- 34巻FILE2〜西の名探偵vs英語教師
- 40巻FILE10〜似た者プリンセス
- 44巻FILE4〜本庁の刑事恋物語6
- 46巻FILE2〜ストラディバリウスの不協和音
- 47巻FILE8〜コナン平次の推理マジック
- 53巻FILE7〜黒の組織の影
- 59巻FILE2〜弁護士妃英理の証言
- 64巻FILE4〜初恋の傷跡/過去を呼ぶ傷跡
- 69巻FILE7〜裏切りのホワイトデー
ここで4つの事件のうち、3つにジョディ捜査官が登場している点が気になりました。
この4つの事件の登場人物から、メアリーの言うMI6の仲間の候補として私が思う「ありそうな順」で挙げるなら
- ジョディ捜査官
- 沖野ヨーコ
- 剣崎修
- 沖野ヨーコ以外のアースレディースメンバー
という感じでしょうか。この点に関しては前にツイートしてたものと大体同じですね。
詰めていきたいMI6の仲間・協力者候補達
記載済み
・ジェイムズ
これから
・ジョディ
・剣崎修
・アース・レディース(沖野ヨーコ含む)ジョディと沖野ヨーコの
2択になりそうな気がする…
沖野ヨーコに関してはCIAも関係ありそう— 鳥子/名探偵コナン考察ブログ「鳥子の備忘録」管理人 (@TorikoTottori) 2020年12月15日
そもそもの「仲間」の定義
あくまで今回考えようとしている「MI6の仲間」という意味は、メアリーがどう思って発したかによります。例えば下記の2種類などです。
- MI6に「所属している」仲間→同僚
- MI6に「協力している」仲間→協力者
メアリーの指しているMI6の仲間がこの同僚を指すのか、協力者を指すのかによって、ジョディ捜査官が候補に入るのか入らないのか変わってきます。
また、高木、目暮、コナンが同じ現場にいるイメージが
- ただのイメージ(現場によく顔を出す少年を表現したいだけのイメージ)として描かれたのか
- MI6の仲間が実際に見た現場のイメージとして描かれたのか
によっても既出キャラなのか?ということが分かれます。
つまり、上記の組み合わせを書くと
- メアリーの言う仲間は「同僚」を指し、高木、目暮、コナンのイメージは「ただのイメージ」の場合
- メアリーの言う仲間は「同僚」を指し、高木、目暮、コナンのイメージは「その同僚が現場で見たイメージ」の場合
- メアリーの言う仲間は「協力者」を指し、高木、目暮、コナンのイメージは「ただのイメージ」の場合
- メアリーの言う仲間は「協力者」を指し、高木、目暮、コナンのイメージは「その協力者が現場で見たイメージ」の場合
となります。
ちなみに現時点で、私は若狭留美とジェイムズはメアリーと同僚だと考えていますので、それを加味すると、上記の1〜4に該当する人物は
- 若狭留美、ジェイムズ、既出キャラではない(モブ的なキャラ)
- ジョディ、剣崎修、アースレディース
- 既出キャラではない(モブ的なキャラ)
- ジョディ、剣崎修、アースレディース
という感じでしょうか。
普通に考えると、MI6の仲間→同僚(1か3)だとは思うのですが、今回の記事は、どちらかというと「高木、目暮、コナンと共に現場にいたキャラ」を中心に語っているので、2と4を取り上げた内容になっています(既出キャラではない、となると語りようがないので…)。1は別記事に書けるのであれば書こうと思います。
また、2の候補に、ジェイムズと若狭留美を入れていませんが、今後の展開に「あの現場に実はジェイムズや若狭がいた」という描写が描かれる可能性も、もしかしたらあるかもしれません(ただし、後付け感が強くなるので、その描写がされる線は薄いかもしれないですね)。
メアリーとの繋がり
ただ、2と4の候補者とメアリーの繋がりを見つけるのは、なかなか厳しいです。せいぜいジョディ捜査官あるいはFBIがベルモットを追うために、他国の諜報機関と連携を実はとっていて、その時にメアリーと繋がったのではないけ?ということは考えられます。そのために、ジョディ捜査官とメアリーはベルモットのことを「千の顔を持つ魔女」と同じ表現しているという感じでしょうか。
ただ、他国の諜報機関同士が情報を渡し合うのかどうかってのは考えなければならない点ですね。そんな緩い世界ではないような気がします。
複雑なパターンだと、メアリーが言っている「MI6の仲間はジェイムズもしくは若狭留美であり、高木、目暮、コナンのイメージはジョディ捜査官、剣崎修、アースレディースの誰かが現場で見たものである」というパターンです。
このパターンだとメアリー(MI6)ージェイムズ(MI6&FBI)ージョディ(FBI)という繋がり方が濃厚でしょうか。ジェイムズはFBIとしてジョディからコナンおよび新一の情報を受けていて、MI6としてメアリーに情報を渡したという可能性です。ジェイムズの二重スパイ説が当たるかもしれません笑
まとめ
- メアリーのMI6の仲間というセリフと高木、目暮、コナンと同じ現場にいたイメージより、既出キャラの中で、MI6と繋がっているキャラがいる可能性がある
- 高木、目暮、コナンと同じ現場にいたのであれば、ジョディ、剣崎修、アースレディースの誰かが該当する
- 高木、目暮、コナンのイメージが同じ現場にいたのではなく、ただのイメージ(現場によく顔を出す少年を表現したいだけのイメージ)なら若狭留美やジェイムズ、もしくはモブキャラがMI6になりそう
- メアリーのベルモットへの表現「千の顔を持つ魔女」がジョディの二元ミステリーでの表現と同じことから、ジョディ、剣崎修、アースレディースの中から選ぶとすれば、ジョディがメアリーと繋がっている(ベルモットを追っている際に連携を取ったか?)
- ただし、ジョディとメアリーの繋がりの間に、ジェイムズが介入していることも考えられる。ジェイムズはFBIとしてジョディからコナンの情報を受け、FBI側には知られないようにMI6と連絡を取っている、とか(以前書いたジェイムズは実はMI6説)
私が見たいのは君達の手並じゃないさ…-ジェイムズ・ブラックはMI6所属か-
確定はできませんでしたが、今回は疑惑というところで終わりたいと思います。
書いているうちに、メアリーージョディの直接的な繋がりではなく、メアリーージェイムズージョディという方がありそうな気がしてきました。ジョディとMI6との繋がりを疑ったのに、最終的にジェイムズMI6説を後押しすることに…。ジェイムズが本当にMI6ならジョディがMI6と(意図せず)繋がっているということは間違いではないですが…笑
余談
ジョディ捜査官はシャーロキアン?
私がジョディ捜査官で気になった描写は他にもあります。それが、42巻で蘭と園子の同級生であり、コンビニでバイトしてい七川が容疑者として疑われた事件でのセリフです。
蘭はこの事件で、シャーロック・ホームズのセリフにある「不可能なものを除外していって残ったものがたとえどんなにありえないものでも、それが真実」というセリフを思い出そうとしますが思い出せません(29巻の美國島でコナンが言ってたセリフですね)。
それに対し、英訳されたセリフ「When you have eliminated the impossible, whatever remains, however improbable, must be the truth.」をジョディ捜査官が答えます。
蘭がそのセリフを知っていたのは、シャーロキアンの新一のおかげであり、完全に思い出せない原因がシャーロキアンではないから、とするならば、すぐに返答できたジョディ捜査官はシャーロキアンの可能性があります。もちろん、ジョディ捜査官の年代では一般的に知られているという設定もあるかもしれませんが…。まぁ、シャーロキアンだからといって、→イギリス→MI6という繋がり方はしませんが、参考までに記録しておきたいと思います。
また、メモを読んでいただければと思います♪