こんにちは、鳥子です。
注意
こちらはサンデーの内容が含まれる記事ですので単行本派、アニメ派の方はご注意ください。
今回は、
2024年6月19日サンデー掲載の名探偵コナンFILE 1127
の事件について感想・考察を書いていきます。
前回の記事はこちらです。
名探偵コナン サンデーFILE.1126 感想・考察「 不審な来客 」
目次
所感
今回の話を見て、前回の考察は全然違ったなと感じました。
前回は犯人を判家だと考え、かつ猟奇殺人犯の仲間だと考えましたが、今回の話を見て尾村が怪しいと考えています。そして、尾村は猟奇殺人犯とは関係がなさそうにも思えます。
話の流れ
まずは今回の話の流れを整理します。
蘭達がコナンの部屋にあった予備の探偵バッジを使って、誘拐されたコナンが持っていた探偵バッジと通信をし、梓と連絡を取りました。
梓は切断された血まみれの指が床に落ちており、瓶詰めにされた生首が冷蔵庫にあったことを伝え、「猟奇殺人犯の家に誘拐されたのではないか」と考えます。
梓とコナンのスマホは誘拐犯に取られたようですが、梓は財布とハンカチとマッチ箱、そしてワイヤレスイヤホンを所持品として持っていました。
梓が梓達をさらった人物を伝えようとしたところで、誘拐犯の仲間が2人登場しました。
梓はくしゃみをしていた人物が犯人だと伝えたものの、会話が遮られてしまいます。
犯人の話によると、コナンと梓さんは4時間後の0時に用済みになるとのことでした。
その後、探偵バッジは破壊されてしまいます。
元々部屋に誘拐犯はいませんでしたが、梓たちに妙な真似をされないように、誘拐犯の1人が見張りとして部屋に残ることになりました。
ポアロにいる蘭、園子、真純と安室で、ポアロにいたくしゃみをしていた3人について推理することになります。
ポアロにいた客
次に、ポアロにいた3人について整理します。
判家潔
ビーフシチューにいちゃもんをつけていたことから、ビーフシチューの評判を聞きつけ、レシピを探りにきた飲食店関係者かと真純は考えていたようです。
しかし、安室はレシピをちゃんと渡したようなので、梓を誘拐する理由はありません。
梓達が用済みになる0時とは何も関係ないように思えますが、蘭はレシピ本を電子書籍で出すつもりなのではないかと考えます。
しかし、これについても、流石に入手したその日に発売は早すぎるし、それで誘拐するのも考えにくいと真純は否定します。
安室は梓がどこかで見たと言っていたことから、どこかの飲食店で見ただけかもしれないと発言します。
金丸嶺太
カウンターでずっとコーヒーだけ飲んでいた目つきの悪い人物で、園子は梓のストーカーではないかと考えます。しかし、真純はストーカーだとしたら12時になっても用はあるだろうし、どちらかというと安室を睨んでいたと発言します。
蘭と園子は金丸のことをどこかで見たことがあるようでした。どうも安室や真純と会う前のようです。73巻より前の話になるわけですね。
安室さんは、カウンターの下の棚にハーブ入りソルトの予備があると教えてくれたことから、常連なのではないかと考えました。
ポアロのマスター?
メタ的な考察になるのですが、43巻の忘れられた携帯電話では、アニメ版でポアロのマスターが登場します。そのマスターの声優は金丸淳一さんという人なのですが、金丸という名字が一致しているのです。これは偶然なのでしょうか?
どうもセンター分けや鼻の形、眉毛の太さなどが似ているように見えるので、もしかしたらポアロのマスター、もしくはその兄弟かもしれません。
もしマスターだとしたらカウンターの下の棚に予備があることを知っていたのも納得です。
ただ、そうなると安室がマスターに気付かないのは違和感が残りますね。
元従業員だとしても、いつまでもハーブ入りソルトのストックがカウンターの棚の下にあるとは限らないので、どうして知っていたのか気になります。
金丸がマスターだった場合について、後述します。
尾村啓祐
蘭の隣に座っていた小太りのおじさんで、ゲームの攻略本を出している出版社の紙袋を足元に置いていたことから、蘭はゲーム関係の会社の人だと考えました。
園子の情報によると、梓はどうやらスプラッタタァ2というゲームに最近ハマっているようでした。尾村が「誰にも言わないでくれ」と言っていたことから、ゲームの攻略情報だったのではないかと真純は考えます。
梓の位置から尾村のパソコンの画面は見えなかったのに、なぜゲームをやっていたことがわかったのか気になった蘭ですが、園子の情報から尾村の背後の窓に反射したパソコンの画面から、スプラッタタァの画面を開いていることがわかったのだと推測します。
新作ゲーム?「スプラッタタァIII」
窓に反射した画面を見ると、尾村の頭でパソコン画面の真ん中が映っていないのですが、よく見ると、スプラッタタァII(2)ではなくて、 III(3)に見えないでしょうか?
ちょうど3の縦3本線のうちの1本がかぶっているように思います。もしかしたら、新作のゲームを作っている、あるいは確認している人とかでしょうか?
それで内容をバラしてほしくないために、黙っていてくれと話したのかもしれません。
犯人の動機・ゲームとの関連
前回は犯人を判家にしていたのですが、今回の話で尾村が怪しいと感じました。
軽いのは…
真純が一度トイレに行くために席を立ったそうですが、その際に蘭と園子は米花町の綱引き大会の話をしていたようです。
梓さんを誘うかどうか検討していたようですが、力がなさそうだし、軽いから話すのやめようとなったそうです。
発言した言葉自体は「軽いから話すのやめよう」なのですが、この発言に安室と真純は引っかかったようです。
もしかしたら、この発言だけ聞いた犯人は「梓さんは体重が軽いから綱引きに誘うのはやめよう」とは受け取らず、「口が軽いから話すのはやめよう」と受け取ったのかもしれません。
そうなった場合、蘭達の席の近くにいた尾村にこそ犯行の動機が生まれるわけですね。
バラすな危険
仮説として以下のように考えています。
- 未発表のゲームの新作「スプラッタタァIII」について情報が梓さんに漏れてしまった。
- 誰にも言わないでくれと言った尾村だったが、梓さんが口が軽いと聞いて焦り始める。
- 仲間を使って誘拐を実行した
スタンガンを使うまでするのか?という疑問はありますが、公表までに絶対にバレてはいけないのに、他の人にバレてしまった。
このことがバレると契約違反になり、報酬がもらえなくなってしまう。
だったとしたら、公表される時間が来るまでは梓さんに言われないようにしなければならないが、殺人を犯すわけではないという状況には合致しているように思います。
生首
そして、仲間のうちの1人、梓さん達を見張っている人物の顔を見ると、冷蔵庫にあった生首の顔と眉毛や鼻の形が似ていないでしょうか?
切断された指や生首などはフェイクであり、ゲームの素材に使っているのかもしれません。
梓と猟奇殺人犯
ここで気になるのは、梓がなぜ猟奇殺人犯の見覚えがあったのかですね。
- スプラッタタァのやり過ぎで登場人物と猟奇殺人犯がリンクしてしまい、勘違いで見覚えがあると思った
- 実は誘拐犯達と猟奇殺人犯が仲間で、スプラッタタァの登場人物のモデルになっている
とかはあるかもしれません。
マッチ箱
さて、今回のラストで、マッチを使ってコナンは南京錠を開けようとしていました。
これについてはマッチを使って南京錠を開ける動画を見たことがあります。
まず、マッチの頭薬部分に当たるリンを削って粉状にします。
粉状にしたものを南京錠の鍵穴に粉を入れ、マッチ棒のお尻部分を鍵穴に差し込みます。
そしてマッチに火をつけ、段々と導火線のように火がマッチを燃やしていき、鍵穴に差し込まれた部分まで燃えると…
ボンッとなって鍵が開く仕組みでした。
このようにして南京錠を開けるのではないでしょうか?
イヤホン
コナンは反撃開始の合図を待っているようです。
ここで効いてきそうなのが、梓さんが持っていたワイヤレスイヤホンです。
探偵バッジを使って安室や真純と連絡が取れたのはわずかな時間だけでしたが、所持品にワイヤレスイヤホンがあることを伝えることはできました。
安室や真純達から梓さんの電話があったタイミングで、梓さんのイヤホンのボタンを押し、すぐに通話に出ることができれば、犯人に気付かれずに安室達からの指示を聞くことができるかもしれません。
イヤホンを使って何をしようとしているのかは、もう少し詰めたいと思います。
ポアロのマスター…真純の追求
99巻で安室には若狭先生の写真を見ている姿を何度か梓に見られている話があります。
今回はハーブ入りソルトが切れかかっていることにも気付かなかったですし、黒の組織のことも鷹ジジイからの調査依頼についてもあって、やることは山積みです。
もし本当に金丸がポアロのマスターだったとしたら、それに気付かないほどの考え事があり、追い込まれているのではないでしょうか?
93巻の燃えるテントの怪では、白鳥警部が黒田管理官に話しかけても、黒田管理官は最初気付きませんでした。
安室も同じように考え事をしていて、気付けなかったのかもしれません。
さらに梓さんに若狭先生の写真を見ているところを見られているので、梓さんからマスターに連絡が行き、マスターが実際にどうなのか監視に来たというのはありそうです。
そして、来週の話で「どうしてマスターだと気付けなかったのか?」「他に何か考え事があるのではないか?」と真純に追及される展開が来るのではないでしょうか?
また、メモを読んでいただければと思います。