サンデー考察・感想

名探偵コナン サンデーFILE.1128 感想・考察「 反撃の起爆剤 」

こんにちは、鳥子です。

注意

こちらはサンデーの内容が含まれる記事ですので単行本派、アニメ派の方はご注意ください。

 

今回は、

2024年6月26日サンデー掲載の名探偵コナンFILE 1128

の事件について感想・考察を書いていきます。

 

前回の記事はこちらです。

名探偵コナン サンデーFILE.1127 感想・考察「 時限は零時 」

今回は解決編のため、振り返りが多めです。

 

犯人&ゲーム情報

まずは犯人ですが、尾村で当たっていましたね。

尾村は攻略本を製作している会社の編集者で、梓さんがハマっているゲームの続編であるスプラッタタァ3が出るという情報を持っていました。

この情報はまだ解禁されておらず、情報漏洩してしまうと莫大な違約金を払わないといけない場合もあります。

そんな中、ポアロの窓に反射した尾村が操作するパソコンの画面を見た梓さんは新作の情報を知ってしまうわけですね。

そして、尾村は蘭達の会話で梓さんが口が軽いと勘違いしてしまいます。そのため、情報が解禁される零時まで監禁しようとしたわけです。

 

生首の正体

尾村はコナン達をやむなく撮影スタジオに監禁することにしました。コナンは南京錠を開錠し(後述)、尾村の仲間の携帯をチェックしたことで、コナン達が監禁されている場所が撮影スタジオであり、冷蔵庫の生首や切断された指がフェイクであることを見抜きます。

攻略本に載せるために作っていたようですね。生首がフェイクであるということは当たっていましたね!

 

ワイヤレスイヤホン&南京錠の開錠

コナンが南京錠を開錠した方法は前回の考察通り、マッチの頭薬を削り、粉状にしたマッチの頭薬を南京錠の鍵穴に入れてマッチを鍵穴に差し込み、火をつけるというものでした。

ただ、南京錠を開ける行動を移す合図のためにワイヤレスイヤホンを使うのは見抜けませんでした。

まさかワイヤレスイヤホンとスマホの接続が切れることを使って仲間が離れたことを知ろうとしていたなんて、流石すぎますね。

 

ポアロのマスター

1話目の段階でポアロのマスターではないか?と疑っていた金丸ですが、ポアロのマスターはマスターでも臨時のマスターでした。

これなら安室が気付かなくてもわかりませんね。前回の考察では、本当に安室が気付けないほどに組織のことや鷹ジジイのことなどで追い込まれているのではないか?と考えていましたが、まさか臨時マスターという展開になるとは思ってもいませんでした。

 

真純と安室

前回の考察では、ポアロのマスターに気付けない状況に対して、真純が安室に追及するのではないか?と考えていたのですが、その展開はありませんでした。

真純はコナンに対し、ちょいちょいコナンに探りを入れている安室が気になると発言しただけで終わりました。

今回の話で、真純が安室を気にしたのは、マッチ棒クイズの正解に辿り着いたのがコナンのおかげではないか?と勘繰っていた点と、工藤新一の自宅周辺の情報に詳しいことを気にしていた点の2点ですね。

このことはメアリーにも連絡するのでしょうか?

 

麻酔銃と正体バレ

今回、コナンは見張りの人間を眠らせるために時計型麻酔銃を使用しました。

以前の考察で、コナンが安室さんに正体がバレるきっかけとして

  • 安室さんが小五郎の再調査を行うこと
  • コナンの眼鏡なしの素顔を見ること
  • 麻酔銃や変声機の使用を目撃すること

が必要ではないかとお伝えしましたが、今回梓さんに麻酔銃の使用を目撃されたことで、梓さんから安室へと情報が伝わるのではないかと考えられます。

 

78巻の密室にいるコナン/謎解きするバーボンでは、安室はコナンが時計を小五郎に向けているシーンを目撃しています。

加えて、コナンが眠りの小五郎の知恵袋であることも知っているわけなので、梓さんが安室さんにコナンが麻酔銃を使用していたことを伝えたとしたら、容易にその使い道が想像できてしまいそうですね。

 

そこから、眠りの小五郎の時期や小五郎の推理力について再調査が入り、新一の休学時期とも関連付けられてしまうかもしれません。

そうなると、最終的に安室にとって壁になるのは、なぜ幼児化しているのか、どうやって工藤新一に戻っているのかですね。ここまできてようやく真純や本堂瑛祐と同じようなスタートラインに立てそうです。

 

お婆さんと赤ちゃん

今回気になったのは、1話目でも出てきたお婆さんと赤ちゃんですね。

解決編の最後のコマで再登場したことで、かなり意味深な登場になったわけですが、この人たちについて詳しく考えていきたいと思います。

 

ベルモットか?

記憶に新しいのが2023年の劇場版名探偵コナン 黒鉄の魚影

ラストシーンではお婆さんの変装を解いたベルモットの姿がありました。

2024年の劇場版名探偵コナン 100万ドルの五稜星でも、川添刑事がラストに変装を解き、黒羽盗一の変装だったことが明らかになります。

「変装かもしれない」と考察する癖が読者にも染み付いてきた今日この頃ではないでしょうか?

 

もしかしたらこのお婆さんもベルモットの変装で、赤ちゃんは烏丸蓮耶など、何者かの若返った姿ではないか?

そういった意見もちらほらと見かけました。

 

ただ、個人的にはお婆さんの変装や烏丸の若返りは次の理由から否定的です。

 

おばあさんのシワ

おばあさんのシワを見ると、腕と足元にまであります。

ベルモットが変装する時は基本的に変装マスクのみ(新出先生の時は胸の膨らみを抑えていましたが)で、足元までシワを再現はしないと考えています。

長時間の変装ならあり得ないこともないと思いますが、散歩のために外に出たのだとしたらそこまでするのか?

特殊メイクレベルまでするのか?という疑問があります。

3話目の最後のコマには足元のシワはなかったのですが、腕には変わらずシワがあります。

個人的には描き忘れている可能性が高いのかなと思います。

 

コナンを守らない

ベルモットが新出先生に変装していたとき、バスジャックでコナンが撃たれそうになった際は、体を張って守ろうとしていました。

誘拐を目の当たりにして何もしようとしなかったのも疑問ですね。

この世でたった2つの宝物なのであれば、ボスを差し置いても助けそうな気もします。

 

ボスは若返っていない

またボス自体の若返りも否定派です。

宮野夫妻の薬の開発が当時烏丸が死亡されたとされる時期に間に合っていなかったことや、

若返りの薬があるなら、シェリーの捜索対象を子どもに絞って簡単に見つけられたであろうこと、実際にはそうではなかったこと

を踏まえると、組織内で若返りの事例は認識されていないと考えています。

ベルモットのみはコナンと灰原の事例を認識しているので組織メンバーには隠している状況ですが、若返りの事例はボスでさえも認識していないと思います。

 

携帯の操作

二元ミステリーでボスはベルモットにメールしていましたが、そもそも赤ちゃんになって携帯の操作ができるのかが疑問です。

APTX4869で若返った場合、意識は大人でも体の機能、筋肉、骨格などは赤ちゃんになっているので、思うように動かせないのではないでしょうか?

 

ポアロ周辺に行く意味

もしもお婆さんが変装で、かつ赤ちゃんが烏丸なのだとしたら、変装するのにバレるリスクの高いものは選ばないのではないでしょうか?

例えばお婆さんではなく、親くらいに若い人に変装するのがベターだと思います。

 

それに、仮に赤ちゃんが烏丸でなくてお婆さんが変装しているだけの場合、杖をつくか、もしくは手押しのカートで良いはずです。

わざわざ赤ちゃんを連れて行く選択をする理由がないように思います。

 

加えて、変装するなら長袖を着るとかスカートを長くするなどで対策できるのに、特殊メイクのようにシワをつけるのも違和感があります。

ほんのちょっとだけ出かけるような短期の変装なら尚更です。

 

変装ではなく、本当におばあさんだけど何者かの息がかかっているというパターンもありますが、

その場合でもやはり、先述したようなわざわざ変装がバレるような赤ちゃんを選ぶ理由がないというのが否定要素になってくると思います。

 

お婆さん自身も耳に何かをつけて盗聴してる様子もないですし、ポアロに何かを探りに入る様子もないことから本物のおばあさんで、特に何もないのではないでしょうか?

個人的にはお婆さんにも赤ん坊にも何も意味はないと考えています。

 

ただ、2つ気になることがあって、赤ちゃんがベルトをしてないことと、荷物入れに荷物がない点です。

この2点を気にしたら、人形の可能性はあるかもしれません。これも単純に描き忘れの可能性もありますが。

 

そして、もしもの話で偽物の赤ちゃんを乗せているのだとしたら、例えばお婆さんは自分の子供を失った過去があり、人形に子どもを重ねているとかはあるかもしれません。

お婆さんの年齢が60代後半から70代なのだとしたら、羽田浩司の母親とかはどうでしょうか。

ただ、お婆さんからそんな雰囲気は感じなかったので、これはかなり妄想レベルの話ですが。

 

 

またメモを読んでいただければと思います。

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