サンデー考察・感想

名探偵コナン サンデーFILE.1126 感想・考察「 不審な来客 」

こんにちは、鳥子です。

注意

こちらはサンデーの内容が含まれる記事ですので単行本派、アニメ派の方はご注意ください。

 

今回は、

2024年6月12日サンデー掲載の名探偵コナンFILE 1126

の事件について感想・考察を書いていきます。

 

近況振り返り

今回の事件はポアロでハーブ入りソルトが切れかかってしまったので、コナンが梓さんとともに工藤新一の自宅の近所の店に買い物に出かけ、その帰りに何者かに誘拐されて監禁されてしまうというものでした。

前回も誘拐・監禁絡み、しかも猫も関係していたのでまさかの連続です。

今回は真純も安室さんもいるので、どんな展開になるのか気になるところですね。

まずは最近の状況を簡単に振り返ります。

 

世良真純

失踪した父親の務武がをロンドンで見かけたという情報があり、母親のメアリーと共にロンドンへ行くことになります。しかしメアリーは務武に変装したベルモットにAPTX4869を飲まされてしまいます。川に落ちたメアリーは若返り、ホテルに戻ります。たまたま映ったウィンブルドンの映像に10年前に会った工藤新一がそのままの姿でいるのを真純と目撃します。

何らかの方法で体を元に戻していると考えたメアリーは、真純と共に日本に帰国し、コナンに接触します。正体が新一だとほぼほぼ確信していて、コナンから解毒薬を手に入れるために動いており、最近では灰原のことも怪しいと考えています。

 

安室透(降谷零)

公安警察、通所ゼロ所属であり、黒の組織に潜入しています。コードネーム、バーボンを与えられています。コナンが眠りの小五郎へ関与していることに気付いていて、コナンはただものではないと考えています。そして、組織のNo.2、ラムから工藤新一生存について調査しろと命令されており、最近登場した謎の老人=鷹ジジイからは、コナンを調査しろと言われています。

前回の話では光彦に盗聴器を仕掛けてコナンを探ろうとするなど、コナンにとっては気の抜けない状態ですが、コナンはその状況をまだ知ってはいません。

 

探偵達の夜想曲(76巻)

今回の話では真純と安室が登場したわけですが、この2人の登場とコナンが誘拐された状況で思い出すのは探偵達の夜想曲ですね。

この事件では、小五郎の元に依頼に来ていた人物にコナンが誘拐されてしまいます。

(厳密には、誘拐というよりコナンがついていったというのが正しいですが。)

 

真純はコナンのことが気がかりでコナンを追っていましたし、安室は事件時にコナンたちと一緒にいたこともあって、蘭と小五郎とともにコナンが乗った車を追いかけます。最終的に犯人を捕まえることができましたが、ここで安室は真純を見かけます。

その際

安室「(なぜここに?)」

と不思議に思っていました。

 

仲の悪いガールズバンド(88巻)

真純は安室の因縁の相手である赤井秀一の妹であり、実は4年前に駅のホームで会っていたことが88巻の仲の悪いガールズバンドで判明します。

真純はスコッチにベースを触らせてもらいましたが、その時、スコッチの背後から近付いてきた、帽子を目深に被った男が安室だったのではないかと考えました。真純はしっかり安室の顔を確認できていませんでしたが、どうやら安室の方は真純を認識できていたようです。

 

 

安室視点でのコナンの幼児化バレポイント

以前の考察で、コナンの正体が安室にバレるポイントについて考察したので、ぜひ見てみてください。

迫る鷹ジジイの影-もしも降谷零がコナンの正体に気付いたらどうなる?-

公安警察はコナンの正体に気付いているのか-APTX4869考察用記事-

 

簡潔にまとめると

  • メガネが偶然取れて、過去を思い出す。具体的にはハロウィンの花嫁であった過去に新一と蘭と遭遇しているシーン
  • 小五郎の推理力向上について再調査を行う。小五郎を調査したのが風見なので、改めて安室が調査をすることで気付くという展開
  • 変声機や麻酔銃の使用を偶然目撃する。眠りの小五郎の関与に気付いていても決定的なシーンを目撃したわけではないので、道具の使用を目撃するのはかなり大事

 

事件について

さて、続いて事件の方について考えてみたいと思います。

今回の話で本筋へのヒントとして、スコッチ絡みなのか、幼児化、解毒薬絡みなのか、何が描かれるのか気になりますね。

真純が安室のコナンへの追及をさせないようにしているのも気になります。

 

扉絵

扉絵では風邪をひいているようなコナンが描かれていましたが、眼鏡が描かれていませんでした。

これまでコナンが新一に戻る時、灰原が宮野志保の姿に戻る時には、その前に風邪を引いている姿が描かれてきましたが、もしかしたら新一に戻るフラグの可能性もあるかもしれません。

 

以下登場人物に触れます。

猟奇殺人犯

遺体の一部を戦利品として持ち去るなどしていたようで、すでに逮捕済みで容疑も認めていますが、どこに住んでいたのか、仲間がいたのかは黙秘しています。梓はどこかで見たことがあるかもしれないようです。

どこでどのような形で見たのかは気になる所ですね。本当に見たかも疑問ではあります。

 

判家潔

行きつけのカフェのビーフシチューと味がそっくりだといちゃもんをつけてきました。

梓が近くに来た際にグズッと鼻を啜っており、ポアロから出る時にもくしゃみをしていました。

この人物も梓はどこかで見たことがあるかもしれないようです。

 

金丸嶺太

安室と梓が会話している際にくしゃみをしていました。その後、コーヒーのおかわりをしています。

 

尾村啓介

梓がこの男の何かを知ったようですが、男は「みんなには言わないで」と発言していました。この男は花粉症のようです。パソコンを持っていたのですが、今回の事件に関わってくるのでしょうか?

 

おばあさん

コナンと梓が連れ去られる前に近くにいた人物です。おばあさんの発言では、黒い車が停まってコナンと梓を連れ去ったようで、車の中からくしゃみが聞こえていたらしいです。「お前さっきの」とコナンが発言していたようなので、ポアロにいた人物が誘拐に関与している模様。

 

お婆さんの関与?

おばあさんに関して違和感があるのは、コナン達が連れ去られるタイミングでほんの少ししか進んでいないところですね。あまり進んでいないことから、たとえばスタンガンを押し付けたために歩みを止めていたなど、誘拐に関与しているのではないか?と怪しんでしまいますね。

ただ、もしもおばあさんがこの誘拐に関与していないのであれば、おばあさんは単純に歩行が遅いだけで、素直に見たこと・聞いたことを証言したことになります。もしもおばあさんがこの誘拐に関与しているのだとしたら、車の中の人物がくしゃみをしていた情報など、仲間の情報を売るようなことをしていることになるのでかなり違和感があります。よほどのメリットがない限り、仲間を売るとは考えにくいのでおばあさんは関与していないと考えています。

それに、おばあさんが関与していた場合、蘭たちにくしゃみの情報を与える際、わざわざ猫アレルギー設定でくしゃみをする必要がないのも否定要素かと思います。

 

監禁

続いて監禁についてですが、誘拐が口封じのためなら、コナンや梓を誘拐して割とすぐに殺害することになると思います。

しかし、犯人はそのような行動をとっていないことと、鎖が梓さんとコナンの片方の足にしかついておらず、ある程度監禁された部屋を動けることを考慮すると、実は犯人は2人を脱出させて、梓が発見した生首に関して何か証言をさせたい可能性も考えられますね。梓さん達が監禁されている場所には糸鋸が落ちているようなので、それを使って鎖を切る展開はありそうです。

 

生首

次に気になったのは、冷蔵庫の瓶の中の首です。これは本物の首なのでしょうか?

瓶の口の広さを見ると首の太さより狭いので、瓶の中に首を入れるのはかなり厳しいように思います。

これについては、最近よく見るイタズラ動画のようなトリックな気がしています。顔が印刷された紙をラミネート加工し、液体で満たされた瓶の中に入れます。その上にウィッグなどを被せるとよりリアルですね。そして瓶の蓋をし、冷蔵庫に入れておく。冷蔵庫を開けると、まるで切断された首が保存されているかのようなイメージです。もしくは、印刷した紙ではなく特殊メイクのマスクのようなものを瓶に入れている可能性もありますね。

生首の頬や目の周りに白い痕があるのですが、これはまだなんだかよくわかっていないです。特に気にする必要はないのかもしれませんが。

 

誘拐目的の考察

誘拐犯達が何か証言させたいのだとしたら、冷蔵庫の瓶の顔の人物が死んでいると証言してもらいたいのではないでしょうか?

それが犯人側のメリットになるわけですね。

 

今回の誘拐犯が、すでに捕まっている猟奇的殺人の犯人の仲間だと仮定してみます。

梓さんが猟奇的殺人の犯人を見たような記憶があるようなので、もしかしたら複数の仲間と一緒にポアロに来ていたのかもしれません。

思い出されたくなかった犯人側は、偽装死によって犯人の死を証言してもらおうとしたのではないでしょうか。

 

流れ的には、次の通りです。

  1. 店員に顔を覚えられているか確認するためにポアロに行く
  2. 梓さんが猟奇殺人犯の事を覚えていると判断する
  3. 誘拐を決行
  4. 鎖を切って脱走してもらって、生首があったと警察に報告してもらう
  5. 警察を引き連れて戻ってきた際には、首なしの遺体を用意しておく
  6. 冷蔵庫のフェイクの生首は調べられると偽物だとわかってしまうため、どこかへ隠しておく
  7. 首なしの遺体とどこかへ消えた生首の主の死亡を結び付けてもらう。この部分が偽装死部分ですね。

もしもフェイクの生首の主が犯罪者(猟奇殺人犯の仲間)なのであれば、他人に死亡したと認識してもらうわけですから、これによって得をするのは生首の主になるわけです。

県警の黒い闇(86巻)では、犯人の秋山が自身の顔を模したマネキンを谷底へ落とし、あらかじめ用意していた首なしの遺体を第三者に見せることで偽装死を行いました。これと同様のことが行われるのではないかと考えています。

フェイクの生首が消えて、首のない遺体をフェイクの生首の人物だと判断する。

 

ただこの仮説だと、犯人が口封じに梓とコナンを殺害しなかった理由の説明が必要になります。なぜ誘拐だけにとどまっているのか?

すでに捕まっている猟奇殺人犯は殺人ができる人間でしたが、他のメンバーは無理だったとかでしょうか。
その場合、首なしの遺体はどうやって用意したのかについてですが、猟奇殺人犯が逮捕前にもう一人殺していたとか?

誘拐の目的については正直まだ固まっていません。

 

誘拐犯は?

さて、ポアロにいた中で誰が誘拐犯の仲間なのか考えてみます。

ポイントとなるのはおばあさんの発言にあった「車の中から聞こえたくしゃみ」です。ポアロにいてくしゃみをしていた3人の内、車内から聞こえたくしゃみの主が誰のものだったのかを当てる必要があります。

 

金丸に関しては、目を開けながら安室さんや梓さんの方を向きながらくしゃみをしていました。ただ、一般的にくしゃみするときは目を開けていられないらしいです。そのため、あのくしゃみは嘘の可能性が高いです。よって除外します。

もしかしたら車の中にいた犯人はおばあさんと同様に猫アレルギーで、猫の大尉を飼っている梓さんに近付いたことで反応した可能性があります。

尾村と判家についてですが、タイミング的には2人とも梓さんが近付いた時にくしゃみをしていました。

尾村は花粉症とは言っていますが、猫アレルギーの可能性も否定しにくいですよね。

判家も梓さんが近付いた時にグズッとなっているのですが、猫アレルギーだったおばあさんと同じようにグズッと反応していることが気になりますね。

 

梓さんの反応的にも尾村が何らかの口封じをするのだとしても、梓に言わないでと言って済むレベルのことのようなので、犯行に移すのは考えにくいです。それに、おばあさんが蘭が近付いて猫アレルギーの反応があったということは、尾村は隣の席に座っていた蘭に反応するのではないでしょうか?その反応がないように見えるので、本当に花粉症の可能性を考えています。

逆に判家は、梓さんが猟奇的殺人の犯人について何か思い出そうとしていたところで梓さんを呼んだので、思い出すのを遮った行動ともとれます。(単に判家がライバル店からの敵情視察の可能性もありますが。)

 

現時点では

  • 判家:犯人であり、猟奇殺人犯の仲間。そして猫アレルギーによるくしゃみ
  • 尾村:本当に花粉症
  • 金丸:偽のくしゃみ

と考えておきます。金丸については、安室さんと梓さんの会話を阻止するようにくしゃみをしたことと、梓さんがいなくなってもカウンターに残っていることから、もしかしたら安室さんのファンかもしれません。

2024/06/17追記↓

メタ的な考察になるのですが、43巻の忘れられた携帯電話では、アニメ版でポアロのマスターが登場します。

そのマスターの声優は金丸淳一さんという人なのですが、金丸という名字が一致しているのです。これは偶然なのでしょうか?

しかも小五郎と同じく38歳なのも気になります。

どうもセンター分けや鼻の形、眉毛の太さなどが似ているように見えるので、もしかしたらポアロのマスター、もしくはその兄弟などで、安室さんを監視していたのかもしれません。

2024/06/17追記↑

まだまだ想像でしかないですが一旦今回の考察としておきます。

ちなみに花粉症といえば96巻の女性警察官連続殺人事件の際に、捜査一課に入った花粉症の新人刑事がいましたね。尾村と何か関係してきたら面白いですね。

 

安室透と世良真純

今回は、本筋にこの2人の会話がどう絡んでくるのかというのが見どころですね。

マッチ棒のクイズでは、コナンがヒントを出したことによって真純が正解に導かれたのですが、真純が「今のは…」と説明しようとしたところ、安室が割って入ってきて、コナンのおかげでわかったんだね?といった勘ぐりをします。

これを受けて、おそらく当初はコナンのおかげで思いついたというはずだった真純は、自分で思いついたから妙な勘ぐりはやめてくれと発言します。

おそらく、安室がコナンに対して何か探ろうとしている、何かに気付きかけている状況を察したのだと思います。

これについては、真純視点では、安室は4年前の駅のホームで兄の赤井秀一と一緒にいたかもしれない男ですし、そのことも聞いたけどかわされてしまった状況です。

何を企んでいるかわからない安室さんに警戒していると考えています。

また、安室からコナンに対し、工藤新一の家の周辺にも詳しいんだねと探りを入れると、その後真純は安室の方を見て、「…」と反応していました。

工藤新一とコナンとの関係を探っていると真純は察したと思うので、次回以降、コナンに妙な勘ぐりをされないように、真純がコナンを守る展開も来るかもしれません。

 

 

また、メモを読んでいただければと思います。

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