こんにちは、鳥子です。
今回は、公安警察のキャラである降谷零と黒田兵衛がコナンの正体に気付いているのか考察しました。
今回の流れとしては「工藤新一の幼児化に気付いている人物」の記事の振り返りと、降谷と黒田と登場回の振り返りを行って考察していきたいと思います。
「工藤新一の幼児化に気付いている人物」の記事はこちらです。
工藤新一の幼児化に気付いている人物まとめ-APTX4869考察用記事-
目次
記事振り返り
まずは記事の振り返りです。
以前の記事で、幼児化バレやコナン=新一であることがバレるには
- 子どもの頃を知っている
- 毛利小五郎の推理力の違いに気付く
- 変声機を使った推理シーンを目撃する
- 薬のことや幼児化現象を知っている
などいくつかパターンがあり、その中でも1つだけ満たせばいいというわけではなく、
子どもの頃を知った上で、全く同じセリフを発言したり、
幼児化があることを知った上で、変声機を使うシーンを目撃したり、
などの組み合わせが必要だということを記載しました。
降谷と黒田の登場回
これを踏まえて、降谷と黒田の登場回で、幼児化バレに繋がる描写がないか振り返ります。
なお、今回の記事で取り上げるのは、阿笠博士の発明品を使った登場回や気になる部分のみとします。
すべての登場回には触れないのでご了承ください。
若い頃を知っている描写
まずは、若い頃を知っている描写についてです。
映画ハロウィンの花嫁では、7年前に工藤新一と蘭が警察学校組と会っていることがわかります。
この描写は原作にはないため、今後描かれる可能性があるかも知れませんがそもそも7年前の少年を工藤新一だと認識していないと考えられます。
ですが、今後コナンがメガネを取った際にどこかで会ったことないか?と問うシーンがあるかもしれません。
薬の事や幼児化を知っている描写
次に薬のことや幼児化を知っているのか?という点です。
降谷はエレーナのことを調べていたため、薬のことを知っているのではないか ?と気になるところです。
組織が開発している薬のことを把握しているのであれば、幼児化も視野に入りそうですが、
公安は羽田浩司殺害事件の犯人がわかっておらず、黒の組織との繋がりが見えていません。
このことから、薬のことや幼児化については知らないというのが濃厚です。
毛利小五郎の推理力に関する描写
続いて、毛利小五郎の推理力の違いです。
これについては、黒田の初登場でコナンのことを眠りの小五郎の知恵袋といっているため、
眠りの小五郎の推理にコナンが関与しているには気付いています。
というのも、同じ警察庁所属の降谷が黒田に伝えたと考えられるためです。
その流れに触れます。
78巻、密室にいるコナン、謎解きするバーボンでは、コナンが小五郎に麻酔銃を使用しかけたところで、何をしているのか聞かれます。
コナンはなんとか腕時計のふたが壊れたと言ってはぐらかし、眠りの小五郎なしで事件を解決するように誘導します。
これにより、バーボンは眠りの小五郎に興味を持ち始めました。
その後、緋色の帰還シリーズで、赤井の死にコナンが関与していることを知った降谷が黒田に対し、
眠りの小五郎には、知恵袋なるコナンの存在があることを伝えたのだと考えられます。
しかし、眠りの小五郎の推理にコナンが関与していることを知ったところで、小五郎の推理そのものを、コナンがやっていることには気付いていません。
それには、公安の情報が伝わる経路が影響していることと、麻酔銃と変声機の使用シーンをしっかり目撃していないことが理由です。
小五郎に関する公安の情報の経路
まず、小五郎に関する公安の情報の経路は、降谷から黒田ルートのみが考えられがちですが、
実は、101巻、怪盗キッドvs安室透では、毛利小五郎についての情報を風見に探らせていたことがわかります。
つまり、小五郎については、風見→降谷→黒田と流れていたことになり、コナンについては、
降谷が小五郎に張り付いたあとに、黒田へ流れている(降谷→黒田)ため若干情報の経路が異なります。
小五郎:風見→降谷→黒田
コナン:降谷→黒田
本堂瑛祐のパターンで工藤新一とコナンが同一人物であると気付くのかどうか気になるところですが、先程述べたように、
毛利小五郎についての情報の流れが風見→降谷→黒田という順番になることが考えられるため、
風見が毛利小五郎の推理力や工藤新一の休学状況などとの関連に気付かなければ、降谷や黒田に情報が上がっていないことになるため、
本堂瑛祐パターンで幼児化に気付くことはないと考えられます。
麻酔銃と変声機使用シーンを見ていない
公安が小五郎の推理そのものをコナンがやっていることに気付かない理由として、
もう1つ、麻酔銃と変声機の使用シーンをしっかり見ていないことをあげました。
安室初登場回では、机の下にコナンがいて蝶ネクタイ型変声機を使用しているものの、それには気付かず、
さらにミステリートレインでもジョディーの追憶とお花見の罠でも、変声機の使用がバレていません。
ミステリートレインのあとの密室にいるコナン、謎解きするバーボンでも、コナンは麻酔銃の使用を試みますが途中でバーボンに気にされてしまい使用を中断します。
94巻の心のこもったストラップでは、コナンが蝶ネクタイ型変声器を拡声器バージョンに使用しているところを目撃します。
蝶ネクタイ型変声機の存在がバレているようにも思いますが、これについては次のような話があるため変声機だとはバレていない可能性があります。
101巻のキッドvs安室透では、探偵バッヂを使用して安室さんに変装した風見の位置から、安室さんの声を飛ばしていました。
安室さんはそう簡単にキッドのように声が変えられないと認識しています。
このことから、94巻の心のこもったストラップ回で拡声器バージョンにした蝶ネクタイ型変声機の用途は、単純に変声機ではなく、拡声器としての発明品だと考えている可能性があります。
このように、麻酔銃や変声機の使用シーンは、しっかりと目撃していない、本来の用途を認識していないことがわかります。
幼児化がバレていないと考えられる描写
また、コナンに対する公安の評価は高いことがわかりますが、幼児化がバレていないと考えられる描写があります。
標的は警視庁交通部では、安室さんはコナンのことをかなり抜け目のない探偵だと考えていました。
この事件では、黒田管理官も登場しますが黒田管理官から降谷へコナンに事件の情報を渡すように指示します。
この事件で黒田管理官はコナンのことを浮かべながら、眠りの小五郎の知恵袋、流石というべきかと考えていました。
流石という評価の一方で、コナンに対し、いまだに眠りの小五郎の知恵袋と表現しており、安室さんに関してもコナンのことをあの少年と表現しているため、
2人ともまだ幼児化には気付いていないように思います。
ほかにも、
95巻、マリアちゃんをさがせでは、ラムから工藤新一の情報を要求するというメールが届きます。
これにより、迷宮カクテルで蘭に対して新一に関する探りを入れてきましたが、コナンに対して質問していないということから、幼児化がバレていないことがわかります。
また、降谷はこの日の夜に工藤邸に侵入をし、工藤夫妻、赤井秀一とお茶会をします。具体的に何が話されたかはまだ明らかになっていませんが、
工藤新一が生存していることが工藤夫妻から話された上で、別の場所で匿われているといったように伝えられている可能性もあります。
まとめ
今回のまとめとしては、
- 原作には描写がないですが若い頃の新一と会っているため、メガネを取ったときに反応する可能性があります。
- 薬や幼児化については知らないと考えられます。
- 小五郎の推理力の違いについては、小五郎を調べた人物の経路が、風見→降谷→黒田となっているのに対し、降谷がコナンに興味を持ったタイミングは小五郎に張り付いたあとであるため、コナンと小五郎の関連には気付きにくいと考えられます。
- また、変声機や麻酔銃の使用について、しっかりと目撃していません。
- 一方で、コナンの推理力は公安も認めていますが、工藤新一は生存していて別の場所にいることを工藤夫妻から伝えられていたとしたら、公安はコナンと工藤新一が同一人物だとは考えないと思われます。
結論としては、公安はまだコナンの正体には気付いていないと考えています。(103巻時点)
また、メモを読んでいただければと思います。