ラム編 黒の組織考察

羽田事件の関係者?が回想する羽田浩司の遺体の回想はそれぞれどこから得た情報か

こんにちは、鳥子です。

今回は、羽田浩司の遺体を回想する人物がどこから情報を手に入れたか考えて、メモを残しておこうと思います。これについては、今までの記事に入れていませんでした。誰の正体が誰か書くのに夢中で完全に忘れていましたね笑。

今まで書いた内容を踏まえて考えておきたいと思います。

※2020/10/16追記_図を追加しました。

確認しつつ読んでみてください。

1.誰が羽田浩司のどんな遺体を見たことがあるか

まずは、羽田浩司の遺体を回想した人物は誰がいるのか振り返ってみます。

巻の順番でいくと、

  • 93巻 黒田兵衛
  • 97巻 若狭留美
  • 98巻 メアリー世良
  • 98巻 宮本由美

となります。

2.それぞれの情報源はどこか

所属で見てみると、

  • 黒田兵衛 警視庁刑事部捜査一課
  • 若狭留美 帝丹小学校教員
  • メアリー世良 SIS
  • 宮本由美 警視庁交通部

ですね。

羽田浩司&アマンダが殺害された事件はアメリカで発生した事件で、アメリカの資産家だが、どの国の人物か確定していないアマンダと、日本の将棋指しの羽田浩司が被害者ということがわかっています。

このことから、何となく、少なくともアメリカと日本の機関が捜査に動きそう、ということはわかります。

黒田兵衛と宮本由美

黒田兵衛と宮本由美は警視庁という括りで見れば、17年前の捜査の資料があるのかな?というイメージを持ちます。

ところが、それぞれが回想する羽田浩司の遺体には、わずかな違いがあることがわかります。

それは、羽田浩司の口元(顔の下に溜まる)の血の有無です。

上記を踏まえてもう一度誰がどんな遺体を見たか記載すると、

  • 黒田兵衛 警視庁刑事部捜査一課 血なしの遺体
  • 若狭留美 帝丹小学校教員 血ありの遺体
  • メアリー世良 SIS  血ありの遺体
  • 宮本由美 警視庁交通部 血ありの遺体

と、4人のうち、黒田兵衛のみが羽田浩司の口元に血溜まりがない遺体を回想していることがわかります。

同じ資料や状況で遺体を見ているのであれば、黒田兵衛と宮本由美の回想する遺体は同じものになるはずですね。ところが実際は違うわけですから、情報を得た元の資料や状況が異なると想定できます。

宮本由美は、赤井家の面々と会ったことがないということから少なくともメアリー経由ではなさそうです。では、秀𠮷から教えてもらったのかというと、秀𠮷の経歴は98巻で教えてもらっていますが、秀𠮷が画像を見せたのか?という疑問が浮かびます。

ただ、秀𠮷以外の情報源となると、宮本由美は交通部であることから、交通部の情報として得たとは考えにくいため、警察学校の研修などが選択肢としては考えられそうです。ただ、警察ではない人に重要な情報を開示するはずがないことと、秀𠮷に教えてもらった経歴と共に回想があることを考えると、秀𠮷に見せてもらったと考えられます。

若狭留美

若狭留美に関しては、当時浅香と呼ばれたボディガードであることを踏まえると、殺害直後の羽田浩司を回想したということになります。つまり、何が言えるのかというと、若狭留美の回想の羽田浩司の遺体は、リアルタイムに見たものであること、メアリーと宮本由美が見たものは、この状況と同じ物(リアルタイムに現場で見たわけではなく写真など)であることが言えます。

今現在の考えは下記になります。

  • 黒田兵衛 血なしの遺体
  • 若狭留美 血ありの遺体 事件発生時に、現場で見た
  • メアリー 血ありの遺体
  • 宮本由美 血ありの遺体 秀𠮷から、画像で見た

吐血の時系列

吐血なしと、吐血ありでは、どちらが後の時系列と考えられるでしょうか。

もちろん吐血ありというのは、状態としては、吐血なしからありにはなるのですが、そうなると黒田は事件発生時、しかも羽田浩司が倒れた直後には、現場にいたことになります。

記事をアップしたのが黒田と考えれば、その場にいた自分(黒田)を記事に書かないということも可能といえば可能ですが、黒田の回想する「羽田浩司の、口元が拭われた痕」を考慮すると、黒田の回想の羽田浩司は、事件発生後に血を拭き取られたものを見たということになります。

現場か画像か

黒田兵衛

画像で見たか、現場で見たかというと、拭かれたバージョンの画像を持ってる人が現時点では、他にいないことから現場の可能性が高いでしょう。

他にいないというか、黒田から結びつく人物で羽田浩司の遺体を画像で見せてくれそうな人がいない、の方が正しいかもしれません。黒髪の黒田くらいですかね。

黒田はCIA(イーサン本堂として)と日本警察とのダブルエージェントの可能性大なので、当時のアメリカでの捜査の記憶が考えられます。例えば、FBIが先に捜査し、一通り捜査し終わったところでCIAが介入したとかでしょうかね。同様のことが公安としても言えます。

つまり、アメリカの機関が捜査し終わってから、日本警察、公安が介入し、血溜まりが拭き取られた遺体を見たという可能性です。その場合は、画像でも充分あり得ちゃいますね。一旦保留します。

メアリー

メアリーについて考えると、

  • 若狭留美(エレーナ)との繋がりや、
  • 赤井務武からの調査結果、
  • 羽田家からの情報、
  • SISからの情報

などの選択肢が考えられます。

ただ、若狭留美が殺害後に写真を撮ったのか?という疑問がありますね。若狭留美もメアリー同様SISであれば自分が殺害したとはいえ、現場の状況を記録として残したという可能性もありますね。一般的な考えだと、考えにくいですが、気が狂ってる人かとんでもなく冷静な捜査官になってしまいますね。

赤井務武は、羽田家の人から依頼されてアメリカに飛んで調査したということなので、時間がある程度経過しているため、赤井務武が現場に行ってもずっと遺体は残ってはいないように思います。

赤井務武は、FBIやCIAと繋がりがあって、そのうちの誰かにもらった写真をメアリーに横流ししたという可能性が考えられるのでしょうか。

となると秀𠮷が宮本由美に見せたものはメアリーからもらったものという可能性もあります。

また、秀𠮷とメアリーが得た羽田浩司の遺体の情報を満たす人物はまだいて、それが羽田家の人間(遺族)になります。

遺族には情報が提供されていそうですが、自分の息子の無残な遺体を果たして見れる、そして、人に渡せるでしょうか。とにかく犯人を捕まえて欲しいという思いがあれば、渡すかもしれませんが…。

羽田家の人は、赤井務武に調査を頼んだということなので、赤井務武が何者かわかりませんが、それだけ赤井務武がちゃんと情報を掴める人間として信頼されていること、息子の死に関して、なんとか真実を知りたいという思いを感じとることができます。

であれば、メアリーの回想の遺体の情報は、羽田家の人から見せてもらったものと考えられます。あの遺体の状況を、赤井夫妻に見せて、不可解な状況が多いとした上で、務武に調査を依頼したのではないでしょうか。

この仮定が正しい場合に言えることとしては、赤井務武からメアリーには羽田浩司&アマンダの殺害に関しての情報がそこまで届いていないのでは?ということが挙げられます。自分のことはいないと思え、という主旨のメール以外にどんな情報を受けたのか気になりますね。

ということで、この行までの私の考えの状況です。

  • 黒田兵衛 血なしの遺体 事件発生後に、

現場で見た。もしくは、

日本警察/CIAからの画像で見た

  • 若狭留美 血ありの遺体 事件発生時に現場で見た
  • メアリー 血ありの遺体 羽田家からの画像で見た
  • 宮本由美 血ありの遺体 秀𠮷からの画像で見た

★気になる点:羽田秀𠮷はメアリーから、あるいは羽田家に養子入りした後に羽田家から画像を見せてもらった?秀𠮷が知っているなら、赤井秀一も遺体の情報は掴んでいる?

再び黒田兵衛

黒田兵衛については、事件発生後に現場で見た、もしくは、日本警察/CIAからの画像で見た、としています。現場で見たというのも、日本警察/CIAの捜査官としてということが考えられます。

あとは、降谷零から公安として掴んでいる情報・描写が出れば、ある程度絞ることができるのかなと思います。

例えば、降谷零が黒田兵衛と同じように、回想した羽田浩司の遺体に血溜まりがあれば、黒田兵衛が得た情報は公安からのものではない可能性が高まりますね。逆に、血溜まりがなければ、黒田兵衛が得た情報は降谷零と同じ情報源、つまり、公安のものと考えられそうです。

降谷零や公安がどれだけ羽田浩司&アマンダ殺害について知っているか、まだわかりませんが、ASACAについての情報がベルモットから降りてきているということを考える限り、あまりバーボンとしては17年前の事件は得ていないかもしれません。得ているとしたら、公安からの情報の方が多そうな気がしています。

3.情報の流れについての考え

現時点で私が考える情報を得た人物の順序を記載してみます。リアルタイム性が高い順に、

  1. 若狭留美(現場で見た)
  2. 黒田兵衛(現場で見た、あるいは捜査機関からの画像)
  3. 羽田家の人(捜査機関からの画像)
  4. 赤井夫妻(羽田家からの画像で見た)
  5. 羽田秀𠮷(メアリー、あるいは羽田家からの画像で見た)
  6. 宮本由美(秀𠮷からの画像で見た)

の順番と私は考えています。

1と2の間に捜査機関(FBI、CIA、日本警察など)が調査し、羽田家に画像が渡り(3)、羽田家にとって不可解な点、納得できない点、犯人が見つからないなどがあって赤井夫妻に依頼した(4)という流れになるでしょうか。4と5の間くらいに赤井秀一も入ってそうですが、赤井秀一からの回想は今のところありませんね。

血溜まりの拭き取りについて、捜査機関の捜査によって、血溜まりが採取され切ったために、血が拭き取られているのか、

あるいは、若狭留美が拭き取ったのであれば、血溜まりの回想している人達の画像は若狭留美が撮ったことになり、その撮ったものを見ているということになりますね。成分が検出されないのであれば拭き取る必要はないですが(しかも殴ったことによる吐血ならなおさら)、薬を飲ませた際に、少し吐き出してしまったのなら、成分が残っているかもしれないと思って拭き取ったとも考えられます。

ただそうなると記載通り、若狭留美が羽田浩司を殺害したあと写真を撮ったということに…。うーん。現時点では、やはり黒田兵衛の回想の遺体は、前者の捜査機関が血を採取した後の遺体、と考えますね。

99巻で何か進展あったらこの辺もまた考えてみようと思います。

誰かアマンダのことも思い出して欲しい…。

また、メモを読んでいただければと思います♪

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