こんにちは、鳥子です。
今回は「妙なジジイシリーズ」より、酸素マスクの老人=ベーダーさんと鷹を飼い杖をつく老人=鷹ジジイについて考察しました。
前提
まずは前提についてです。
これまであげてきた記事の通り私はベーダーさんを羽田浩司の父=羽田康晴だと考えています。
また、鷹ジジイを大岡紅葉の祖父である大岡元総理だと考えています。
烏丸蓮耶候補?呼吸器をつけた老人・猛禽類を飼う老人の正体予測-妙な爺シリーズ-
標的は江戸川コナン?公安警察が関与している?-鷹ジジイの正体考察-
酸素マスクの老人=ベーダーさん・鷹の杖の老人=鷹ジジイの正体は烏丸蓮耶なのか?
今回の考察では「老人がそれぞれ何者か?」というフェーズのさらに次の段階とも言える、「老人がそれぞれ○○というキャラだった場合、何が言えるのか?」という観点で考察をします。
そのため、ベーダーさんを羽田康晴、鷹ジジイを大岡元総理と仮定した上で話を進めることになります。
羽田家・大岡家振り返り
まず羽田家と大岡家で振り返りたいのは、98巻、大岡紅葉の挑戦状にて明らかになったことです。
紅葉に呼ばれ、工藤新一と平次が推理対決をすることになります。工藤新一は来れないため、コナンを介して情報を伝えている体となります。
推理対決の発端は、羽田家に勤めていた家政婦が亡くなる前に、その4人の子どもたちに暗号と宝を残したことがきっかけでした。
長男と連絡が途絶えた残りの兄弟3人は情報を得ようと羽田家に連絡をとります。しかし、その暗号がわからず、羽田家と縁のある大岡家が暗号解読を依頼されました。そうして、その暗号解読を利用して、新一と平次が推理対決することとなりました。
この話で「羽田家と大岡家は縁があること」が明らかになりました。
前提としてベーダーさんを羽田康晴、鷹ジジイを大岡元総理と仮定していますので、その仮定が正しければ
羽田家と大岡家には縁があることになり、ベーダーさんと鷹ジジイは面識があることになります。
登場回振り返り
次に、2人の登場回を振り返ってみると、次のような流れになっています。
京都スイーツと毒薬(102巻)
京都で黒田兵衛が大岡家の御隠居に挨拶をします。
その後、事件のラストでベーダーさんが車で通り過ぎます。
ホテル連続爆破事件(103巻)
東京、杯戸町にてベーダーさんが再び登場。
運転手がメアリーの宿泊するホテルの火災報知器を鳴らしたことにより、ベーダーさんは若返ったメアリーを目撃します。
キッドの王冠マジック(103巻)
京都で黒田兵衛が大岡家の御隠居に挨拶をします。
その後、事件のラストでベーダーさんが車で通り過ぎます。
執事になった理由(105巻)
紅葉の執事・伊織が活躍するシリーズでしたが、東京についた新幹線にて鷹ジジイと安室が接触します。
鷹ジジイの標的はどうやらコナンの模様。
2人の登場から何が言えるのか
この時系列と2人が面識があることから、この2人について何が言えそうか考えていきます。
羽田家の屋敷は東京の杯戸町にあり、大岡家は京都にあることを考慮すると違和感となるのは次の2点です。
- ベーダーさんが東京ではなく、京都にいたこと
- 鷹ジジイが京都ではなく、東京にいたこと
つまり、2人とも、本来住んでいる場所から移動していることです。
詳しく、それぞれの描写についてみていきます。
102巻 京都スイーツと毒薬
羽田家の屋敷は杯戸町にあるわけですから、ベーダーさんが京都にいたということは屋敷を離れ遠出しているということになります。
大岡家と縁があるのであれば「ベーダーさんは大岡元総理のもとに訪れ直接会話していたのではないか?」と考えています。
この話では黒田兵衛が大岡元総理に挨拶をしたあと、脚本の読み合わせに参加していますので、ベーダーさんの動きとしては
- 黒田兵衛が去ったあとに大岡家にやってくる
- 大岡元総理と会話をする
- 黒田達が事件解決後の帰りに事件現場の前を通り過ぎた
という流れを考えています。
この時のベーダーさんの「所詮警察なんぞ、愚鈍な輩が群れてるだけよ」というセリフは警察を愚かだと思っていると考えられるわけですが、息子の羽田浩司の、死の真相を掴めていないということが要因として大きそうです。
京都に来ていた黒田兵衛から挨拶がてら羽田浩司の話を聞いた大岡元総理は、ベーダーさんに「日本の警察はまだ、羽田浩司の死の真相は何も掴めていない」ということを伝えたのではないでしょうか?
17年前当時から持っている警察への不信感がさらに強まったという状況が考えられます。
105巻 執事になった理由
次に、東京駅発の新幹線に乗っていた鷹ジジイについてです。
鷹ジジイが大岡家の御隠居とすると、京都に住んでいることになるため東京から京都に帰ることが考えられます。
今度は逆に鷹ジジイがベーダーさんに会いに来ていたのではないでしょうか?
ベーダーさんの直近の出来事を振り返ると、少し前のホテル連続爆破事件でメアリーを目撃し「まるで夢を見ているようじゃわい」と発言しています。
私はこの発言を「ベーダーさんがメアリーの若返りに気付いたから」だと解釈しています。
つまり、ベーダーさんはメアリーと面識があると解釈をしているのですが、もしもこのホテル連続爆破事件の後でベーダーさんとメアリーが接触をしていたとしたらどうでしょうか?
ホテル連続爆破事件ラストの考察-酸素マスクをつけた老人=ベーダーさんとメアリーの接触-
メアリーがベーダーさんに事情を話し「今はコナンのことを調査しようとしている」もしくは「ホテル連続爆破事件の解決に江戸川コナンが関与したこと」をベーダーさんに告げたとしたら、ベーダーさんはコナンに興味を持ったかもしれません。
そして、ベーダーさん=羽田康晴で、鷹ジジイ=大岡家の御隠居と仮定した場合、2人は面識があることがわかっているため、
ベーダーさんは興味深い話があると言って、メアリーから聞いたコナンのことを鷹ジジイに話しているかもしれません。
全体の流れ
全体の流れをもう一度振り返ると
京都スイーツと毒薬(102巻)
- 黒田が京都で大岡家の御隠居、鷹ジジイに挨拶をする(その際、羽田浩司の事件の進展を話す)
- 羽田康晴は黒田が京都に来るという事を知り、鷹ジジイから情報を又聞きしようと東京からやってきていた
- 鷹ジジイが羽田康晴=ベーダーさんに黒田との話を伝える
- ベーダーさんはまだ警察が息子の事件の手がかりを得ていないことに憤りを覚えて東京に帰る
- その帰りに黒田達とすれ違う(「所詮警察なんぞ」発言)
ホテル連続爆破事件(103巻)
- ベーダーさんがメアリーを目撃する
- メアリーの異常を知ったベーダーさんはメアリーと接触しする
- メアリーの今の事情とコナンについて知る
- その後、ベーダーさんが鷹ジジイにコナンについて話す
17年前の真相(104巻)
- 黒田兵衛がコナンに羽田浩司の事件について話し、コナンから見解を聞く
- その後、黒田が鷹ジジイに羽田事件の進展について話をする
執事になった理由(105巻)
- 完全にコナンに興味を持った鷹ジジイが、降谷にコナンの調査を依頼する
といった流れを想定しています。
ただし、鷹ジジイがただただコナンの調査を依頼してきたわけではなく、公安から鷹ジジイに何らかの依頼をして、その取引としてコナンの調査を依頼したと考えています。別記事で触れます。
といっても今回の考察は
- ベーダーさんがメアリーと接触済みであること
- メアリーがコナンのことを話していること
- ベーダーさんがコナンのことを鷹ジジイに話していること
が前提にはなりますが。。。
ただし、鷹ジジイが何を思ってスマホを割ったのか?という疑問が残りますね。今回は色々仮定を置いて考えてみました。
またメモを読んでいただければと思います。