妙な爺 正体推理・考察

標的は江戸川コナン?公安警察が関与している?-鷹ジジイの正体考察-

こんにちは、鳥子です。

注意

こちらはサンデーの内容が含まれる記事ですので単行本派、アニメ派の方はご注意ください。

 

今回は103巻のキッドの王冠トリックと、サンデー1115話で登場した老人、鷹ジジイについての考察です。

以下、関連記事です。

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鷹ジジイ

猛禽類を飼っており、コナンと次郎吉が写っているスマホを、杖を使って割るという驚きの初登場を果たした老人ですが、この老人は再び、サンデー1115話にて、安室と接触する形で登場しました。

作者の青山先生によると、この老人を鷹ジジイと呼んでいるようです。

まだ、2回しか登場していませんが、わずかな情報から、鷹ジジイの正体を考察していきます。

 

 

判明していること

  • 103巻では、コナンと次郎吉がうつる記事を見た老人がスマホを杖で叩き割っていました。コナンと次郎吉の顔の真ん中あたりを、杖でつついているため、どちらかに因縁があるように思えます。
  • 部屋の中では、鷹を飼っていました。
  • 部屋にある家具なども踏まえると、お金持ちのように見えます。
  • 鷹がよほど好きなのか、杖のデザインも持ち手が鷹の頭になっていました。
  • サンデー1115話では、新幹線の誰も乗っていないとある車両の、座席のポケットに置かれたスマホに電話をかけ、安室に窓の外を見るように指示します。鷹ジジイは、反対側に乗っていた新幹線の窓から顔を見せ、安室にコナンを探るように指示をしました。

 

金持ち要素・スマホ・公安の動き・標的

ここからは、お金持ち要素やスマホ関連について、公安の動きや、狙いは本当にコナンなのか?などについて考察していきます。

 

公安の動き

鷹ジジイと安室が顔を合わせる前、新幹線のホームに着いた安室は、風見と行動を共にしていました。

探偵としての仕事であれば、基本的に安室1人で動くことが予想されますが、風見と動いているともなれば、99巻の牧場に堕ちた火種や、102巻のキッドバーサス安室のように、公安の案件で動いていることが考えられます。

ただ、風見自身、誰と会うかを知らされていない様子であること、安室に関しても、人と会うことはわかっているのに、相手を見てびっくりマークが描かれている、つまり、驚いていることから「安室自身も顔を見るまで、これから会う相手が誰かわかっていなかったか」、もしくは「依頼人が反対側の新幹線に乗っていたために驚いていた」と考えられます。

前者であれば、相手が知らされていないが、会うことが決まっているということで、安室が誰かに指示されて待ち合わせていることが伺えます。

後者にしても、会う場所が擦り合わせられていないのであれば、安室は一方的に「13号車にいけ」と言われていることが考えられます。

どちらにしても「安室に13号車にいくように指示した人物がいる」ということです。

そして、公安案件ということを加味すると、その指示を出した人物は、黒田兵衛であると考えられます。

 

スマホが置かれた流れと鷹ジジイの正体

安室が新幹線の13号車に入ったとき、誰も乗っていませんでした。

発車時刻が近いのに誰も乗っていないということは、奇跡的に誰も乗らなかったか、もしくは意図してこの状況になったことがわかります。

今回の事件では、紅葉が平次の隣の席を確保するために、該当の車両の席をほぼ買い占めたことがわかりました。

おそらく、安室が乗った車両は紅葉が買い占めたように何者かが買い占めたことが考えられます。

そしてそれは、鷹ジジイであることが予測されます。

というのも、安室が着信のあったスマホを取った座席と、鷹ジジイが乗っていた席がピンポイントで合わないと、あの対面の仕方はできないため、安室に会うためだけにセッティングされた状況とみてよいと思います。

実際に購入したのは、鷹ジジイとは別人かもしれませんが、少なくとも車両の席を買い占めるように指示をしたのは、安室と接触しようとした鷹ジジイだと考えられます。

それだけ買い占めることができるのも、鷹ジジイがお金持ちであるためだと考えられます。

 

さてここで疑問なのは、着信のあったスマホを誰が置いたのかということです。

前回の考察と変わっていませんが、私はこのスマホを置いたのは伊織だと考えています。

 

安室が黒田に13号車にいくように指示されたのであれば、そもそも黒田は「そこにスマホがあること」、もしくは「接触する相手がいるのを知っていること」になります。

そして、

公安絡みで黒田の手伝いができる・連絡がとれる人物、かつ、13号車にいた人物だと元公安で黒田の部下だった伊織が該当します。

もちろん、名もなきモブの可能性もありますが、現時点では伊織である可能性が高いです。

 

そして、伊織が置いたことを前提とすると、鷹ジジイの正体が1人の人物に絞られます。

それが紅葉の祖父、大岡家の御隠居であり、元総理です。

 

102巻の京都スイーツと毒薬では、黒田は、おそらく御隠居の総理時代、もしくはもっと前からの仲があるからなのか、京都に寄った際に御隠居に挨拶をしていますし、伊織は大岡家に仕えています。

 

黒田と鷹ジジイが何らかの会話や取り引きをして、鷹ジジイか黒田が、伊織にスマホを置くように指示、そして、黒田から13号車にいくように安室が指示されたのだと考えられます。

当然、鷹ジジイはそのスマホの番号を知っている必要があるため、このやりとりのために新規にスマホを買ったのであれば、伊織が鷹ジジイに番号を伝えたと考えられます。

もしくは、普段から伊織と連絡しているスマホを使った可能性もあります。

 

黒田からの指示で13号車にいった安室は「会わされた相手がなかなかの大物にびっくりしていた状況で、黒田に何かあったか聞かれたが任務を遂行大丈夫だという意味で、なんでもありません。」と答えたのだと思います。

 

標的はコナン?

暫定的に、鷹ジジイが御隠居、元総理だと仮定して、最大の疑問は、なぜコナンを探ろうとしているのかです。

スマホを叩き割るほどの怒りを、本当にコナンに向けているのでしょうか?

 

これに関しては、2つ考えがあると思います。

一つ目は、本当にコナンを恨んでいたり、なんらかの因縁があったりして、調べようとしている

二つ目は、本当の恨むべき対象や因縁の相手は、初代を含む怪盗キッド、もしくは次郎吉であり、関係性が近しいコナンを調べようとしている

などです。

 

いやいや、前の話でコナンの顔が映った画面を割って、今回はコナンを調べようとしているのだから、ほかの人には興味ないでしょ?と思う方もいるかもしれません。

 

しかし、過去の例を見ると、一概にそうではないことがわかります。

例えば、ベルモット編。

ベルモットは灰原を抹殺しようとしていましたが、二元ミステリーの冒頭では、コナン、工藤新一あての手紙を出しました。

コナンは、結果的に狙いは灰原だと気付いたようですが、読者やコナンには、ベルモットの狙いがもしかしたらコナンかもしれない、とミスリードしている描写となります。

他にもベルモット編では、警視庁から毛利小五郎が関与した事件の調書が、ベルモットによって盗まれました。

これによって、組織の狙いが毛利小五郎、もしくは、毛利小五郎を盾にしている工藤新一が狙いなのではないか?誘い出そうとしているのではないか?と、読者やコナン、平次をミスリードしていました。

実際には、ベルモットが新出先生として裁判をやり過ごすために、事件の内容を知る必要があったことや、調書を盗むことで、FBIの動向を掴みたかったために起こした行動だったことがわかります。

映画でも、ジンを陥れるために、ピンガやアイリッシュは、工藤新一の情報を掴もうとしていました。

 

メタ的ではありますが、ミスリードの観点で見ると、直接狙っているような描写が描かれているからといって本当に直接狙っているわけではないことがあります。

 

そのため、コナンを調べようとしてはいますが、本当の狙いがコナンかどうかは、まだわかりません。

コナンは目的ではなく、手段の可能性があります。

 

今回の記事では、正直、コナンを狙う理由がまだはっきりとはわかっていません。

たとえば、次郎吉が因縁の相手だったとしても、どういう因縁が次郎吉とあるのかは、まだ妄想レベルになってしまいます。同じく、コナンが因縁の相手だとしても、どんな因縁があるのかは、妄想しかできない状況です。

 

一旦、本当に怒りをコナンに向けているかどうかは、保留にしたいと思います。

 

じゃあ、今回はこれで終わり…

かというと、もう少しだけ粘ってみます。

どの情報で粘るのか、それは、鷹好きです。

 

鷹が好きだぜ、鷹ジジイ

鷹ジジイ、「鷹」を愛称にいれられるだけに、鷹を飼っていたり、杖のデザインが鷹になっていたりします。

なんだか似たようなキャラというか、このキャラと同じようなキャラがいることは、もちろん皆さんご存知だと思います。

 

そうです

その人物とは、烏丸蓮耶です。

 

烏丸蓮耶は、自身の象徴であるカラスの紋様をありとあらゆる持ち物に刻んでおり、烏丸蓮耶のイメージのシルエットでは、カラスが肩に乗っていました。

それだけ烏丸蓮耶は、カラスが好き、または、カラスに対して誇りがあることがわかります。

 

これを例に考えると、鷹ジジイもまた、鷹が好きということがわかります。

 

なぜ、鷹が好きなのでしょうか?

まだ名前が出ていないのでなんとも言えませんが、烏丸と同様に、名前に鷹がついている可能性もあります。

もう一つ考えられるのは、猛禽類が、カラスや鳩の天敵であるということです。

もしもこの鷹ジジイの正体が、元総理なのであれば、収賄疑惑のある議員を更迭するまともな政界の人間です。そういった議員と一緒になって甘い蜜を吸うことはないでしょう。

そして、方々から恨みを買われている事実があることもまた、正義を遂行する人柄の根拠になっています。

 

鷹ジジイが元総理であり、まともな政界の人間であると仮定すると、

鷹が好きな要因としては、

悪さをするカラス=烏丸蓮耶や、鳩に象徴される怪盗キッドなどの悪党を退治したい、あるいは退治できる存在、天敵だからこそ鷹を好んでいる

といったことは考えられないでしょうか?

 

言ってみれば、カラスや鳩を悪とみなし、それらを追い詰める鷹を自分に見立てているということです。

 

因縁の相手が烏丸や怪盗キッドなどの名の知れた人物であるかもしれないと見えてきましたね。

 

コナンを狙う理由も、背景にはこれらの人物が関係していそうです。

 

例えば、

鈴木次郎吉のように宝石を見せびらかすことによって、命を狙い、金品を盗むような輩が生まれる。

つまり、お金持ちが動くと、悪党も動き出す。

鷹ジジイは、そういったことを望んでいないため、観衆の見せ物のようにしている次郎吉に苛立っている。

そして、警察が1人の小学生よりも劣っているという現実にも苛立っている。

同じく悪を追い詰めるものとしては、有り難いことではあるが、度々現れる少年が気がかりになっていた。

 

鷹ジジイは、イングラム公国の女王の訪問の一件で、公安が対キッドに絡んでいたことは聞いており、そこに黒田から聞いていた公安の人間、降谷が関与していることを知り、同じくその場にいた江戸川コナンを調べるように指示した

といった流れはどうでしょうか。

 

簡易まとめ

以前の記事でも、もしかしたら、次郎吉と同世代の可能性も考えているので、まだまだわからないことだらけですが、今回の軽いまとめとして、次のように残しておきます。

  • 鷹ジジイは紅葉の祖父、大岡家の御隠居で元総理だと考えています。
  • 鷹ジジイと安室の接触は、安室が風見とあの場にいたことから、公安絡みだと考えています。
  • また、13号車にいくように指示した相手は、黒田だと考えていて、よほどの大物にびっくりした安室でしたが、黒田に何かあったか聞かれて、大丈夫だという意味で、何でもありませんと答えたのだと思います。決して隠蔽ではないと思います。
  • 鷹ジジイの狙いが直接コナンを狙っているのか、次郎吉や怪盗キッドを狙うために、コナンを1つの手段として考えているのかは今のところ不明です。
  • ただ、鷹ジジイが政界のまともな人間であり、鷹が好きな理由が、カラスや鳩などを悪とみなしていて、烏丸や怪盗キッドなどを追い詰めたいと考えているからこそ、その天敵である鷹を好んでいるのであれば、コナンを狙う理由は、その背景に悪を捕まえたい意識があるからなのかもしれません。

 

また、メモを読んでいただければと思います。

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