こんにちは、鳥子です。
今回は、RUM候補3人についてメモを残しておきたいと思います。あくまでもRUMかどうかの視点で記載しておこうとおもいます。
目次
0.情報・条件
- 大男、女のような男、老人→影武者かも
- 義眼
- せっかち
- 羽田浩司殺害に何かしら関与したとされる
- ASACAと17年前を気にしている
- キールやシェリーの件で組織は小五郎に興味がある
- 組織は幼児化を疑っていない
- 工藤新一の情報が知りたい
- バーボンは疑われている
1.黒田兵衛
右目が義眼
RUMの特徴と一致しています。また、影武者かもしれないと言われている特徴に屈強な大男がありますが、大男に関しても当てはまっています。
安室透をバーボン呼び
黒田は警視庁捜査一課の管理官で、階級は警視です。警視庁に勤めながらも、所属の違う警察庁に勤める安室透こと降谷零のことをバーボンと呼んでいます。
コナンへの興味と小五郎には…
毛利小五郎にはそれほど興味は示していませんが、コナンには一目置いているようで、眠りの小五郎の知恵袋という情報を耳に入れているようです。また、安室透を経由して、コナンに事件の重要な情報を伝え、コナンに協力してもらい事件を解決に導いています。
羽田浩司事件に関与
羽田浩司の遺体を思い浮かべ、若狭留美も同時に思い浮かべています。羽田浩司が殺害された事件と黒田が関係していることと、黒田は、若狭留美が羽田浩司本人、あるいは事件と関係していると考えています。
雪山回での対応
大和を経由して、高明に電話をかけ、脇田の前で安室透との出会いが初対面であるかのように装わせています。
RUMだと仮定したら
基本的に黒田がRUMではないことは96巻で確定したと思っています。警視庁の人間が警察庁の人間をバーボン呼ばわりしていることから、灰原の反応ないけど実はRUMで、警察に潜入しているのか?と思う人もいるでしょう。
仮にそうだとした場合、黒田はバーボンが警察の人間だと知っていることになります。
1.裏切り者にはすぐに死を与える組織の考えと、
2.現状バーボンが生きていることから考えると、
黒田のバーボンに対する認識は、バーボンは自分と同様に組織から警察へのスパイである、という認識になります。
その場合、違和感があるのは、小学生であるコナンに対して情報を提供している点です。バーボンからコナンに対する情報が包み隠さず上がっているからこそ、黒田はコナンを眠りの小五郎の知恵袋と認めています。
つまり、黒田は組織にとって興味のある小五郎の本質は、コナンであることを知っているわけです。その状況であれば、小五郎にそんなに興味がないのはわかりますが、コナンに対して、組織の情報をどこまで知っているのか探りを入れるわけでもなく、行動がないというのはおかしいですね。
また、キャンプ回での冒頭で、黒田はコナンではなく、若狭留美が来ることに反応してキャンプ場に出向いていますから、ここもRUMとしては違和感があります。若狭留美が来なければ例えコナンがそこにいても、黒田がキャンプにいくことはなかった、ともとれます。黒田はコナンに興味は見せつつもその度合いは若狭に対してのものほどではないということになりますね。RUMであれば、若狭もコナンも同等のレベルで組織の脅威としてみなせます。そのRUMがコナンの実力を知っていて、コナンに興味がないのは、RUMではないからといえそうですね。
さらに、雪山回での対応では、高明はバーボンを昔会った弟の友人の降谷零として認識しているため、黒田は事前に高明に釘をさし、初対面であるかのように装わせました。黒田がRUMであれば、この行動は誰に対して、どういう意図で行った行動になるでしょうか。脇田に向けてと考えられますが、その場合の意図が見えなくなります。
黒田がRUMで、バーボンも同様に組織から警察へスパイしているとなると、別に他人の脇田には別名が知られても、最悪、警察の捜査だからという理由で誤魔化せるわけです。なぜ脇田に別名がバレてはいけないのか考えたとき、脇田が捕まえようとしている人間だからということになります。
つまり、黒田をRUMと仮定したとき、黒田がRUMとは言い難くなり、さらに脇田はRUMかどうかは別として、警察がマークしている人物として怪しくなる、と考えられそうです。
2.若狭留美
右目が見えていない
右目が見えていない描写がありますが、義眼ではない可能性もあります。もし義眼であればRUMの特徴と一致していることになります。
コナンへの興味と小五郎には…
若狭留美は事件を察知し、コナンを事件に遭遇させてコナンの推理力を試しているように見えます。さらに、コナンが事件を解くのが難しい時にはヒントを出し、事件を解くことをサポートしています。
そもそも小五郎には会っていません。
APTX4869投与者リストの閲覧
「工藤新一 死亡」と書かれているAPTX4869投与者リストを閲覧していることから確実に組織に所属している、あるいは所属していた人間であることがわかります。コナンのサポートに関してもコナンと、工藤新一とが関係していると知った上で、コナンに関わっているように見えます。
羽田浩司事件に関与
山菜採りの回で、血と御守りに反応して、羽田浩司を思い浮かべています。しかも思い浮かべたシーンが、生きている羽田浩司と遺体となってしまった羽田浩司です。羽田浩司は将棋の角行の駒を持っており、若狭もその駒を持っていると考えられます。若狭の部屋で、角の駒が裏返っており、もし羽田浩司が持っているものと同じものであれば若狭留美は浅香で確定すると考えることができます。
また、現時点においても、羽田浩司事件の登場人物、羽田浩司、アマンダ、浅香のうち、生存しているのは、浅香で、事件の当事者でなければ回想できないシーンを回想していることからも若狭は浅香で確定と言えるでしょう。
RUMだと仮定したら
仮に若狭留美をRUMとするならば、コナン=工藤新一に勘づいている時点でコナンに対して、コナンを連れ去る行動や、コナンの周辺人物に対して、特に小五郎に対して組織の情報をどこまで掴んでいるか探りを入れるはずです。コナンや小五郎の命は途絶えているはずですね。また、組織は幼児化を疑っていないはずなので、真っ先に小学校に目をつけてやってきた時点でRUMではありません。RUMだとした場合、コナンや周辺人物への行動が無さすぎて、何が目的かわからなくなりますね。
さらに、若狭は浅香と考えられる根拠がありますが、加えてそこに若狭がRUMであるとなると、そもそも組織はASACAに対する調査をする必要がありません。少なくとも、浅香は警察に追われていますが、組織にも追われていると考えられることから、RUMとは別人といえます。
コナンががっつり若狭の前で推理を披露しているところを見てもRUMとは言えませんね。
3.脇田兼則
左目にできもの
初登場から左目にできものができていて、まだ治らないのか、ずっと眼帯をしています。義眼ならRUMの特徴と一致するのですが…。
狙いは小五郎と安室透?
脇田兼則は毛利探偵事務所の隣の建物にある米花いろは寿司にやってきた板前です。安室透に次いで、小五郎の二番弟子として弟子入りするのですが、安室透と毛利小五郎の関係を疑っているのか、雪山回では、皮肉めいたように「毛利小五郎の一番弟子さん?」と発言しています。
また、雪山の山荘に向かう列車でも、毛利小五郎がハズレが分かると言ったことに対し、自分を謀る裏切り者がわかるからそういう目が欲しいと発言しています。誰かを信用していないことが伺えます。
コナンへの興味と安室の防御
雪山回で安室透と親しそうに話しているコナンに興味を持っている描写がありました。安室透のコナンへの評価は、ベルモットに対しては「恐ろしい少年ですよ」といい、梓さんに対しては、「かなり抜け目のない探偵」と評しています。普段は、そんな評価をしているのに、なぜか脇田の前では、「ただの子供の浅知恵ですよ」と評価を下げています。安室透は、脇田に対して、コナンを知られたくないと思っている、と考えることができます。
若狭留美を知っている
脇田は、スマホのSNSや新聞から、聞き込みなど、さまざまな手段を利用して情報を得ようとしています。その内、脇田は、若狭留美がプロゴルファーを撃退した際の新聞記事を読んでいました。その記事を見て、こいつぁトンチがきいてるねぇ、という反応を示していました。若狭留美(Wakasa Rumi)という名前から羽田浩司事件で残されたメッセージであるCARASUMAを抜き出すことができるため、脇田は若狭留美に対して、羽田浩司事件との繋がりを想像しているようにも見えます。となると、脇田は17年前の事件に関係していると考えることができます。
RUMだと仮定したら
脇田兼則をRUMと仮定します。数年前に3人で動いていたバーボンはライ、スコッチと行動していましたが、その内の2人がスパイであることがバレています。ジンは鼠が組織に潜り込んできていると警戒していることからも3人のうち3人目のバーボンも怪しいのでは?と疑いを持たれてもおかしくはありません。現状、バーボンはシェリーを目的に動き出して、小五郎に近付くためにバイトを始めましたが、シェリーの爆死後もなぜかずっとバイトを続けています。このことから、バーボンは小五郎と何かあるのではないか?と疑いを持ったラムがバーボンと小五郎の関係を探りに動いているとも考えることができます。
つまり、小五郎とバーボンを監視できる場所に来た人物は組織の人間の可能性が高いといえます。単純に小五郎の監視だけであれば、バーボンに任せれば十分ですが、バーボンが信頼できないので、さらに隣のいろは寿司にやってきた脇田兼則は組織の人間と言えます。
実際、脇田兼則がいろは寿司にやってきた際、別の店員さんがいたようですが、なぜか脇田兼則にとってタイミング良く事故にあい入院しています。
また、小五郎がいろは寿司にやってきた際にも、小五郎が雨が降る中、誰かとぶつかり、財布を確認すると買った覚えのない万馬券が入っていて、寿司でも食べよう、となった流れでいろは寿司に来ています。
脇田はその場で推理して小五郎が当てた馬の名を言ったように見えますが、実際には組織の金を使って、いくつかの組み合わせを用意しておき、当たりくじを財布に忍ばせたと考えた方が良さそうです。太っ腹な使い方ですね。脇田兼則は一回のチャンスで弟子入りに成功してしています。確実にものにしたかったでしょう。
また、雪山回についても、小五郎、コナン、蘭、園子の4人でいく流れから小五郎、コナン、安室透、脇田に変更されています。蘭と園子がいけなくなった代わりに、蘭が安室に頼んでいました。しかも梓さんも用事でいけないということで、4人目になったのが脇田です。ここも作為的なものを感じますね。
脇田をRUMと仮定した場合、黒田が安室をバーボンと呼ぶ関係は、黒田が公安の上司であり、バーボン呼びすることで安室の組織の活動に対する指示を出している場面と考えることができそうです。
この場合、高明が安室に対して、初対面を装ったことも、RUMである脇田に、降谷零という別の顔があるということを知られないため、勘ぐられないようにするためと考えることができそうです。
RUMの署名が入ったメールが安室に届いていましたが、その内容は工藤新一の情報を要求するものでした。脇田は、このメールを安室透がもらう前に、SNSで生存に関する発言を目にしており、工藤邸の隣の阿笠邸にまで行き、博士に対して聞き込みをしています。工藤新一に対する反応も脇田がRUMと仮定しても違和感のない描写となっています。
登場回と雪山回を通して、脇田は2度に渡り小五郎に対し、眼帯の下を確認するか聞いています。小五郎とバーボンの関係を確かめようとしたと考えています。小五郎とバーボンが組織の話を裏でしているなら、ラムの情報も掴んでいるかもしれず、共通の特徴である義眼に対して何かしらの反応を示すと考えていたのではないでしょうか。
4.RUMは…
ということで、今回はこんなところで終わりにします。3人の中でRUMは誰なのかと言われたら、私の考えでは、それは脇田兼則になります。
でもそれで終わりではありません。なぜなら、公安側が雪山回で脇田を確保するような動きがなく、まだ何か動きを待っているようにも見えたからです。
明らかに公安側は脇田をマークしていますが、確保には至っていません。組織のボスと側近を捉えるチャンスを待っているのでしょうか。
脇田が尻尾を出さないと、捕まえることができないと判断しているから確保しないということも考えられますし、公安側は、脇田と繋がっている人物がいるという情報を持っているために確保していないとも考えることができます。
脇田が尻尾を出すとしたら、若狭留美や灰原、安室透に対して、何か仕掛ける動きがあるのかもしれません。
今後はもう少し細かく描写を拾っていこうとおもいます。
また、メモを読んでいただければと思います♪
その他RUMについて記載した記事です