あの方 妙な爺 正体推理・考察

ベルモットの娘?あの方?-フサエ・キャンベル・木下に関する考察-

こんにちは、鳥子です。

今回は、YouTubeチャンネルの視聴者の方から頂いたコメントについて考察しました。

 

いつも鋭い考察ありがとうございます。

いきなりですが、フサエ・キャンベルに関する考察をお願い出来ないでしょうか?

ベルモットと関係ありそうですね。もしかしてボスかも。ベルモットの娘でボスだったりしそうです。

普通だとありえなそうですが、二重人格だったりするかもしれません。

宜しくお願い致します。

今回は、ベルモットとフサエの関係について考察します。

黒鉄の魚影公開以降「フサエとは何者か?」「組織とどんな関係があるんだ?」といった疑問を持った方もいるのではないでしょうか?

 

今回の動画では、まずフサエ・キャンベル・木下とは誰なのか?を説明し、「組織とどんな関係があるのか」「ベルモットとの関連についてはどうなのか?」について触れていきます。

 

「イチョウ色の初恋」概要

40巻、イチョウ色の初恋で、フサエさんが初登場しました。フサエさんは、コナン界では有名なフサエブランドというブランドのデザイナーです。そんな人と博士の関係が40巻で描かれました。

阿笠博士の自宅で見つかった古い葉書。それは、40年前、博士の初恋の相手であるフサエさんが阿笠博士に送ったものでした。その葉書には「10年ごとに思い出の場所で再会を約束する」といったことが書かれていましたがどうにも博士はその場所がわかりません。

博士の淡い過去の記憶とともに探偵団達は手紙に書かれたヒントを解き、思い出の場所に向かいます。そこにはコナンも美人と認めるフサエさんの姿がありました。

フサエさんは、博士が連れてきた探偵団達を孫だと勘違い。一方、博士も、フサエさんの運転手のビリーが、フサエさんから夫だと紹介されます。

車に乗って帰ろうとするフサエさん。40年の恋ももう終わるのかと思いきや、そこで博士が遠ざかる車に向かい大きな声で「今でもイチョウは大好きですよー」と言います。そして、照れたフサエさん…。何とも淡い博士の初恋の回でした。

 

黒鉄の魚影によって、再びこの回を見直したという方もいるのではないでしょうか?

ここからはベルモットとフサエさんの関係について、私がネットやSNSなどで見かけた考察に触れつつ、自分なりに考察していきます。

 

ベーダーさん=烏丸説、フサエさんの運転手のビリー=ベーダーさんの運転手説

ベーダーさんとは102巻、京都スイーツと毒薬のラストで意味深な初登場をした酸素マスクをつけた老人のことです。

ベーダーさんのモデルとなっているのはスターウォーズのダースベイダー卿であり、同じく人工呼吸器をつけています。

「ダースベイダーがなぜダースベイダーになったのか?」ということと「老人と共通しているかもしれない点」についてなど語りたいことはありますが、本動画の目的から逸脱するため、別の機会にしたいと思います。

さて、ベーダーさんや、フサエさんなどに関して巷で見かける説としては、

  • このベーダーさんが乗っている車の運転手とフサエさんが乗っている車の運転手、ビリーがとてもよく似ていることから、同一人物ではないか?
  • その場合、フサエさんの母親はベルモットであり、その再婚相手が烏丸蓮耶なのではないか?
  • そして、ベーダーさんは烏丸蓮耶なのではないか?

というものを見かけます。

 

どういうことかというと、イチョウ色の初恋ではフサエさんが10年おきにイチョウのある約束の場所で阿笠博士を待ち続けていたわけですが、フサエさんはその場所まで来るのにフサエさんの母親の再婚相手の友人であるビリーに車で連れてきてもらっていました。

この謎の関係性を当てはめると次のようになります。

フサエさんの母親がベルモット、その再婚相手が烏丸であり、ベーダーさん、そしてその友人がビリーであり、運転手という関係です。

フサエさんの母親ポジションにベルモットが入るのは、ボスとベルモットになんらかの関係があることや、ベルモットはボスのお気に入りということがわかっているからのようです。

 

確かに収まりは良さそうに見えるのですが、検証すべきは、

  • 本当にベーダーさんの運転手がビリーなのか?
  • ベーダーさんは烏丸なのか?

というところです。

 

ベーダーさんの運転手がビリーなのか?

それでは1点目について見ていきます。

ビリーと同一人物か別人かというのはこの説を大きく左右するところですね。

 

親密度

まず触れたいのが親密度です。

ベーダーさんと運転手のやりとりを見ていると、主従関係がはっきりしていることがわかりますよね。運転手は常にベーダーさんに対して敬語を使っています。

まず違和感があるのは、ビリーがフサエさんの母の再婚相手の友人ということであれば、運転手とベーダーさんは友人関係になるわけです。

年の差がある友人なら敬語を使うのもあり得ると思いますが、運転してもらってその上、敬語を使う関係というのは友人というより仕えている関係だと思います。

 

この関係に対してビリーはというとフサエさんにはフランクに接しています。仮にベーダーさんの運転手と同一人物だとしたら、主従関係がはっきりしているベーダーさんの義理の娘とあまりにも距離が近すぎる気がしています。

 

容姿

次に、容姿の話です。

サングラスはビリーとベーダーさんの運転手とで縁の色などの違いはあるのですが、その時によって変えていると言われたらそれまでですね。

ただ、ベーダーさんの運転手は2回とも同じようなものをかけているので、ビリーとは違う人物とも言えるかもしれませんが「最近かけているサングラスのパターンがこれまでと違うだけ」というパターンがないこともないです。

ベーダーさんの運転手とビリーで差がありそうなのは後ろ髪の長さの違いですね。

ビリーの方が少々長いですが時系列的に髪の長いビリーの方が先に出ているため「切った」と言われたらこれもそれまでなんですよね。

 

顔のパーツを見てみると、目も隠れているので判断が難しいですが、差がわかりやすいのは眉毛でしょうか。

ビリーはサングラスをしても眉毛が描かれていますが、ベーダーさんの運転手は眉毛が見えません。眉毛だけ見ると別人のように見えます。

 

ベーダーさん=烏丸?

続いて、2点目のベーダーさん=烏丸なのかについては、以前の記事で考察していますので詳しくはそちらをご覧ください。

酸素マスクの老人=ベーダーさん・鷹の杖の老人=鷹ジジイの正体は烏丸蓮耶なのか?

 

結論だけ話すと「ベーダーさんは烏丸ではない」と考えています。

今のところベーダーさんは烏丸ではなく、ベーダーさんの運転手もビリーではないと考えています。

 

ベーダーさんが烏丸ではないと考えた時点で、ベルモットがフサエさんの母親である可能性も低くなっていますが、黒鉄の魚影を見た方は、それでもベルモットはフサエブランドと何かある!と思うかもしれません。

 

ベルモットとの関係

ただ、気にして欲しいのは、ベルモットの娘がフサエさんで、かつ、そのブランドであるフサエブランドのグッズを本当に好きで大事にしているなら、ベルモットにとっての宝物は新一と蘭だけでなく、娘も入るのではないでしょうか?

しかし、ベルモットは「この世でたった2つの宝物」と言って、新一と蘭のみを思っています。

このことから、フサエさんがベルモットの娘の可能性は除外されると考えています。

 

ベルモットとフサエブランドにはなんらかの関係があるように思えると思いますが

  1. 単純に元からベルモットはフサエブランドが好きだったか
  2. もしくは、来日後、宝物である蘭のことを調べていて、蘭がフサエブランドが好きというのを知り、いつのまにか自分も好きになっていた

のどちらかではないか?と考えています。

 

フサエさんは二重人格?ボス?

最後に、フサエさんの二重人格やボスではないか?という点について触れます。

例えば、若狭先生のように表は優しそうな顔で強盗団と接したら恐ろしい顔になるなど、二面性のある場合は二重人格を疑っても仕方ないと思います。

ただ、現時点で描かれている内容としてフサエさんには二面性がないように思います。

10年前に蘭と会ったときも、40年経った今も変わらず優しい人です。

 

ボスに関しては、おそらくアニメ版の話が影響しているのかなと思います。

イチョウ色の初恋のアニメ版では、原作にはないセリフが登場します。アニメ版では、ラストの車内のシーンで、ビリーがフサエさんに向かって、

OK、ボス

というセリフがありました。

 

実は、二元ミステリーでも、ベルモットがボスからのメールを見た際に、

OK、ボス

と言っています。

 

この描写に関連性があると見て、フサエさんにボスの可能性を感じたのではないでしょうか?

ただ、これを取り上げるのであれば、もう一つ取り上げなければならない描写があります。それは赤と黒のクラッシュでのこと。

 

ジェイムズが運転する車にジョディとコナンが乗っていましたが、ジョディはコナンに向かって「ボス」と発言しています。

これに対し、ジョディの上司であるジェイムズは「おいおい、君のボスは私じゃなかったか?」とツッコミます。

もしも「OK、ボス」というセリフだけで組織のボスに繋げてしまうのであれば、この描写からコナンもボスになってしまいます。

 

それに、灰原センサーに関して(条件があるかもしれないとはいえ)おそらく組織のボスであれば相当な気配を放つと思うので、灰原が何も感じなかったのは違和感があります。またフサエさん側にしても、シェリーである灰原に対して「この子は宮野志保に似ている」とか「似ていない」とか、なんらかの反応をするはずです。しかし、そんな反応はありませんでした。

これらの点から見ても、フサエさんがボスの線、組織側の人間の線は低い、ほぼ無いと思います。

 

今回は、視聴者様からいただいたコメントを元に色々な説を扱い、考察させていただきました。

ベルモットとフサエさんの関係について、色々思うことはあると思いますが、私の結論としては「今のところ2人は特に関係はなく、単純にベルモットがフサエブランドが好きなのだろう」と考えています。もしかしたら、それが蘭をきっかけとしているかもしれません。

 

また、メモを読んでいただければと思います。

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