あの方 映画 黒の組織考察

ベルモットがとったあの行動の理由とは?-黒鉄の魚影(サブマリン)考察-

こんにちは、鳥子です。

今回は、2023年公開の黒鉄の魚影(サブマリン)に関する考察です。

 

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簡単な感想

テンポよく、かつシリアスに展開されてとても面白かったですね!キールがニーナを追いかけるシーンから始まり、ジンがキールの肩を撃ち抜いて射殺するシーンを観た時、今回の組織映画は「これまでの映画とも、一味も二味も違うんだなぁと印象付けられました。また、私自身、ベルモットとイーサン本堂が好きなのでまさかベルモットだけでなく、イーサンも見れるとはという感じでした。

 

組織メンバーのシェリーの認識、薬の認識

今回、直美が持っていたUSBのシェリーの画像をウォッカ、キール、バーボン、そしてベルモットが目撃しました。

私は予告ではベルモットが見ていたので「この場にベルモットしかいないのでは?」と考え、その上で「シェリーのことを隠す動きをするのではないか?」と考察していました。

 

しかし、他のメンバーにも目撃されたことで、新たにシェリーの認識、薬の認識に関する考察の参考になりました。

組織メンバーは灰原が本当にシェリーなのか疑問視していましたし、キールがジンに「シェリーが幼児化しているからくりを知りたくないのか?」と質問していました。つまり組織メンバー、少なくともベルモット以外は幼児化のからくりがわかっていないようでしたので、薬の効果について何も知らない認識であることが判明しました。

 

ラムの思惑

ラムは老若認証システムを用いて「最近姿を見せていない、あの方の所在を明らかにしよう」と目論んでいたことがわかりました。ラムにとっての最近というのが、どれだけの期間のことを指しているのかは不明ですが、ラムの前にすら顔を見せないということは実はもう烏丸は亡くなっているのではないでしょうか?

 

ベルモットの行動

今回の映画のラスト、コナンは降谷からベルモットがシステムがシェリーに似た人物を照合することを指摘したことで「組織が老若認証システムに興味をなくしたこと」を聞きました。おそらくベルモットが各地でシェリーに変装し、認証システムにかけたとのことでした。

コナンも降谷もベルモットの行動理由がわかっていませんでした。

これについては、灰原を助けるためにとった行動なのでは?という考えがあります。

実はベルモットは映画の冒頭からおばあさんに変装し、灰原からフサエブランドのブローチの限定品を譲ってもらっていたことがわかります

組織メンバーは監視カメラの映像から過去の自分たちが映った痕跡を消そうとしていたため、ベルモットがクリスの姿のまま出歩くことができないことがわかります。また、有名人という点でもそのままの姿での外出は難しいかもしれません。

ベルモットはバーボンとの会話の際に、フサエブランドのブローチの広告を見ているため、フサエブランドを手に入れようとおばあさんに変装し、あの場所にやってきたということが考えられます。

しかし、限定品が手に入らなかったベルモットが諦めて帰ろうとしたところ、灰原が整理券を譲ってくれました。この行為の恩返しとして、ベルモットは灰原を助けてくれたのではないか?ということが考えられますが、私はどちらかというと、工藤新一を助けることがメインだと考えています。

ベルモットにとって蘭と同様に工藤新一はこの世でたった2つの宝物です。宮野志保の幼児化がバレることによって、その影響が宝物である工藤新一にも及びます。これを避けるために、ベルモットは結果的に灰原が助かる方向に行動したと考えられます。つまり、灰原を助けたいから助けたというよりは、工藤新一を助けた結果、灰原も助けることとなったの方が近いと思っています。

発想を変えてみますと、仮にブローチの整理券をベルモットが普通に手に入れていたらどうでしょうか?

その後、直美のUSBの画像で、シェリーの生存と幼児化バレしたらどうでしょうか?ベルモットは灰原を見捨てたでしょうか?

私はベルモットは同じ行動をとったと思います。ベルモットの行動原理には工藤新一があるため、工藤新一を想い、守るために行動したと考えます。

これは結果論ですが、ピンガには幼児化バレしたわけなので、組織メンバーへの幼児化バレをベルモットが防ぐには、シェリーの幼児化バレも防がなければなりません。ベルモットはひたすら工藤新一を守る、そのために、結果的に灰原を守ることになったのだと思います。

もちろん、ボスにとって認証システムが不都合だったこともありますが、それはあくまでベルモットが合法的にシステムを潰すために、「あの方」に許可どりをするための表向きの理由だと考えています。

 

ボス:あの方

あの方の命令により、最終手段で認証システムの破壊を行うことになりました。

なぜボスが認識システムを破壊することを決めたのでしょうか?

その経緯には、先ほども触れましたが、ベルモットの真意としては工藤新一の幼児化バレを防ぐという側面があったと思います。

そして、ベルモットがボスに送ったメールには、おそらく表向きは、認証システムがボスにとって不都合であることが書かれていたと考えられます。

「ベルモットの危惧したことによってボスが動いた」ということなので、これはつまり「ベルモットがボスの弱みとなり得る部分をわかった上で、認証システムを使うのはまずいと判断した」のだと考えられます。

例えば、ボスがすでに亡くなっていることになっている人物だから、このシステムを使うと居場所がバレてしまうというのが思い浮かびます。

これは「烏丸蓮耶が現在のボス」であっても、これまで私が推している「シャロンが現在のあの方」であっても、すでに死亡している人物となるため、通じる話ですね。

 

おまけ

フサエ=ベルモット、ベルモットの娘説が出ているようですが、私はその可能性はないと考えています。

2人が同一人物だとする描写がないというのもそうですが、そもそもフサエが自分の限定のブランドの整理券をとって、しかも変装して並ぶというのが否定要素です。また、ベルモットは広告を偶然見つけて整理券を受け取りに行っているため、限定品の販売日を身内が知らないというのも考えにくいと思っています。

 

 

また、メモを読んでいただければと思います。

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