正体推理・考察

爆弾魔!?降谷零の周辺人物から探る脇田兼則の正体-ボムとRUM-

こんにちは、鳥子です。

今回は、脇田の正体と考えられる人物についてメモを記載しておこうと思います。なぞなぞ認証のブログの方に記載しようと思いましたが、状況としてはまだ途中段階ですので、こちらのブログに記載します。

0.RUMの条件

まずは、RUMの条件を以前の記事から振り返ります。

サクラとカラス-1通目のRUMメールの送り主と変装術について-

  • 脇田兼則を名乗っているRUMは日本警察の中にいる(特に警視庁)。

→警察キャラ

  • 脇田としてのRUMは変装しており、声は自力で変えている(男性から男性への変装)と考えられる

→男性

  • 降谷零が風見と連絡を取るためのスマホのアドレスを渡している以上、送り主は降谷零と面識がある

→95巻時点で降谷零と知り合い

1.降谷零と関わった警察関係者達

降谷零にRUMメールが届く、95巻までの時系列の中で降谷と面識のある男性の警察関係者達を抜き出して記載しています。この記事では、まずは直接絡みのある人達を抽出しています。括弧内の巻数は、降谷がその人物と絡みがあると考えられる描写がある巻です。

  • 毛利小五郎(75巻)
  • 目暮十三(75巻)
  • 高木渉(75巻)
  • 伊達航(76巻)
  • 横溝参悟(78巻)
  • 黒田兵衛(86・96巻)
  • 諸伏景光(88・89・96巻)
  • 風見裕也(94巻)
  • 松田陣平(96巻)
  • 萩原研二(96巻)
  • 諸伏高明(97巻)

ラム=横溝参悟の記事を書いた際にも、あの方の記事を書いた際にも、範囲を絞って捜索したので、同じやり方になります。横溝のときは78-85巻内だったため、今回の方が巻数的には範囲が広くなっています。

千葉刑事は安室透登場回に出ていましたが、色々動き回っていて、直接話した描写はありませんでした。

2.生存者から考える

まずは上記のリストから生存者を記載してみました。↓

  • 毛利小五郎
  • 目暮十三
  • 高木渉
  • 横溝参悟
  • 黒田兵衛
  • 風見裕也
  • 諸伏高明

続いて、ここから「脇田兼則に変装している」ということから、「脇田と一緒には描かれていない人物」を抽出します。雪山回や脇田兼則の初登場回を考慮すると、毛利小五郎、黒田兵衛、諸伏高明は脇田兼則とは別人と考えられます。↓

  • 毛利小五郎
  • 目暮十三
  • 高木渉
  • 横溝参悟
  • 黒田兵衛
  • 風見裕也
  • 諸伏高明

さらに、ここから、工藤新一の助言を借りた目暮警部や高木が工藤新一の生存を疑い、情報を要求してくるとは思えないため、新一がコナンになった後(1巻以降)も、目の前で工藤新一を見たことがある目暮や高木が組織の人間とは考えにくいですね。ということで、↓

  • 毛利小五郎
  • 目暮十三
  • 高木渉
  • 横溝参悟
  • 黒田兵衛
  • 風見裕也
  • 諸伏高明

2択まで絞りました。

と、ここまでそれなりに、真面目に絞っていましたが、実は、1番最初の絞る段階から気付いていたことがあります。

「普段、警察として働いている人間が、脇田兼則に変装して寿司屋で働くというのは、常識的?物理的に考えて不可能だよなぁ…」とか「それができるのは、降谷と同じような公安として働いている人になるのか…」など考えていました。

そのため、選択肢が風見のみに絞られるのかな、と思います。あとは、最初の段階で灰原センサーの反応を条件に入れれば、風見と高明に絞ることができていましたね。

残った横溝と風見について、一応順番に記述していきます。

横溝参悟は静岡県警に勤務していますが、18巻の情報から、静岡までは車で片道3時間かかります。雪山回での脇田のセリフから、いろは寿司での仕事は割と自由に休めるように思いますが、それでも静岡県警として働きながら東京の寿司屋で同時に働くのは不可能と考えます。よって、↓

  • 毛利小五郎
  • 目暮十三
  • 高木渉
  • 横溝参悟
  • 黒田兵衛
  • 風見裕也
  • 諸伏高明

警視庁公安部の風見が残っていますが、風見がRUMの場合、風見は降谷を降谷として、かつ警察の人間として認識しているため、「バーボンは組織から警察へのスパイである」と組織に認識されていない限り、バーボンはスコッチと同様にNOCバレして殉職していると考えられます。この点は黒田と同じですね。そして…↓

  • 毛利小五郎
  • 目暮十三
  • 高木渉
  • 横溝参悟
  • 黒田兵衛
  • 風見裕也
  • 諸伏高明

…誰もいなくなりました。何かしらの仮定を間違えているか、拾い上げた人に漏れがあったかのどちらかでしょうか…。

3.死亡者から考える

これまでの記事で考慮してきた「偽装死」も視野に入れて、死亡者からも考えてみようと思います。

  • 伊達航
  • 諸伏景光
  • 松田陣平
  • 萩原研二

降谷零に関係ある人物で、既に死亡した人物は、全員が降谷の警察学校の同期となっています。作中では、

  • 伊達航は、1年前に交通事故に遭い、死亡
  • 諸伏景光は、4-3年前に黒の組織にNOCとして潜入していましたが、バレてしまい、最終的に自決
  • 松田陣平は、3年前に爆発物を処理中に死亡
  • 萩原研二は、7年前に爆発物を処理中に死亡

というように描かれています。

また、彼らは、灰原哀とは出会った描写はないです。

イーサン本堂の記事で記載しましたが、私は、偽装死を行うには、第三者の確認が必要だと考えています。例えば、

  • イーサンの偽装死をキールが手伝い、ジンとウォッカがイーサンが死んでいる場面を見た
  • キャメルの偽装死をキールが手伝い、組織の人間が爆死する瞬間を見た
  • 赤井秀一の偽装死をキールが手伝い、ジンとウォッカが見た
  • 秋山信介が首を切断しながら落ちていったのを長野県警が目撃した
  • 千間降代が車に乗って爆死するのを探偵達が見ていた

というように第三者に見せることで、相手に死をすり込むことができます。さらに、遺体が回収されない状況で死亡することも必要な条件と考えることができます。

ボムとラム

よくよく考えると、イーサン、キャメル、赤井秀一は全員火災や爆発によって火に巻き込まれ、本物の遺体か見分けがつきにくい状態で死亡しています

伊達航や諸伏景光の場合、遺体が回収されるような死亡の仕方をしており、偽装するのは難しいように思います。また、そもそも諸伏景光はスコッチというコードネームがあるため、RUMではないですね(昇格したということもあるのかもしれませんが)。↓

  • 伊達航
  • 諸伏景光
  • 松田陣平
  • 萩原研二

ということで、爆死した2人が残りました。爆死というと、なんだか、テキーラを思い出しますね。警視庁に潜入するスパイの記事でも触れました。

話を戻して…、松田の最期は観覧車の頂上で爆弾が爆破し亡くなりました。映画純黒の悪夢では、降谷が観覧車に仕掛けられた爆弾の解体中に思い出したのが松田…、まるでRUMと観覧車の組み合わせで、過去の話を思い出してくれと言わんばかりの流れですね。

この2人で、さらに考えていきます。思い出すのがミステリートレインです。宮野志保に変装した怪盗キッドは、高い場所で列車が走行する中、車両が爆発しましたが、飛んで逃げ切り、宮野志保の偽装死を手伝ってくれました。

では、死亡シーンが描写されている松田について見ていくと、観覧車に乗って、頂上付近で逃げきれない状態で爆発していることから、怪盗キッドのように飛ぶような技術がないと偽装するのは難しいです。この点から、松田は偽装死していないと考えることができます。↓

  • 伊達航
  • 諸伏景光
  • 松田陣平
  • 萩原研二

萩原が残りました。というのも、正直、原作で描写がほぼ無いため、断定するのが難しいからです。せいぜい、原作で96巻で左目を閉じた描写が怪しいくらいでしょうか…。アニメに関してはちょっと私の記憶がかなり薄れていて、もうDVDとか借りるしかないかもしれません。笑

それでも言えそうなことを考えてみます。

消せないメール

降谷零の同期ということを考えると、RUMが萩原ならバーボンが警察の人間だとわかるはずです。この点から、警察学校の同期がRUMと結びつけるのは難しい話になります。

あるとするなら、RUMはバーボンを警察だと断定できない経緯があるということでしょうか。

萩原が死亡したのが7年前であるため、降谷の29歳という年齢から計算すると、警察学校を卒業し、配属された後に死亡したと考えられます。いきなり爆発物処理の仕事につけるのか謎ですが…、細かいことは置いておきます。

彼らは警視庁の警察学校を出ていると考えられますが、他の4人と異なり、降谷のみが警視庁ではなく警察庁にいます。もしも警察学校の同期の中にRUMがいるのであれば、降谷が警察庁に行くことになった経緯が、RUMがバーボンを警察だと認識できないことに繋がるのかもしれません。

例えば、伊達からのメールの内容を考えてみます。たまには連絡しろよな、という文からすると、警察学校の同期とあまり、連絡を取り合ってない状況と考えられます。もしも、降谷は同期に何も言わずに、警視庁ではなく、警察庁にいったのだとしたら、同期からは警察を辞めてしまったと思われている、と考えることができます。

この辺の経緯は、名探偵コナンのメインではなくて警察学校組編の話を読まないと断定はできないのかもしれないですね。うーん、でも、…流石に警察学校編読まないとコナンもわからないってことは、ないでしょうかね。

警察学校組編に、上記のような経緯がなければ、ここまでの話は、振り出しに戻るという感じですね。生きていてほしいですが年齢的に見ても萩原がRUMは厳しいですしね。

松田が殉職した話伊達が殉職した話…、個人的には、この2つの殉職回と脇田の雪山回…爆弾で繋がっていると思いますが、もしかして…7年前と3年前と今年の爆弾事件の犯人…3年前だけ別人ではないかと考えています(多分、深読み?)。

 

4.結局1通目のメールは…

1通目のRUMメールが来た時に、ポケットから取り出したスマホとメールを読んだ時のスマホのボタンの配置が違うことから、実は黒田からも「RUMから指示が来ていないか?」とメールを確認させるようなメールがあり、そこから1通目のRUMメールを読んだ、ということも考えられます。

現状考えられるのは、脇田兼則という人間は若狭留美の新聞記事で若狭留美の名前がアナグラムになっていると見抜いた可能性が高く、見抜けた理由としては脇田の名前もアナグラムだからすぐに気付けたとか、アナグラムなど言葉遊び・暗号に強いからとか、でしょうか。

偽名で変装しているなら、RUMが脇田兼則として活動していることを取り入れて1通目もしくは2通目で知らせたと考えられます。

例えば、脇田が1通目でTime is moneyと名乗り、工藤新一の情報を掴めなかったために、工藤新一の情報を要求、2通目でTime is moneyが脇田を示すことを利用して、本物のラムがメールを送ってきたとかでしょうか。

5.因縁

高木は伊達から受け継いだものがあり、また、変装すると松田にもよく似ていることが描かれました。スコッチこと諸伏景光の兄である諸伏高明も、黒田から情報を受けて脇田兼則の存在を認知していることから、黒田を起点として

  • 黒田ー降谷
  • 黒田ー高木(伊達、松田)
  • 黒田ー諸伏高明(景光)

がRUMである脇田兼則を追い込んでいくという構図なのかもしれません。

解釈に悩むのが、脇田兼則を名乗る人物が公安に別の名前などで潜入しているなら、それを指示したり、管理したりする人間もいるはずだよなぁ…というところです。この辺もある程度考えは浮かんでいますが、また記載したいと思います。

余談

当初は、メインキャラクター達をトランプに見立て、恋愛描写のあるキャラでペアをつくってババ抜きのようにしていけば、何か面白いキャラが残るのではないか?というネタ記事を書こうと思いましたが一旦保留にして、今回の記事を書きました。

この記事の投稿日である11月7日が松田と萩原の命日ということで、彼らをメモに残せて良かったです。

伊達が高木に渡した手帳も気になりますね。何かを追っていたのでしょうか。

また、メモを読んでいただければと思います♪

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