ラム編 黒の組織考察

サクラとカラス-RUMメールの1通目の送り主と変装術の使用について-

こんにちは、鳥子です。

今回は、RUMからの1通目のメールの送り主に関してメモを残しておこうと思います。

Time is money!-RUMからのメールと「せっかち」の意味再考察用メモ-【雑談】

トリプルフェイスはスマホもトリプル?-降谷零のスマホを再調査してみた-

1.RUMからの1通目のメール

以前に書いたメモでは、RUMからバーボンに届いたメールの送り主の選択肢として

  1. 1通目の送り主を黒田、2通目の送り主をラム
  2. 1通目の送り主を黒田、2通目の送り主を脇田
  3. 1通目は黒田ではない、2通目は記載なし

の3つを記載しました(ここで、脇田はラムの影武者と考えています)。

 

1と2の考えとしては、バーボンこと降谷零とコナンの味方である黒田が、公安の人間として、ラムの通信を傍受し、工藤新一の情報を脇田兼則が要求してくるといった意味合いで、RUMに扮してバーボンに先に情報を回したものが1通目のメールという考えです。

3は、やはり黒田はコナン側の人間であるものの、例え、通信を傍受したとしても、信頼のおける降谷とのやりとり、かつ大事な内容は電話で連絡を取るのではないか?という疑問をもとに、1通目は黒田ではないとしました。

2を中心に考えると、入院前の黒田、つまり黒髪の黒田が、RUMと繋がっていて、入院からの復帰後に再度RUMとやり取りを始めたから1通目のメールもバーボンに送れたのではないか?ということも考えていました。

2の考えを進める際に、私は、「脇田兼則が本物の脇田兼則である」ということを前提に話を進めていました。そのため、脇田兼則がRUMであることに辿りついても、自分の名前をアナグラムにしたものを取り入れてメールするはずがない、としていました。

ただ、RUMメールの送り主を考えるにあたってもう1つの大きな分岐をまだ記載していませんでした。それが、脇田が偽名を名乗り、かつ変装をしている場合です。

このケースだと、脇田兼則という名前を、アナグラムで「脇田兼則→時は金なり→Time is money」に変換し、メールに取り入れても構わないということになり、1通目のメールの送り主として、脇田が入っても問題ないことになります。

名前に関しては若狭留美や土井塔克樹(怪盗キッド)などが例になるでしょうか。

 

2.脇田兼則に変装している人物

では、RUMである脇田兼則は一体誰が変装しているのか、条件などを考えていきたいと思います。

トリプルフェイスのスマホ

以前の記事では、降谷零が所持するスマホは4種類あるということを記載しました。

  1. 榎本梓やベルモットの前で使った渋谷夏子の画像を保存していたスマホ
  2. 緋色シリーズや黒田兵衛との電話で利用したスマホ、伊達からのメールも届いていた
  3. 風見との連絡に使った端末で、1通目のRUMメールが届いたスマホ
  4. 2通目のRUMメールが届いたスマホ

そもそもの前提として、降谷が自分の立場や相手によってスマホをしっかりと使い分けていることが条件となります。トリプルフェイスとして上手く潜入捜査するのであれば、しっかりスマホを使い分けているであろう、ということを前提に話を進めていこうと思います。上記のスマホを、用途などからその使い分けを考えると、

  1. 探偵用(安室透)
  2. 警察庁用(降谷零)
  3. 警視庁、又は警察庁以外の他県の警察との連絡用(降谷零)
  4. 登場がほぼ無いですが内容的には組織用(バーボン)

といったところでしょうか。

ただ、探偵達の夜想曲でベルモットとバーボンが連絡を取っていたのは、1か2のどちらかと考えられるため、組織の人間、少なくともベルモットには探偵用(安室透用)のスマホの番号も伝えていると考えられます。

SAKURAとKARASU

色分けするとわかりますが、3のスマホに届いたRUMからのメール、もし、これが黒田や風見からではないとするならば…、どうやら…、日本警察に黒の組織からの鼠が紛れ込んでいるのは確実そうです。

降谷零の所属するゼロは、他都道府県の公安の指揮が取れますが、その点を考慮して、3のスマホが扱う範囲を大きい順に考えると、

  1. 他都道府県警
  2. 他都道府県警の公安
  3. 警視庁
  4. 警視庁公安部
  5. 上記のいずれかをやめた人間

のいずれかがRUMメールの1通目の相手になるでしょうか。しかも、アドレスを渡しているということは、降谷零とはそれなりに面識がある…はずです。

以前の記事で、警視庁に組織のスパイがいることについて触れましたが、3は濃厚そうですね。

もしかしたら、ラムではなくとも組織の息がかかった人間がいてもおかしくないため、大変そうですが、私がラムだと思っている横溝参悟も含めて、警察キャラについて再度考え直そうと思います。

RUMの選択肢が、登場キャラ1000人以上から数十人になったというだけでもかなり絞り込んだ方だと思います。

安室透がコナンに出した、せっかち、というヒントから、RUMの条件として

RUMになり得る人物の条件は、最低でも

  • コナンと出会っている
  • かつ、コナンと出会っていることを安室透が知っている

もしくは

  • その人がせっかちであることをコナンがわかる
  • そのことを安室透も知っている

などを満たすことになります。

Time is money!の記事より引用

と記載していました。

私は、雪山回のヒントを出した後の脇田に対する安室透の反応から、せっかちは脇田を指し示すヒントと考えています(横溝参悟も字が汚いとか、自衛隊を急いて要請してしまうとかあって、これはせっかちな描写か?とはなりますが…)。

この「せっかち」が「脇田にたどり着くまでの道のり」のみであれば、RUMの条件を他にも考えなければなりません。

RUMの人物像は変装によるものか

私は、これまで、怪盗キッドが出てきたのは、名探偵コナンの終盤が変装合戦になるため、変装術の見抜き方を練習するためなのではないか?と思っていました。95巻のお茶会で、降谷も変声機有りとはいえ、変装できるようになったと考えると、(見抜くのが)かなり厄介です。

変声機を利用した変装と地声による変装

声色まで変えられるレベルで変装できるのは、黒羽盗一流派の変装術を学んだ怪盗キッド、ベルモットなどがいますが、性別問わず変装することができます。

工藤有希子自身も黒羽盗一から変装術を学んでいるため、コナン、灰原、沖矢昴は有希子の変装術により、本人そっくり、あるいは別人としての変装はできますが、声色を変えることができません。

声色を変えるのは機械を使いますが、上手くやれば性別問わず変装できます。

一方、バーボン(お茶会以前)、間宮マス代に整形した西川睦美、工藤新一に整形した日原誠人、命様にメイクで変装した島袋君恵などは変装・整形していますが、声色を変えるのに性別の壁があるのか、同じ性別でしか変装していないという共通点があります。

  • 黒羽盗一流の変装術を学び、声色を変えられるようになれば、男女問わず変装できる
  • 黒羽盗一流の変装術を学び、自力で声色を変えられなくても、機械で声を変えられれば、男女問わず変装できる
  • 自力や他人の力でメイク・整形などにより変装する場合、自力で声色を変えられなければ、変装対象の性別には制限が出る

というところでしょうか。

RUMの性別

では、脇田兼則に変装しているRUMの性別について考えていきます。

灰原は、

屈強な大男だとか…女のような男とか…年老いた老人とか…それらが全部影武者だって言ってた人もいたわ…

ラムには何か別の特徴があったはず…外見の印象はさまざまだったけど…その特徴だけはいつも同じだった…

何かの事故で目を負傷して…

左右どちらかの眼球が…義眼らしいわよ…

と、特定できそうで、できなそうな発言をしています。

外見の印象はさまざまだけど、みんな共通で同じ特徴を言っているにもかかわらず、その共通の特徴である義眼の情報が、左右どちらか定まらないという…なんとも不思議な情報です。

例えば、

  1. 両眼とも負傷していて、日によってどちらかの目の調子が悪くなり、眼帯をしているのが左右異なる場合がある、とか
  2. RUMと名乗る人物に、右目を負傷した人物と左目を負傷した人物が存在する、とか
  3. 全くの嘘情報で、義眼について調べている人間を警戒するため(そもそも情報流さないほうが安全だが…)、とか

ありそうですが、義眼から性別の判断は難しいです。

屈強な大男だとか、女のような男とか、年老いた老人とか、という発言から考えると、性別について触れているのは、大男女のような男の2つで、男性を指しています。

年老いた老人に関しても、男か女かわからないほど歳を取りすぎた人物に変装しているのか?というところですが、気になるのは、年老いた老人「とか…」と他にもあるような言葉です。印象が十人十色とだけあって、3つだけでなく他にも情報があるのではないでしょうか。

3つの特徴に当てはまらないから脇田はRUMではない、というように思いますが、3つとも当てはまらないからこそ、それが十人十色のRUMの新しい印象・特徴とも言え、RUMは変装しているのだと考えることができます

脇田の中の人は、自力で変装しているか、もしくはベルモットに助けてもらって変装していると考えられますが、灰原があげた特徴のうち2つが男性ということと、今回、脇田(男性)に変装しているということを考慮すると、中の人は、声色を難なく変えることは難しいのではないか、男性なのではないかと考えられます。この点はコードネームの記事でも触れていますね。

3.まとめ

今までの記事では、脇田兼則はRUM候補の中のRUMである前提で、脇田兼則が

  1. 本人である(本名で変装ではない)
  2. 偽名で変装

の大きな分岐のうち、1の本人である(本名で変装ではない)経路の話を行ってきました。

そして、今回の記事では、2の、脇田兼則が偽名で変装ということで話を進めました。

  • 脇田兼則を名乗っているRUMは日本警察の中にいる(特に警視庁)。
  • 脇田としてのRUMは変装しており、声は自力で変えている(男性から男性への変装)と考えられる
  • 降谷零が風見と連絡を取るためのスマホのアドレスを渡している以上、送り主は降谷零と面識がある

まとめると、こんな感じでしょうか。

脇田が本人でも、本人でなくとも日本警察に潜入しているのでは?というところに着地しました。RUMメールの送り主についてはまだまだ色々考えられそうなので、引き続き考えるとして…並行して警察キャラを調べていこうと思います。

余談

現段階の考えでは、RUMと名乗る人物は、

横溝参悟と脇田兼則で、脇田兼則に関しては自力かベルモットの手助けにより変装していると考えています。

こうなると私の中で、RUM候補3人の正体は、それぞれ自身が名乗っている人物ではないということになります。博士の紅茶トリックを思い出しますね。

気がかりなのは、降谷はそれぞれのメールの送り主について同一人物と思っているのか…いないのか、ですね。

まだ読み取れてないところが多々あるので、読み込みたいと思います。

また、メモを読んでいただければと思います♪

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