こんにちは、鳥子です。
今回は、降谷零(安室透/バーボン)のスマホについて、メモを残しておきます。以前の記事で降谷零はスマホを2台持っていると記載しましたが、どうやら私は彼のことを誤解していたようです。
Time is money!-RUMからのメールと「せっかち」の意味再考察用メモ-
1.メールの内容
まずはメールの内容を振り返ってみようと思います。
RUMからのメール
- 1通目(スペードあり)
From:■■■
件名: 無題
工藤新一の情報を要求する
Time is money!
急げよバーボン
ーRUMー
- 2通目(スペードなし)
件名:■■■■■
工藤新一の情報
急げ!
Time is money!
ーRUMー
前に記載した記事の内容では
1通目は「工藤新一の情報を要求する」まで、表示されているが、2通目は「工藤新一の情報」で切れている→表示の文字数が異なる
安室透はスペードのついたスマホとスペードのないスマホの2台のスマホを所有しています。スマホの背面の柄からも安室透がスマホを2台持っているということに気付くことができるのですが、RUMからのメールからでも判断することができます。
それは、字の大きさの設定からです。両者とも「工藤新一の情報」が1文目に入っていますが、2通目の方は「工藤新一の情報」だけで1文目が切れています。これは文字の大きさ設定が2台のスマホで異なっている、あるいは、大きさが同じでもスマホの大きさが異なるため、同じ文字でも画面がいっぱいになっていると考えられます。
と記載していました。これは、ざっくりと、合っているといえば、あっているのですが、正確には、まだ細かく見ておかないといけない描写があります。それがこちらです。
伊達からのメール
スペードあり
■■■■ ■■■
お前どこで何
やってんだ?
たまには連絡
しろよな!
伊達
「命を賭けた恋愛中継」での伊達からのメールです。
1行目「何」、2行目「?」、3行目「絡」となり、5行目は「伊」が6文字目、「達」が7文字目で画面いっぱいになっています。
RUMからの1通目のメールでは、1行目が「工藤新一の情報を要求する」となっており、スペードありでも、文字数が異なるスマホがあるということになります。
2.スマホの形状
安室透登場時から描かれている20以上のコマから読み取ったスマホの形状です。私が見たところ、文字数などの違い以外にも、ボタンなどの配置に違いが見られ、降谷零が持っているスマホは、現状、下の図の4つがあると考えています。
- 左側面
(左上)ボタン3つ
(右上)ボタン3つ
(左下)ボタン2つあり
下のボタンが2つに分かれている
(右下)?
- 右側面
(左上)ボタン1つと線あり
(右上)ボタン1つと線あり
(左下)ボタンなし
(右下)ボタン3つ
- 前面
(左上)ボタンは丸
(右上)ボタンは丸
(左下)ボタンは四角
(右下)ボタンは不明
- 背面
(左上)スペードあり、下部にラベル?なし
(右上)スペードあり、下部にラベル?あり
(左下)スペードあり、下部のラベル?不明
(右下)スペードなし、下部のラベル?なし
- 上面
(左上)ボタンなし、丸なし、小さい丸なし
(右上)ボタンあり、丸あり、小さい丸あり
(左下)ボタンあり、丸あり、小さい丸なし
(右下)ボタンなし、丸なし、小さい丸なし
- 下面
(左上)3つの四角形
(右上)3つの四角形
(左下)1つの四角形
(右下)?
- 文字数
(左上)?
(右上)7文字
(左下)12文字
(右下)7文字
ただ、把握しきれてないコマの切り替わりがあり、完全に再現できているかは微妙なところです。
例えば、緋色シリーズでベルモットの前で使用したスマホでは、左側面にボタンが3つあるコマがあるかと思いきや、右側面にも3つボタンがあり、真上から見たときは、左側にボタンが3つと、どれが正解なんだ?という描写があります。
他にも、修学旅行編後の1通目のRUMからのメールでは、ポケットから取り出した際の側面と、次のページでメールを見ているスマホの側面が異なっています。
3.連絡方法
降谷は、ゼロの執行人、女性警察官連続殺人事件において、黒田とは電話で、連絡を取っています。
また、修学旅行後と迷宮カクテルにおいては、RUMの署名があるメールはメールで連絡を取っています。
ベルモットは、純黒の悪夢で、RUMと電話で連絡を取っています。
私は現時点では、RUMメールの1通目が黒田、2通目が脇田と考えていました…が、信頼度が連絡方法に表れているのだとすれば、RUMはバーボンと距離があるためにメールという連絡手段を取ったとも考えられます(あるいは、バーボンが知っている人物)。
そうなると、私は、「黒田はRUMではない」と考えているのですが、信頼度と連絡方法を考慮すると、1通目が黒田というのは違和感があります。
特に、雪山回では、黒田は、大和を経由して高明と電話していました。高明に電話で指示を出していたと考えられ、黒田と高明の電話の後、脇田を前にして、高明と安室の関係が「以前会った人」から「はじめまして」の関係に一変したわけです。
この点から、黒田という人物は、黒田が信頼する人物に対し、声を変えることなく、電話で指示を出せる人間であることがわかります。
RUMメールの1通目が黒田である場合、なぜラムではないはずの黒田が1通目を送れるのか?疑問が湧き、その理由を考えた時、ラムと影武者との間の連絡を傍受し、降谷に伝えたのでは?と思っていました。
ただ、黒田と降谷に信頼関係があるのであれば、最低限1通目のRUMメールに関しては、メールで伝えることなく、雪山で高明と連絡を取ったように、そして、女性警察官連続殺人事件のときに降谷と電話したように、降谷にそのまま電話で伝えればよいわけです。
少なくとも黒田は工藤新一に関するSNSの情報を目にできる状態にあり、物理的に追い込まれていたような状況ではありませんでした。つまり、黒田は降谷に対し、電話できる状況だったと考えられます。
一方、降谷はポアロで1通目のRUMメールを受信したわけです。女性警察官連続殺人事件の時はポアロの前で黒田と電話しています。黒田がラムのやりとりを傍受して緊急に降谷に伝える必要があるのであれば、電話を利用するはずです。
また、工藤新一生存に関しても「工藤新一、工藤家の情報を探れ」と電話で指示すればよいはずです。
これらの点から、1通目にRUMメールを送ってきた人物は、黒田ではないと考えられます。
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余談
純黒の悪夢で、RUMはキュラソーとベルモットの前で、声を変えていましたが、ベルモットとの電話だとどうだったのでしょうか。
RUMの登場シーンが、キュラソーがRUMの右腕になる前の描写であることから、あの場面は、RUMとキュラソーが初めて対面した場面であると考えられます。
RUMがキュラソーとベルモットの前で声を変えたのは、
- RUMは誰にでも声を変えているから、なのであれば、ベルモットと電話しているときでも声を変えている可能性があり、その場合、バーボンとの電話で声を変えていない黒田はRUMではないという根拠になる
- 初対面のキュラソーの前だったから声を変えた、のであれば、RUMとベルモットは親しい可能性があり、ベルモットと電話する際に、機械で声を変えずに電話している
と考えることができます。
私は、後者だと考えています。というのも、RUMの人物像は、変装術が関係しているのでは?と考えているからです。詳しくは別記事にしようと思います。
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というわけで、今回のまとめとしては、トリプルフェイスのスマホはトリプルではありませんでした。コマの切り替わりでボタン配置が変わっているのはどう捉えようか困りましたが…。
今後は、再度ラム編について考え直すために、バーボン編、キール編、ベルモット編を繰り返し読みたいと思います。また、今回わかった降谷のスマホから(今回はどの端末が何用かはまだ記載していませんが…)、RUMメールの送り主についても、繰り返し、考えていきたいと思います。色々やり直しです。
次回は、
- ラムの人物像
- RUMメール
- ジェイムズ
どれを記載するかわかりませんが、過去の記事を引用しつつ記載したいと思います。
また、メモを読んでいただければと思います♪