ラム編 黒の組織考察

黒田兵衛・若狭留美・ラム…3人のお互いの認識について-ラム編考察用記事-

こんにちは、鳥子です。

今回は、黒田兵衛、若狭留美、ラムの3人のお互いの認識についての考察記事です。

 

注意

こちらはサンデーの内容が含まれる記事ですので単行本派、アニメ派の方はご注意ください。

 

羽田浩司殺害事件の概要

17年前、羽田浩司殺害事件が起きます。

この事件をざっくり表現すると、

黒の組織のNo.2ラムが、アメリカの資産家のアマンダヒューズを組織に取り込もうとしたことで起きた事件です。

 

その際、

  • アマンダのボディーガード達(特に浅香)や
  • アマンダが大ファンだった日本の将棋棋士・羽田浩司
  • そして、アマンダが密かに日本の警察と作戦を立てようとしていた際に派遣された、黒田兵衛

がこの事件によって影響を受けました。

 

この事件によって、

  • アマンダと羽田浩司が死亡
  • アマンダのボディーガードをしていた浅香は逃亡
  • 黒田は事故に遭い義眼になり10年間意識不明で入院

といった結果になりました。

 

時は経ち、事件に関わった人物達の過去が明らかになりました。

 

3人の認識

今回の記事では、ざっくりと時系列に沿って3人のお互いの認識を振り返りたいと思います。

 

羽田浩司殺害事件前

まずは羽田浩司殺害事件前、

浅香はホテルの廊下ですれ違った黒田のことを怪しい男として認識します。

一方の黒田は浅香のことをアマンダのボディーガードとしか思っていません。

 

ラムに関しては、浅香と黒田のことをアマンダのボディーガードとして認識していますが、

浅香についてはアマンダを組織に取り入れるための人質、脅迫の材料のように考えていたと思います。

 

羽田浩司殺害事件時・直後

そして、事件が発生。

浅香は黒田のことを羽田浩司殺害犯だと認識。黒田に蹴りかかるも隙をつかれ、気絶させられます。

黒田は事件のことを聞こうと、気絶した浅香をスーツケースに入れ、ホテルから連れ出しますが、

その際にヘビの目のような男とすれ違います。

 

一方、浅香に情報を掴まれたと考えたラムは、浅香をスーツケースに入れた黒田を追跡。

そして、黒田と浅香は事故に遭います。浅香は意識を取り戻しており、黒田が動けない状態のなかで逃亡。

ラムの部下が「トドメを刺しにいくか」ラムに聞いているため、この時点では黒田や浅香が生きていると考えていたようです。

 

そして、時は経ち、浅香は復讐のために若狭留美として動き出します。

 

92巻 白い手の女

92巻の白い手の女の回では、浅香が載った新聞記事に黒田と脇田が反応。
浅香ではないか?と疑い始めたと考えられます。

 

93巻 燃えるテントの怪

93巻のキャンプ回では、黒田と若狭が対峙します。

黒田は若狭先生のことを浅香と疑って接触したと考えられます。

一方、若狭は、黒田の風貌が変わっているものの、この時点で事件当日、現場にいた人物だと認識しているようです。

そして、黒田はチェス大会の事件で、若狭留美が自分のことをまだ殺害犯だと勘違いしているのではないか?と考えていましたが、
若狭はキャンプ回で黒田のことを警察官だと知り、その疑いは解かれている可能性が高いです。(ただし、キャンプ回の時点では、まだ疑いは強いと思われます。)

 

97巻 36マスの完全犯罪

97巻の雪山回では、脇田が毛利探偵の依頼に一緒についていきます。

高明警部との接触で身バレするかもしれないと案じた安室さんは、長野県警に送る動画に映り込み、高明警部に自身を思い出させます。
そして、タイミングよく黒田から連絡を受けた高明警部は脇田の正体が公安が追っている組織の幹部であることを知らされたと私は考えています。

つまり、黒田は脇田がラムであるということは知っていると考えています。
しかし、そのラムが羽田事件の犯人であり、すれ違ったヘビの目のような男であることまでは察していないと考えられます。

ちなみに脇田は、雪山回で黒田の存在には勘付いていません

 

101巻 13年前の声を探せ

そして、101巻のタイムカプセル回では帝丹小学校の同窓会に、脇田が寿司を持ってきます。

若狭は窓から、校庭を通って配達から帰ろうとしている脇田の後ろ姿をじっと見つめていました

 

103巻 怪盗キッドの王冠マジック

103巻のキッド回では、脇田がタイムカプセルの回の配達帰りに若狭に見られていたことを回想します。
このことをコナンに話し、若狭先生に何か変わったことがないか聞きますが、コナンははぐらかします。

 

羽田浩司殺害事件では、ラムは浅香に声を聞かれたことを気にしていました。自身の正体に繋がる可能性を危惧していたようですが、

若狭先生はタイムカプセルの回で、脇田が配達にきた時に声を聞き、17年前の犯人かもしれないと考えたのかもしれません。そのため、窓から脇田を睨んでいた可能性があります。

 

サンデーFILE 1103~1109 羽田浩司殺害事件

そして、チェス大会の事件、若狭と黒田が再会します。

黒田は当時、浅香がサングラスをしていたこともあって、若狭先生のことを浅香だと確定できなかったようですが、
会う度に睨まれていたことなどから、ほぼ浅香だと認識していると考えられます。

一方、若狭先生は黒田のことを当時現場で会った人物だと認識していますが、現段階では黒田のことを自身の敵であるとは認識していないようです。

というのも、

  • 若狭先生は黒田に攻撃を仕掛けていませんし、警察であることもわかっています
  • また、チェス大会ではカメラが若狭先生を追っていて、何者かが自分を狙っていることに若狭先生は気付きますが、そのタイミングで黒田が若狭先生に何か仕掛けてくる様子もないですし、
  • タイムカプセル回の配達の際に、脇田の声を聞いた時から脇田を怪しんでいるため

黒田は犯人ではないと判断していたと考えられます。

 

まとめ

浅香→脇田(ラム)

浅香は当時ラムの顔を見ておらず、声を聞きました。現在は寿司の配達でやってきた脇田の声から、当時の犯人ではないかと疑っていそうですが、この時点でも顔は確認できていないと考えられます。

 

浅香→黒田

黒田のことに関しては、当時は羽田浩司の殺害犯という疑いをかけましたが、今はその疑いは晴れていると考えられます。

 

黒田→浅香

黒田は、当時浅香から情報を聞こうとしましたが逃げられました。
現在は若狭と接触し、ほぼ浅香で間違いないと考えていると思います。
そうなったら、黒田としては事件当時のことを聞きたいはずですね。

 

黒田→脇田(ラム)

黒田から脇田に対しては、組織の幹部であるラムだとわかっていると考えています。
しかし、羽田事件の犯人、ヘビのような目を持つ男だとは認識できていないです。

 

脇田(ラム)→浅香

そして、脇田から浅香に関しては、羽田浩司殺害事件で描かれたように、事件当時を知るボディーガードであり、自身の声を聞かれているため、消したいと考えているようです。
しかし、一筋縄ではいきません。

 

脇田(ラム)→黒田

一方、黒田のことについては、死亡していると考えているかどうかはわかりませんが、現在一度も顔をあわせていないため、
おそらく意識していない可能性が高いです。そういえば「あんなやついたなぁ」くらいかも?

 

 

また、メモを読んでいただければと思います。

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