ラム編 正体推理・考察

若狭留美はアナグラム?-名前(WAKASARUMI)に隠された秘密-

こんにちは、鳥子です。

今回は、若狭留美の名前の秘密について考察しました。

 

名前の秘密

92巻の白い手の女のラスト、黒田と脇田が新聞に載った若狭留美に反応しました。

過去の羽田事件を踏まえると、当時の浅香と比べて髪型が異なり、サングラスではなくメガネをかけていたことや、浅香だと疑わしいという疑惑を持っていたため、ラムである脇田は浅香の容姿ではなく、おそらく名前に反応したと考えられます。

 

まずはじめに、私の考えとしては若狭留美(WAKASARUMI)の名前はアナグラムを示しており、並び替えると

WAKASARUMI

AKAI SAW RUM (赤井務武はラムを見た、赤井務武はラムと会った)

という意味になると考えています。

 

他にも

  1. Wを反転させた上で並び替えるとRUM,I’M ASAKA.になる
  2. 若狭留美(WAKASARUMI)の両端をとって(AKASARUM)並び替えると、烏丸(KARASUMA) になる
  3. アナグラムでAKAI WAS RUM になる

など、いくつか候補があると思いますが、それぞれ次のような理由で違うと考えています。

 

RUM,I’M ASAKA.

まずは、Wを反転させて並び替えるとRUM,I’M ASAKA. となるケースです。

若狭留美は、確かに過去の因縁から組織の人間を誘きよせたいと考えていると思いますが、Wを反転させるというのが少々強引だと考えています。

というのも暗号を解くには「その手がかり」・「きっかけ」となる描写が必要だからです。

この事件では、ゲスゴルファーのトリックに左右反転させて文字を書くというものがありましたが、Wを左右反転させてもWのままですし、いくつか文字がある中でWだけ反転させるのも謎です。少なくとも上下反転させるという手がかりは、新聞には載っていないと考えられます。

 

文字は加工しない?

脇田が「トンチが効いている」と発言したことから、名前の秘密に気付いたと考えてよさそうですが、若狭留美の名前に秘密があるのだとしたら脇田が初見で解ける仕組みになっていると考えられます。

このことから、文字を加工する解き方ではないと推測できます。

そのため、2点目の若狭留美(WAKASARUMI)の両端のWとIをとって(AKASARUM)

残りの文字を並び替え、烏丸(CARASUMA)となるのも同様に除外できます。

 

脇田の名前の秘密

文字を加工するのではなく、単純に文字を並び替えるやり方だと考えられる理由が1点あります。

それが脇田の名前の秘密です。

 

脇田兼則(WAKITAKANENORI)の名前は

TIME IS MONEY

つまり、時は金なりをローマ字にした文章

TOKIWAKANENARI

を並び替えた文字になっていることがわかりますが、ラム自身がアナグラムを使っているからこそ、アナグラムに反応できたと考えられます。

初見で手がかりなしで、アナグラムを使用している脇田兼則だからこそ解けたのだとしたら、若狭留美もアナグラムを使用しているのでは?という考えです。

 

AKAI WAS RUM

ここで3点目のAKAI WAS RUMについてです。

 

この言葉は純粋な並び替えで生まれる文章ですが、私は次の点から否定的です。

それは、WASが過去系であり、

AKAI WAS RUM 赤井務武はラムだった

が過去のことを示しているからです。

 

日本語で赤井務武はラムだった は

  1. 赤井務武はラムであるという事実を示しているもの
  2. 赤井務武はかつてラムだったが今は違うという過去を示しているもの

のように大まかに2つに分類できます。

 

例えば前者の例をあげると、平次目線で「コナンの正体は工藤新一だった」わけですが、この「だった」は過去形ではなく、事実を表す意味での「だった」となりますよね。英語でのAKAI WAS RUMは、後者の過去を示す意味となり、現在はラムではないことも表しています。

つまり、AKAI WAS RUMが意味として成り立つには、若狭留美が赤井務武がラムだと知っていること、かつ今はそうではないと知っていることになります。

 

皆さんもご存知の通り、ラムは子どもの頃からRUMと呼ばれているため、ラムが複数人いない限り、赤井務武がラムであることはありません。

しかも、赤井務武が組織の人間に襲われたのだとしたら、なおさら赤井務武がラムだったということは否定的です。

よってAKAI WAS RUMも除外できると考えています。

 

AKAI SAW RUM

私が冒頭に伝えたAKAI SAW RUMの場合、若狭留美は赤井務武と会っていますし、赤井務武がこれから組織の人間と戦闘するであろう場面に、一緒にいたことがわかっています。若狭留美は務武に庇ってもらっているため、最後までその戦闘シーンを見ていない可能性がありますが、キャンプ回で義眼という言葉に反応したことから、自身の敵が義眼であるということは気付いていると考えられます。

若狭留美が赤井務武に助けられ、その場を離れてしばらく時間が経過した後、ラムが義眼になったことを知っていたとしたら、赤井務武とラムが会ったのではないか?と考えていても、違和感がないのではないでしょうか?

若狭留美が羽田浩司殺害事件の主犯格がラムだとわかっているかはわかりませんが、浅香と務武を襲撃した人間がラムだとわかっているのだとしたら、赤井務武のジークンドー(目潰し)と義眼とラムが結びついてるかもしれません。

そのため、若狭留美のアナグラムに羽田浩司殺害事件の被害者であるアマンダや、羽田浩司の名前は入れず、確実に赤井務武と浅香を襲撃した犯人だとわかっているラムの名前(RUM)と、被害者の赤井の名前(AKAI)を若狭留美の名前に入れた可能性があります。

 

まとめ

  • アナグラムを使用している脇田が若狭留美の名前の秘密に気付けたことから、若狭留美の名前にもアナグラムが使用されていると考えています。
  • 私は並び替えると、AKAI SAW RUM、赤井はラムと会ったということを示していると考えています。
  • 若狭留美のアナグラムに「羽田浩司やアマンダの名前がない」のは「若狭が羽田浩司殺害事件の犯人がわかっていないため」で、「赤井務武と浅香を襲撃した犯人がラムだと結びついている」からこそ、赤井とラムの名前をアナグラムにしたと考えられます。ただし、ラムの顔はわかっていない可能性は高いです。

 

なぜ組織員ではない浅香がラムという存在がいることを知ったのかは、赤井務武に助けてもらった後に、浅香が宮野夫妻と接触したのではないか?ということに関連していると考えています。

灰原が若狭先生を好きな理由と羽田浩司殺害事件後の時系列に関する仮説

 

 

また、メモを読んでいただければと思います。

-ラム編, 正体推理・考察
-

© 2024 鳥子の備忘録 Powered by AFFINGER5