サンデー考察・感想

名探偵コナン サンデーFILE.1112 感想・考察「 零れた真実 」

こんにちは、鳥子です。

注意

こちらはサンデーの内容が含まれる記事ですので単行本派、アニメ派の方はご注意ください。

 

今回は、

2023年4月26日サンデー掲載の名探偵コナンFILE 1112

の事件について感想・考察を書いていきます。

前回の記事はこちらになります。

名探偵コナン サンデーFILE.1111 感想・考察「 花壇の怪 」

 

今回は解決編ということで事件についての反省会と気になる描写振り返りを行いたいと思います。

 

反省会

今回は犯人もトリックも外してしまいました。

前回の考察では、団野くん、マリアちゃん、たくまくんがそれぞれ花壇に対して行動をとったことにより自然に火がついたと考えていました。

具体的には、団野くんがポテチをお供えし、マリアちゃんが折れたチューリップをセロハンテープで元に戻して、10円をお供えした。そして、たくまくんが水をあげたことでセロハンテープに水が溜まり、レンズ状になったところで10円やポテチに収束した太陽光が当たって発火したというものでした。

しかし、今回の事件では「マリアちゃんが灰原に授業参観を延期したいことを伝えており、灰原が氷のレンズを用意してボヤを起こす計画を仕組んでいた」ということになります。個人的には、101巻のタイムカプセル回でもボヤの話はあったし、もう小学生が火をつける展開はないだろうなと思っていたために、突発的な犯行ではなく灰原が計画を練っていたことに頭が回りませんでした。また、メインキャラが犯人ではないだろうと考えてしまったのが何よりも大きな失敗でした。

その他、火災の再現と灰原の姿から若狭がエレーナを回想するのではないかと考えていましたが、エレーナとの話についてはまだまだ先のようですね。

 

気になる描写

最後のページで、ラムの部下たちが帝丹小学校に張り付き、若狭先生の動きを観察していることがわかりました。

ラムはその部下と会話しており「若狭の家を突き止めたのか?」「なぜ学校に留まり続けているのか気になる」などの発言をしています。

この会話から言える話、広げられる話をしたいと思います。

 

幼児化に関する認識

「ラムが帝丹小学校内での若狭の狙いがわかっていない」ということから、APTX4869の副作用には気付いていないことが考えられます。

読者目線では、若狭の狙いはコナンから灰原に切り替わっていることがこれまでの描写からわかっており、今回の最後も若狭先生は灰原を見つめています。

「ラムが若狭の狙いがわかっていない」ということは、若狭の興味の対象であるコナンや灰原のことに現段階で気付いてないことを意味します。ラムが「薬の副作用に幼児化があること」と「コナンの幼児化」に気付いているのであれば、若狭が留まる理由がコナンたちにあることを察してもよいとは思います。

しかし、現状そうではないということは、コナンが幼児化していることも灰原が幼児化していることも頭にはないと考えられます。

よって、APTX4869の副作用である幼児化には、たどり着いていない可能性が高まったと考えています。私は今のところ、ラムが思い描いている薬の効果は、治療目的のものだと考えているため、矛盾はありません。

名探偵コナン サンデーFILE.1109 感想・考察「 女王の謀 」

 

とはいえ、若狭に狙いを定めることで、今後ラムがコナンや灰原の幼児化に気付くリスクが高まっていることは確実ですね。

 

バーボンについて

2つ目に関しては、若狭がなぜ学校に留まるのか?という疑問から同じくバーボンがなぜポアロに留まるのか?という類似点からの着想になります。

バーボンはシェリーの爆死を目撃し報告しています。毛利小五郎に張り付いても何も出ないはずなのに「なぜバーボンはまだポアロにいるのか」ラムが気にするかもしれません。

というより、気にしたからこそ、いろは寿司から2人を監視するために動き出した可能性も考えています。この辺は組織の大事にも関係しているのではないかと考えています。

名探偵コナン サンデーFILE.1103 感想・考察「 白黒の序盤 」

 

若狭の資金源について

3つ目に関しては、若狭先生の拠点がいくつかあるということです。その1つはタワーマンションですがこの資金源は一体どこから生まれているのでしょうか?

アマンダの遺産やボディーガード時代の資金が残っている可能性がありますが、17年間生活していけるほど残っていたのかというと何とも言えません。

若狭先生は現在タワーマンションに住んでいますし、どうやって稼いでいるのでしょうか。

羽田事件のネット記事で「アマンダが浅香を雇い入れた経緯を家族が知らない」という情報が載っていました。まるでアマンダの家族と浅香は仲良くないような印象ですが、羽田事件の記事をアップしたのが浅香であれば、実はそれは嘘の情報であるということが考えられます。つまり、本当はアマンダの家族とも今でも繋がりがあり援助してもらっているというケースです。

しかし、若狭の現状としては浅香から名前を変え、ただ1人で生活している点から見てもアマンダの家族と関係ないように動いているように思えます。

それに、ボディーガードとしてアマンダを守れなかったということからも、アマンダの遺族である家族とは顔向けできず、事件後会っていないかもしれません。

事件後、薬を調べるためにうまく烏丸グループのラボに潜入できたのだとしたら、見つかるまでの間、ある程度働くことはできるかもしれませんが17年経っても生きていけるほどの収入は見込みにくいですね。

灰原が若狭先生を好きな理由と羽田浩司殺害事件後の時系列に関する仮説

 

収入源がそんなに大事か?というところですが、ラム編に入ってから資産家の存在がいくつか見えているため、キャラの繋がりを考える上で資金源はどこからなのか?というのは頭に入れておきたいと考えています。

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例えば、羽田家と若狭留美がすでに繋がっているとか。

羽田康晴は角の駒がなくなったことに対して「持ち去った人物が犯人だ」と言っていますが今もその考えなのか不明です。

というのも、羽田康晴は警察を信用していないことがわかっていますし、降谷の公安の研修に関する回想で羽田康晴は角の駒のことについて発言していますが、もしもこれが事件発生当初の聴取のみの発言であり、以降は警察と関わりがないのであれば今どう考えているのかはわかりません。

可能性は限りなく低いですが、もしかしたら若狭は角の駒のことを伏せて羽田康晴に接触し、羽田浩司の復讐を一緒にやらないか?と相談した可能性もあるかもしれません。

ただ、真っ当な後ろ盾があるのなら銃砲店に強盗などしないと思うので、まともではない組織がバックについているか何もついてなくて単独で行動しているようです。今のところは、アマンダのボディーガード時代の資金が残っていたとして単独行動をしているのだと考えておきます。

 

 

また、メモを読んでいただければと思います。

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