サンデー考察・感想

名探偵コナン サンデーFILE.1134 感想・考察「 邂逅遭遇 」

こんにちは、鳥子です。

注意

こちらはサンデーの内容が含まれる記事ですので単行本派、アニメ派の方はご注意ください。

 

今回は、

2024年11月20日サンデー掲載の名探偵コナンFILE 1134

の事件について感想・考察を書いていきます。

 

ハロウィンの花嫁の後日譚

劇場版名探偵コナン ハロウィンの花嫁では、新一と蘭が7年前に警察学校組と遭遇していたことが明らかになりましたが、今回の話ではその続きが描かれています。図の7年前のピンクの部分

警察学校組のうち、降谷以外の4人はすでに亡くなっているので、新一と会話する姿がとても不思議な感覚がしますね。

 

ざっと今回の話を振り返ってみます。

冒頭では小五郎が蘭に「てロチチモモってなんだかわかるか?」と聞いたところから始まります。

ポアロのマスターが旅行の土産を小五郎にくれましたが、その袋に「てロチチモモ」と見える文字が書いてありました。

小五郎曰く、匂いや形はドリップコーヒーのようです。

蘭はこの文字を読んで、諸伏景光の姿を一瞬思い出します。

コーヒーの類なら飲んでみるかと修理を頼み忘れた水道の蛇口を捻ったところ、そのまま取っ手が壊れてしまい、水が吹き出してしまいます。

コナンが「何の騒ぎ?」とサッカーボールを持って現れ、蘭がその姿を見たことで、昔、新一がサッカーボールで公園の蛇口を壊してしまい、水が止まらなくなったことを思い出します。

萩原研二が警察学校組の仲間と使っていた野球のボールを水道の壊れた場所に差し込んだことで、トラブルを解決します。

蘭はこの人たちなら解決してくれるかもといって化け物屋敷について相談をします。

燃える魚が池を泳いでいたり、黒い蛇が煙の中から現れたりするようで、さらにその屋敷のおじさんが撮った新一と蘭の写真には、後ろに大きな鬼の顔が写っていたようです。

警察学校組は関わるのをやめようとしましたが、新一が屋敷で拾った山モモ1グラム6000円の紙を見て、目の色を変えます。

新一と蘭と警察学校組の5人は、その屋敷に向かい、屋敷内を観察します。

その様子を屋敷の中から見ていた、3人の男たちが描かれて今回の話は終わりました。

 

読めない文字「てロチチモモ」

まず初めに気になるところとしては、小五郎がもらったお土産の文字ですね。

もらったものはコーヒーのようですが、コーヒーを英語で表記したcoffeeと、お土産の「てロチチモモ」は文字数が6文字で一致しますし、どことなく形も似ていないでしょうか?

これを踏まえると、アルファベットと形の似ているひらがなやカタカタ、漢字を割り当てることで読めそうです。

そうすると、回想の中で景光が言っていた「僕たちには読めない暗号」という言葉にも繋がりそうですし、山モモも変換できそうです。

山モモの「モ」は「てロチチモモ」の「モ」と同じなのでEを表します。

「山」ですが、これに近いアルファベットは「W」だと考えられます。つまり、WEEと読めますね。

4文字目にワがあるので、Weeと繋げて読める文字を探すと、WEEDがあります。

WEEDはスラングで大麻、マリファナを指すようなので、これが答えではないでしょうか。あの3人は屋敷で大麻を育てて、販売しているのかもしれません。

新一が段ボールを運ぶ人を見たようですが 、もしも箱いっぱいに麻薬があるとすると、1グラム6000円なので高級車は余裕で買えそうな額になりそうですね。

 

化け物屋敷

続いて、屋敷で見た燃えながら泳ぐ魚、黒いヘビ、鬼が写った写真の正体についてです。

燃える魚

燃えながら泳ぐ魚がいたという池には、防虫剤が使われた痕跡が残っていました。調べるとショウノウ舟というものが合致すると考えられます。詳細は割愛します。

 

黒いヘビ

黒いヘビですが、こちらは煙の中から現れたようです。新一たちがヘビを見たのは草むらの向こう側から見たようですが、萩原は草むらと屋敷の間に奇妙な丸い跡を見つけました。そしてそばには、カラメルの匂いのする、もろくて黒い塊が落ちていました。

こちらはヘビ花火と呼ばれるもので、砂糖と重曹とエタノールでつくることができます。こちらも詳細は割愛します。

カラメルの匂いは砂糖が使われていたことを示しているみたいですね。丸い跡は、混ぜた液体を溜めていた器の痕跡かもしれません。

 

鬼の顔

鬼が写った写真ですが、新一曰く、おじさんが待ち構えていて写真を撮られたようです。そして、ライトを照らされたとのことでした。この時、フラッシュはたかれていなかったようです。

対象物に強い光を当てることで、対象物が反転して写真に映り込むというものが、心霊写真が撮れる方法として紹介されていたのを何年か前に見たような記憶があります。

鬼のお面か何かに光を当てていたのではないでしょうか?

いずれにしても、屋敷にいる3人は当然山モモを売っているわけではなく、新一や蘭を近付けたくないために化け物を演出していると考えられます。

なぜ遠ざけるのかについては、大麻の販売などがバレないようにするためだと現時点では考えています。

 

降谷の用事

今回の話で降谷は用事があって外出の許可をもらっていたようでした。一体何の用事だったのでしょうか?

警察学校編では、松田や萩原が爆発物処理班にスカウトされていましたし、スコッチこと諸伏景光が5、6年前に秘密基地に来ていたことや、その周辺で公安部になったことを考えると、降谷も割と早くから警察庁にいたと考えられます。

警視庁の警察学校なのに、降谷はなぜ警察庁にいるのかを紐解く描写が今回描かれるのかもしれません。具体的にいうと、松田や萩原と同じくスカウトされたということです。

 

黒田が目覚めた時期

17年前に羽田浩司がアメリカで殺害された際、警察庁にいた黒田兵衛が当時現場に出向いており、事件に巻き込まれて意識不明となりました。

その後10年間は目覚めなかったわけですが、17年前から10年経過したということは、コナン世界においての7年前になるわけなので、今回の事件と同じタイミングになるわけですね。

もしかしたら、降谷の用事には、黒田兵衛が目覚めたことと関係があるのかもしれません。

 

記憶

今回の話では蘭単独の視点で記憶を辿っているので、今のところ「工藤新一 ニューヨークの事件」で赤井秀一やシャロンとの出会いを思い出した話や、コナンがビーチで赤井一家と出会ったのを思い出した「さざ波の魔法使い」と似ているのかなと思いますが、もしも今後安室さんが水道の騒ぎを聞きつけて探偵事務所にやってくる展開があるのだとしたら、安室さん視点での過去回想も見てみたいですね。(「17年前の真相」のように回想が切り替わる形式)

 

また、メモを読んでいただければと思います。

 

-サンデー考察・感想
-

© 2024 鳥子の備忘録 Powered by AFFINGER5