こんにちは、鳥子です。
注意
こちらはサンデーの内容が含まれる記事ですので単行本派、アニメ派の方はご注意ください。
今回は、
2022年1月19日サンデー掲載の名探偵コナンFILE.1085
の事件について感想・考察を書いていきます。
FILE.1085「15の受難」
今回の事件の流れです。今回の舞台はマスカレード婚活パーティーです。
コナン、蘭、小五郎が昼食を食べようと店を訪れるが、貸切かつ福引きの期限切れのため退散する
小五郎、店の前で鍵を落とす
その頃、神奈川県警の横溝重悟は毛利家が訪れた貸切の店で婚活パーティー(仮面マスクあり)に参加していた
重悟、婚活パーティーでパーティーに参加していた神奈川県警の千速と千速の友達の大江忍に出会う
素顔を明かし、男性陣から注目された千速に対し、女性参加者の泊里安珠が「面白くない」というような表情を浮かべる
パーティー入り口でこけたことを重悟が話していると、同じく、入り口でこけた上寺幾久、円崎源司が話しかけてくる
パーティーが進み、千速と重悟が同じ席になったところで、重悟と同じく入り口でこけたであろう蕪木到が千速に興味を持って話しかけてくる
フリータイムの後、カップル成立した組が発表される。しかし、千速と泊里には男性陣が集中し、選ばれた4人だけがアプローチタイムの時間に入る。泊里が選んだ相手に重悟が含まれていた。
4番目のアプローチタイムとなった重悟が部屋に入ろうとすると泊里が亡くなっていた
その頃、コナン、蘭、小五郎は無くした鍵を探して店の前で立ち往生していたが、悲鳴をあげた従業員の声に反応し現場を訪れ、重悟に遭遇する
登場人物:参加者番号とパーティーの構成
- 横溝重悟(よこみぞじゅうご):15、雨で濡れていた店の入り口で転倒し、お尻が濡れていた
- 萩原千速(はぎわらちはや):18
- 大江忍(おおえしのぶ):16
- 泊里安珠(とまりあんじゅ):24、今回の被害者、銃で射殺された模様
- 上寺幾久(うえでらいくひさ):31、重悟と同様にこけたらしい
- 円崎源司(えんざきげんじ):27、重悟と同様にこけたらしい
- 蕪木到(かぶらぎいたる):19、自身でこけたことは言っていなかったが右ひじが濡れていた
パーティーの構成は、下記のようになっていました。
- 自己紹介タイム(各テーブル10分)
- フリートーク
- 意中の相手の番号を書く時間
- カップル発表(成立したら自由に時間を過ごす)
- 男性陣の票が集中した千速と泊里にはアプローチタイムが設けられた(4人、各10分)
千速が、アプローチタイムで選んだ男性陣の番号は1、3、5、7ということだったため、どうやら女性陣は偶数、男性陣は奇数で割り振られているようですね。
1から順に選ぶ千速の適当さが目立ちます(笑)
被害者の泊里が選んだ番号は、15、19、27、31で重悟を含む、重悟に話しかけてきた人達でした。
被害者の目的
被害者はアプローチタイムの際中、殺害されました。凶器はサイレンサー付きの銃のようです。
遺体は座った状態で、大きく口を開けていました。
胸の右側辺りから血が見えており、背もたれ部分にも血がついていました。また、座った状態の頭の位置より少しだけ高い部分の壁にも血がついており、おそらく立ったら丁度胸の位置に来そうな気がするため、被害者は壁の近くに立った状態で撃たれ、その後、犯人が座らせたのではないかと考えています。
なぜ選ばれた?
重悟が被害者と話をしてもいないのになぜアプローチタイムに選ばれたのかわからないという描写がありましたが、これは重悟の服が濡れていたことと関係していると考えられます。
重悟の服が濡れていたのは、店の入り口のタイルが雨で濡れていたことに加え、双子の兄の参悟が押し付けた上等な靴が合わなかったため、こけてしまったと説明しています。
この関係性がわかっていれば、「服が濡れているのは滑って転倒したからで、滑ったのは上等な靴を履いているからかもしれない。より大きく考えてみると、高価なアイテムを所持している=金を持っている指標になる」といったことであれば被害者は考えていそうですね。
千速が目をつけたように女性は無料(男性は1万円)で参加できるため、被害者の泊里も無料で参加し、お金持ちの男性からチヤホヤされるだけでなく、貢いでもらうターゲットでも探していたのかもしれません。もしこれが常習だったら、誰かの恨みを買っている可能性は十分考えられます。
作中、千速に他の男性陣が注目していた時に「フン」と面白くない表情をしていたのは、千速に金持ちの獲物を取られると思ったからという可能性が考えられます。
犯人の行動
犯人は銃を所持して婚活パーティーに臨んだため、明らかに殺害目的で乗り込んでいたということがわかります。前述の通り、泊里の行動の解釈(ターゲット探し)が正しければ、犯人は泊里を恨んでいたということになります。
さらにこの解釈が正しければ、犯人は被害者の思考を逆手に取り、店の入り口で転倒し、アプローチタイムに選ばれるべくして選ばれたということになります。
部屋では仮面が取られていたので、確実に顔を確認した上で殺害したということでしょう。システム上、女性も男性も相手の番号しかわからない(名前はわからない)なら、もしも犯人が泊里に恨みを持った別のパーティーであやふやに泊里の顔を覚えていて、かつ、今回千速と泊里の趣味が一致していたら、もしかしたらターゲットは千速になってたかもしれないかもですね。
アプローチタイムの部屋では、呼び鈴が女性側に置いてありました。おそらく、男性が出て行ったのを確認して、女性が鳴らすという仕組みになっていることから、一度アプローチタイムが終わって部屋から出たとしても、ドアの死角に隠れておけば、次の男性が出て行った後で再度逆走する形で部屋に入ることができます。
重悟と女性従業員が、男性陣がアプローチタイムを終えて出てくるドアを見た時、わずかに死角になりそうな場所があるため、犯人がそこに隠れていたのではないでしょうか。(あるいはシンプルに3番目の円崎さんが殺害したか)
以下が死角のイメージです。
そして、泊里が鳴らしたのであれば殺人が早業すぎるため、被害者を殺害した後で犯人が呼び鈴を鳴らし、部屋を出たという流れを考えています。
以下がイメージです。
重悟入室前の呼び鈴を泊里さんが押した場合、前述通り犯行時間が極めて短いため3人目しか無理だと思います。
重悟入室前の呼び鈴を犯人が押した場合、1、2人目が犯人の場合、死角に隠れていたことになり、3人目が犯人の場合そのまま犯行を行ったと考えられます。
今のところ、まだ犯人は確定できていませんが、色々言えそうな気がしています。
- 自分が犯人なら返り血がついて目立ちそうな白い服は着たくないなぁってこと
- でも逆に白いスーツに返り血がつかなければそれはそれで証明になりそうだから敢えて着るかも?
- わざわざ転んだことを言うのも、もしかしたら被害者に選んでもらうため?
とか…もうちょっと考えてみます。
何かあれば追記します。
2022/1/22追記↓
その他
- 犯人がなぜ呼び鈴を鳴らす必要があったのか考える必要があります。鳴らした場合、3人目が不利になるので3人目にも恨みがあったとか?
- 東京での殺害現場ということで目暮&高木、高木&佐藤の組み合わせで現場に訪れるかと思います。高木と佐藤に関しては、以前神奈川県警に用があって出向いていたため(62巻)、千速とすでに会っている可能性があります。
2022/1/22追記↑
また、メモを読んでいただければと思います。