こんにちは、鳥子です。
今回は、サンデーFILE1106「達眼の悪魔」を受けて、今後の展開予想を行いたいと思います。あと少しで羽田浩司殺害事件の2話目が掲載されますが、真相が明かされる前に、考察しておきたいと思い執筆しております。
前回の記事はこちらです。
名探偵コナン サンデーFILE.1106 感想・考察「 達眼の悪魔 」
2023年2月1日発売の少年サンデーに掲載された名探偵コナンのFILE 1106では、羽田浩司殺害事件に関する多くの情報が描写されました。今回は、前回の情報を受けて、まずは現在の各キャラの状態を整理し、アマンダや羽田浩司が死亡するという決定事項に向けて、今後どうなるのか考えていきます。
各キャラの動き
まず、FILE1106が終わった時点での各キャラの動きです。
アマンダは羽田浩司とチェスをしていましたが、チェスが終わってから、アマンダ自身の部屋に戻ってきていました。
浅香が「他のボディーガードと連絡が取れない」とアマンダに言っていましたが、それを受けたアマンダは「羽田浩司の部屋にチェスのナイトの駒を忘れた」と言って浅香に取りに行かせました。
一方、ラムは浅香以外のアマンダのボディーガードを排除し、アマンダの部屋にきました。
ラムの部下は黒田をアマンダのボディーガードと考えているようで、単独行動をしていた黒田をトイレで狙いました。
- アマンダの部屋には、アマンダとラム
- 羽田浩司の部屋には、羽田浩司と浅香
- そして、単独行動をしているのが黒田
という状況です。
ここから、「アマンダや羽田浩司が死亡する」という未来に向かっていくわけですが、他にも
- 浅香が羽田浩司の遺体を目撃する
- ラムが羽田浩司の遺体を目撃する
- 黒田がアマンダの遺体を目撃する
- 浅香と羽田浩司の間で浅香が羽田浩司を馬鹿な奴と思うような何かが起きる
といった確定情報もあるため、参考にしたいと思います。
仮定
ここで、FILE1106の状況から、浅香は組織に敵だと認識されているため、「17年前の時点で組織員ではない」という仮定で進めたいと思います。
アマンダ殺害
まず、ほぼ確実だと考えられるのが「アマンダが殺害された時にラムがその場にいた」ということです。
アマンダや羽田浩司の死因は、APTX4869による毒殺の可能性がほぼ確実ですが、APTX4869で毒殺されたということは、それは当然ながら「APTX4869を持っている組織の人間がその場にいて、薬を使った」ということになります。
組織は黒田や浅香を敵だと認識していますし、羽田浩司も現在のところ組織との関係が不明瞭です。残るラムは組織員であるため、アマンダに薬を飲ませたのはラムで間違いないと考えられます。
そして、黒田がコナンに渡したナイトの駒のメッセージが、アマンダの部屋で残されたわけですが、
- 物理的に浅香や羽田浩司がその場にいないこと
- アマンダがラムの顔を見ていることから、
アマンダがラムのモノクルや、ネコの目のように縦に長い瞳孔などのラムの顔に関するメッセージを、腕時計で表したのだと考えられます。
ただ、APTX4869で毒殺される際にそこまで余裕があるのかという疑問は残りますが、現段階ではそのように考えるしかないと思っています。
ちなみに、ラムはボディーガードを消した上でわざわざラムが出向いていて、最初から直接アマンダを狙っていないということから、組織がアマンダに何か依頼することがあったと考えています。
羽田浩司殺害
さて、羽田浩司もAPTX4869で亡くなったとされていますが、どういった流れで羽田浩司が殺害されるのでしょうか?
浅香が当時、組織員ではないとすると、アマンダと同じくラムが羽田浩司を殺害したことになりますが、そうなると、ラムがアマンダを殺害した後に羽田浩司の部屋に来たということが考えられます。
殺害理由
なぜ、羽田浩司が殺害されなければならないのか、について考えてみます。
ラムがアマンダの部屋に着いたとき、アマンダの余裕のある対応と、アマンダに張り付いている東洋系の女のボディーガードがいなかったことから、ラムは「『ラムたちの組織がアマンダを狙って、アマンダに近付いてきている』とアマンダが気付いて浅香を逃した」と考えたのではないでしょうか?
ラムは「残るボディーガードが2人なら問題ない」と言っていましたが、まさかアマンダの側を離れるとは思っていなかったのかもしれません。
不穏な動きを察知され、ボディガード(浅香)に逃げられたとラムは考えたでしょうから、口封じをするために、浅香がどこに逃げたのか探そうと監視カメラを再びアクセスしたところ、浅香が羽田浩司の部屋に行く記録が見つかったのではないか?と考えています。浅香を匿ったか、アマンダから浅香へ浅香から羽田浩司へ情報が伝わったことを恐れたラムが口封じに殺害したというのが考えられます。
ラムと浅香は出会ったのか?
問題はラムが羽田浩司の部屋に行く際に、浅香と対面したのかどうかです。ラムはこれまでボディーガードを狙っていたため、ラムと浅香が対面している場合、おそらく戦闘が起きると考えられます。人数的には浅香に勝ち目がありませんね。高確率で殺されてしまうでしょう。
ラムが羽田浩司の部屋にいくまでに、
- 浅香が羽田浩司の部屋を出たのか
- 出てないのか
- ラムに見つかったのか
- 見つかってないのか
のパターンを列挙したいと思います。
- 1つ目が浅香が部屋を出て見つかるケース
- 2つ目が浅香が部屋を出て見つからないケース
- 3つ目が浅香が部屋にいて見つかるケース
- 4つ目が浅香が部屋にいて見つからないケース
です。
1つ目と2つ目に関しては、
ラムとアマンダのやり取りと、浅香と羽田浩司のやり取りが同時に行われていたのであれば、時系列的にラムがアマンダを殺害して、羽田浩司の部屋にやってくるまでに、浅香は羽田浩司の部屋を抜け出している可能性があります。
ここで、アマンダがナイトの駒を忘れたと言って、浅香を羽田浩司の部屋に行かせたのは、浅香の命を守るためにアマンダがついた嘘と考えています。
そのため、3つ目と4つ目に関しては、駒をとりにきた浅香から話を聞いた羽田浩司が、アマンダの意図を汲んで、浅香を部屋から出さなかったケースとなります。
確定情報:遺体の目撃
1つ気になっているのが、若狭もラムも羽田浩司の遺体を目撃していることです。ラムと浅香が敵同士でありながら、羽田浩司の部屋で同じ時間に2人で一緒に遺体を見ていることはないと考えています。つまり、ラムも浅香も、羽田浩司の遺体をそれぞれ別のタイミングで見ていることになります。
前述の通り、浅香とラムが対面してしまうと戦闘に至ると考えられます。人数的には浅香が圧倒的に不利であるため、戦闘が起きたのであれば現在浅香が生きていない世界線になってしまいます。そのため、浅香はラムに見つからないケースがこの先起きると考えられます。すなわち、2つ目か4つ目のケースですね。
例えば2つ目であれば、浅香が羽田浩司の部屋を出て、アマンダの部屋にたどり着き、アマンダの遺体を目撃している間に、ラムが羽田浩司の部屋に入って羽田浩司を殺害し、羽田浩司の遺体を目撃する描写が生まれた可能性はあります。
ただ、このケースの違和感としては、浅香が羽田浩司の遺体を目撃している描写の存在が確定しているため、浅香が羽田浩司の部屋を出て、アマンダの部屋に行った後、再び、羽田浩司の部屋に戻り、ラムに殺害された遺体を見るという奇妙な行動をすることになります。
また、この場合、山菜狩りとクローバーで若狭先生が回想していた羽田浩司に対しての「馬鹿な奴」という描写の意味が繋がらなくなります。
4つ目の場合、なんとか部屋の中でやり過ごすというパターンですね。
部屋にいながらにしてラムに見つからないケースはかなり、というかほとんど起きないレアケースだと思いますが、例えばホテル連続爆破事件でメアリーがクローゼットに隠れていたことがあったので、可能性低めですが、ないとも言い切れません。このケースでは羽田浩司が浅香を匿ってくれたが、そのせいで命を落としたために、浅香が羽田浩司に対して「馬鹿な奴」と考えたことや、浅香が羽田浩司の遺体を目撃する流れなどはクリアしているように思えます。
また、93巻のキャンプ回の冒頭で、黒田が思い浮かべた羽田浩司の遺体は吐血がなく、97巻の山菜狩りとクローバーで若狭が思い浮かべた羽田浩司の遺体は、吐血していました。もしかしたら、浅香が羽田浩司が毒殺された際の成分を調べようと、血で拭き取った可能性もあるのかもしれません。ハロウィンの花嫁でコナンが服に液体を染み込ませたのと同じですね。
その後、浅香は逃亡したか、アマンダの部屋に向かったかのどちらかだと考えています。
ただ、これから述べる黒田の行動や、組織がホテル内をうろついているかもしれないことを加味すると、逃亡の可能性が高いかもしれません。
黒田の行動
ここで黒田の動きについてです。
黒田が休暇で渡米したのは嘘であり、黒田の行動目的がアマンダに関する何かということは前回触れましたね。
黒田がアマンダの遺体とメッセージを発見していることは確定しているため、黒田がアマンダを調べようとしたり、アマンダと協力関係にあったりするのであれば、黒田が今後とる行動としては、アマンダの部屋にいくのは間違いないと思います。
黒田はアマンダの遺体を目撃した後、おそらく羽田浩司の部屋に行き、遺体を見たと考えられます。
先ほど述べた通り、若狭の回想と黒田の回想とで、羽田浩司の遺体の吐血部分に差があるため、現場で見たと言うのが今のところ濃厚だからというのが理由です。
なぜ、羽田浩司の部屋に行くことになったのかについては、詳細な理由は不明ですが、おそらく、アマンダの部屋でチェスの駒やボードを収納する鞄が机の上にあることから、廊下ですれ違ったアマンダのボディーガードが持っていた鞄と同じものであると気付き、アマンダとチェスをしていた相手が事件に関係があると考えたのではないでしょうか?
黒田がアマンダの調査をしていた上で、アマンダの交流相手が羽田浩司だと知っていた可能性があるため、そのチェス相手が羽田浩司だと考えたと考えています。
そして、黒田は羽田浩司の部屋に向かいますが、そこで口元が拭かれた羽田浩司の遺体を目撃したと考えています。廊下ですれ違ったボディーガードが姿を消していることから、羽田浩司殺害事件に浅香が関与したとして、容疑をかけられたのだと考えられます。
もしかしたら、黒田が初動の捜査をする過程で、組織の人間がアマンダのボディーガード(黒田のこと、ただし実際には組織がボディガードだと勘違いしている)が何か探っていると考えて、黒田を襲撃するかもしれません。その結果、黒田は義眼となり、入院することになった可能性があります。
まとめ
- アマンダの殺害犯=ラム
- 羽田浩司の殺害犯=ラム
- ラムはアマンダ殺害後、監視カメラを使って浅香の動きを察知し、浅香の口封じもしくは浅香から情報を聞いた羽田浩司の口封じのために羽田浩司の部屋へ
- 浅香はアマンダが殺害されていたときには羽田浩司の部屋にいたが、組織の人間がやってきてそのままクローゼットへ隠れる
- 羽田浩司が殺害されてしまい、浅香は毒の成分を調べるためにハンカチなどで口を拭った
- その頃黒田はアマンダの死を確認
- 羽田浩司がアマンダの死に関係しているとみて羽田浩司の部屋に向かった
現在考えられる今後の流れとしては上述のように考えています。
また、メモを読んでいただければと思います。