こんにちは、鳥子です。
注意
こちらはサンデーの内容が含まれる記事ですので単行本派、アニメ派の方はご注意ください。
今回は、
2023年8月30日サンデー掲載の名探偵コナンFILE 1117
の事件について感想・考察を書いていきます。
前回の記事はこちらになります。
名探偵コナン サンデーFILE.1116 感想・考察「 山中の雨宿り 」
今回判明したこと
まずは今回わかったことです。
- 折檻部屋で見つかった人は、5日前にタバコを吸っていて、折檻部屋に入れられ、突如消えてしまった僧侶、勘哲ということがわかりました。
- また、既に勘哲は亡くなっており、脱水症で亡くなったようです。
- 遺体が雨で濡れていないことから、4日ほどどこかに閉じ込められ、飲まず食わずだったのではないかというのがコナンと平次の見解です。
- また、犯人が被害者に声を出させないように、口にはガムテープが貼られていたようです。
- また、頓哲と賢哲は折檻部屋を掃除した際には、遺体はなく、階段を登ったところのバケツも片付けていたのに、また置いてあったようです。
- 平次は、折檻部屋でお守りを見つけました。前回の考察で、部屋の隅に落ちているのが、棒や釣り竿のようなものではないか?と考えていましたが、どうやら棒ではなくお守りの紐の部分が伸びていたようです。
- 森の遺体については、森の中の石段を人魂が登っていくのを、登山客が見たようです。どちらにも階段があるのが気になりますね。
- その登山客が石段を登ってみたところ、焼死体が転がっていたとのことでした。遺体は仏像研究家で、この寺にも来たことがあり、観音像を見て「とても拝む気にはなれんわい」とイチャモンをつけていたようです。
- その日、後で和尚に話があると言っていたようですが、結局和尚のところには来なかったようです。
- 小五郎については、どこか狭い部屋の柱に繋げられていました。口にはガムテープを貼られていましたが、犯人が焦っていたのか、小五郎からスマホを抜き取るのを忘れていました。
- 足しか使えない小五郎は、器用に蘭に向けて、部屋の写真つきのメールを送ったところ、蘭ではなくコナンに届きました。画像にはどうやら仏像が何体も写っているようでした。
- また、コナンと平次の靴下の裏が黒く汚れており、どうやら折檻部屋の階段を登った時に汚れたようでした。
トリック、犯人
これらの事実を受けて、次のように考察します。
人魂のトリックと犯人について
人魂のもととして、ティーバッグを筒状にしたものを使ったのではないかと考えています。ティーバッグをそもそも使っていなければ、別のものを用意する必要がありますが、ティーバッグを筒状にしたものを階段に何段かおき、あるいは全段に1つずつおきます。
そして、犯人が階段を登る際に、階段下のティーバッグから上の段のものにむかって順番に火をつけます。
筒状になったティーバッグは、ある程度燃えたところで、上昇気流によって浮遊することになります。
先に、階段下のティーバッグから火をつけることで、階段下のティーバッグから、上のティーバッグの順番に浮遊することになるため、アーチ状になって見えるというものです。
ここで考えられるのは、犯人はティーバッグを準備できる人間となるわけです。
1話目で住職から、お茶を用意するように依頼されたのは、賢哲でした。
もしも、何度も賢哲がお茶を用意しているとしたら、そして、そのお茶がティーバッグを使ったものだとしたらどうでしょうか?
使ったティーバッグを乾燥させてとっておき、人魂をつくった
そういう流れが考えられるかと思います。
バケツが用意してあったのも、賢哲自らがバケツの水を階段にぶちまけて、階段に残った炭を消そうとしたのではないでしょうか?
落ちていた木クズ、お守りや仏像、小五郎の居場所、動機
残る問題は、落ちていた木クズ、お守りや仏像、小五郎の居場所、動機などですね。
天井が昇降するようになっているのではないか?
そこに小五郎がいるのではないか?
というのは前回と変わっていませんが、どうやって天井が降りるのか、そのトリガーは何なのでしょうね?
前回はバケツが何かトリガーになっているのではないか?と着目しましたが、例えば、天井に何か引っ掛けて、自分の力で引いておろすような仕掛けがあるかもしれません。
もしそうなら、お守りの伸び切った紐は天井をおろすために、天井に引っ掛けた際に伸びたとか?
そして、その引っかかった部分がとれて、遺体の近くに落ちたのが木クズというのはどうでしょうか?
流れとしては、
犯人は、折檻部屋の掃除が終わった後、鉄の玉を拾ってやってきた小五郎を気絶させ天井に隠します。そして、閉じ込めていた勘哲の遺体をおろします。その後、筒状にしたティーバッグを階段におき、バケツを折檻部屋の前におきます。
この時点では、まだ天井は降りています。
そして、不気味な声を流し、人を集めたところで、階段の下の段にあるティーバッグから、階段を登りながら上の段のティーバッグにも火をつけます。
そして、折檻部屋に入り、降りている天井に登ります。
蘭達が折檻部屋を見た際には、ティーバッグの一部がかなり燃えていて、浮遊している状態となります。
コナンや平次が登る頃には、犯人は天井に隠れています。
結果、折檻部屋には遺体のみが置かれており、燃えたティーバッグも残っていない状態になるのではないでしょうか?
ただし、犯人が折檻部屋の天井裏に逃げた痕跡として、木クズや引っ掛かけたお守りが落ちていたということかもしれません。
ただ、紐が伸び切ったお守りについては、天井に引っ掛けて、天井をおろす際に伸ばしたのであれば、お守り部分を起点として、縦に伸びるはずなので
小五郎を持ち上げるときに使った可能性も考えておきたいですね!
また、小五郎がいる部屋には、いくつか仏像がありましたが、その周りに木クズが落ちていました。何体も像がありますし、おそらくここで仏像を彫っていたのではないでしょうか?
その木クズが折檻部屋に落ちていたと考えています。
動機なども含めて考えると、
- 賢哲は仏像を盗み、そっくりな仏像を作っていた
- それが研究家にバレたと考えて、口封じのために殺害
- さらにそのことが勘哲にバレたため、住職に勘哲がタバコを吸っていると告げ口し、折檻部屋に閉じ込めてもらう
- しかし、賢哲は紅蓮髑髏が勘哲を殺害したように見せかけるために、天井の隠し部屋に勘哲を閉じ込めた
- 結果、脱水症で死亡
- 勘哲を下ろした際に、木クズも落ちた
- そして、小五郎をお守りを使って持ち上げた際に、紐が伸びた
- 慌てていたために、お守りが落ちても拾えなかったと考えています。
- そして、コナンや平次達がきたところで、用意していたバケツの水をこぼし、人魂の痕跡となる煤を流した。
ではないでしょうか?
鉄の玉が何なのかはよくわかっていません。。
またメモを読んでいただければと思います。