サンデー考察・感想

名探偵コナン サンデーFILE.1074 感想・考察「風の追跡」

 

こんにちは、鳥子です。

こちらはサンデーの内容が含まれる記事ですので単行本派、アニメ派の方はご注意ください

今回は、

2021年6月2日サンデー掲載の名探偵コナンFILE.1074

の事件について感想・考察を書いていきます。

FILE.1074「風の追跡」

今回の話の大まかな流れです。

 

誘拐犯の目的

コナン「博士!まだ話せるか!?」

博士「あ、ああ何とか」

コナン「誘拐犯は何か言ってなかったか?行き先とか…」

博士「き、気になる事を2つ…言っておったぞ…」「犯人の女に言われてワシの足を撃った男が『死んだらマズいんじゃないか?』と聞いたら女が言ったんじゃ…」「『死んでも5時間以内なら大丈夫』って…」「だ、だから多分眼球の…」

コナン「ああ!虹彩認証システムだ!」「虹彩の登録者が死んだ場合眼球の虹彩を問題なく読み取る事ができるのは5時間以内…」

千速「金庫とかにも使われているセキュリティーだな…」

コナン「うん!やっぱり誘拐した目的は金庫破りだったんだよ!」

今回の話では、シンプルに阿笠博士を誘拐した犯人と南條社長から金庫を盗んだ泥棒が同一であるように考えることができますね。そして気になる予約2年待ちのレストランに誘拐犯がいた背景ですが、

園子「でもここって予約2年待ちのレストランだよ?」「犯人はどうやって予約を?」

小五郎「いや…予約したんじぇねぇ…」「この駐車場で適当な客を待ち伏せて…名前を奪って予約客のフリをして店に入ったんだ!」「さっきネット見たらあの社長…今日この店で食事する事をSNSで自慢してたからなぁ…」「2人共首筋に2つ…火傷のような跡がある…」「スタンガンで眠らされたか…」

ということで、客をスタンガンで眠らせ、潜入したようでした。誘拐犯の知苑大哉(ちえんだいや)と禄江(ろくえ)(チェーンダイヤルとチェーンロック?)は金庫を盗んだものの、虹彩認証が必要であるため、南條社長ごと盗む必要が生じ、SNSでの南條社長の発言からレストランでの犯行に至ったというところでしょうか。つまり前回色々考えましたが

純粋に上記は考えすぎで、冒頭に書いた、犯人2人捕まえて終わりパターンも充分にありますが笑。(そうなると犯人2人がレストランにいたのは誰かを脅した、交渉したから、とかで落ち着くのかな?)

結局これでよかったっぽいですね。むむ

 

萩原千速が萩原研二の姉であることが確定しました。まずはコナンの発言に対する心の声、

萩原千速「どうやら…万策尽きたようだな…」

コナン「いや、まだだ!まだ手は残ってる!!」「あきらめる必要は全然ないよ!!」

萩原研二とコナンが重なる

萩原千速「(研二…)」

そして、コナンに対する発言

コナン「音はちゃんと拾えてるから…」「まだ見つける可能性は十分あるよ!」

萩原千速「フッ…」「やはり君は少々に似ているようだ…」

から、萩原千速には弟がいて、その弟とコナンが似ている点、そしてコナンに萩原研二の面影を感じている点から萩原研二が弟であることが確実になりました。そして、諦めない気持ちに弟の面影を感じているようです。

信頼

冒頭、コナンを助けた萩原千速にコナンがこれまでの経緯を説明、そして

コナン「あ、追跡できたのは博士が持ってる探偵バッジの位置をこの追跡眼鏡で追ったからで…博士のバッジとこのバッジで会話して太モモを撃たれた事とかを知ったんだ…」

萩原千速「…」

コナン「ーって言っても信じられないよね?こんな話…」

萩原千速「君がそう言うのなら…そういう事なんだろう…」

コナン「(え?)」

と一見、初めて聞いたら信じられないような言葉であってもコナンのことを信じているように思います。そしてたとえ処分を受けることになろうとも、部下のヘルメットをコナンに渡し、誘拐犯を追う姿勢は、知り合いの博士を助けたいコナンを全力で支援したい気持ちの表れのように思います。

やはりこの背景にあるのは「揺れる警視庁」でしょうか。弟、その親友の仇をとった少年を、全力で助ける姿勢のように見えます。初めて会ったのにずっと前から一緒にいたかのような信頼関係がとても良いですね!

 

犯人がかえたもの

コナン「それで?もう一つの引っ掛かった事って?」

博士「こ、これも女の方が言ってたんじゃ…」「『い、いざとなったらかえればOK』じゃと…」

とコナンは博士が気絶させられる前に犯人の情報を聞いていました。また、コナンが検問につくと

萩原千速「何!?」「該当する車がまだ引っ掛かってない!?」

検問してた人「はい…白のカムリですよね?」「同じ車種の色違いなら何台か通しましたけど…」

萩原千速「3号線を北上するにはここを通るしかないんだが…」

検問してた人「検問に気付いて引き返したとか?」

萩原千速「なら私とスレ違っているはずだろ?」

と犯人は、どうやら気付かれずに検問を突破した模様。コナンが検問に到着するまでの間、コナンは博士の眼鏡のツル(盗聴器)から聞いていた音から、犯人の車がコンビニに止まっていたのではないかと推測。

検問していた人にイベントがあるのか聞いてきた運転手がいたようで、その運転手がコンビニで見た人物は、

  • 熱いペットボトルのお茶20本を買っていた
  • おにぎりやサンドイッチは買っていない
  • 雨も降っておらず陽もそんなに照っていないが紺色の傘を買っていた

ようです。それを聞いたコナンは、「そうか隠しながら変えたんだ!そのままだと目立つから!!」と犯人が使ったトリックに気付いた様子。

検問していた人は白いカムリの情報をもとに検問していて、同じ車種の色違いは何台か通したということなので、まず真っ先に浮かぶのが「車の色」を変えたということですね。

  • 元々、違う色の上から白を塗っていて、熱いお茶をかけることで、白が落ちて元の色が出てくる
  • 白ベースの車体にお茶をかけることで違う色になる

2021/06/03追記:Wikipediaによるとサーモクロミズムという、温度の変化によって物質の色が変化する現象があるようで、サーモクロミック塗料を塗れば、塗った部分が光量、熱を吸収して、分子構造や結晶が変化し低温時と異なる波長の色の光を放出するようです。お茶をかける行為自体は傘を使っただけで隠せそうですが、もし一つ目の白色が落ちる場合、車の周りに白い塗料が垂れてくるでしょうから、完全に隠すのは不可能です。一方、温度変化によって色が変わる塗料をあらかじめ塗っておけば、車から垂れるのはお茶だけで一つ目よりは目立たなそうですね。

といったことは思い浮かびますね。コンビニで売ってある程度の熱さのお茶でも色が変わるのかは調べる必要がありますが、車の塗装には5kgあれば十分足りるようなので、500ml×20本で大体10kgあれば容量的には十分変色・塗装に用いることが可能かと思います。また、警察学校編で、萩原の家は車の修理工場をやっていたことがわかりました。もしお茶の熱で車体の色を変えられるとすれば、コナンの推理に萩原千速も納得するかもしれませんね。

実家が修理屋だからな…という流れで弟の話も出ないかなぁとか思っています。

その他

交通部、犯人の車追跡、検問突破の流れ、構図が「シカゴから来た男」と同じように感じました。

横溝重悟が萩原千速を名前で呼んでいるところが気になりました。近い関係なのか?

いよいよ蘭も死神に認定されてしまいました。

また何かあれば追記しようと思います。

 

また、メモを読んでいただければと思います♪

 

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