サンデー考察・感想

名探偵コナン サンデーFILE.1071 感想・考察「タイムカプセル」

こんにちは、鳥子です。

こちらはサンデーの内容が含まれる記事ですので単行本派、アニメ派の方はご注意ください。

今回は、

2021年4月21日サンデー掲載の名探偵コナンFILE.1071

の事件について感想・考察を書いていきます。

FILE.1071「タイムカプセル」

FILE.1071の感想・考察を行っていきたいと思います。

コナン達は3組に分かれてタイムカプセルを探すことになりました。

  • コナン、灰原、歩美、村田匠
  • 光彦、小林先生、市橋聖子
  • 元太、若狭先生、柳町岳

コナンはこのチーム分けにしたのは何か思惑があるようでした。また、暗号を見た時の卒業生3人の反応も逃さず見ていました。

コナンチームの捜索

コナンチームはまず「モネ見せられる」について手掛かりを得るために校長室に向かいました。校長室に入ると、壁にかかっていると考えていたモネの絵は無く、代わりに村田が賞を獲った際の絵がかけられていました。

絵の周りや校長室内を探しても手がかりは得られませんでした。

村田の発言により宮野明美は明るくて優しい人物だったことがわかります。

絵と明美と何か関係がありそうな表情をしている村田をコナンは「…」と見つめていました。

コナンを読んで行く上で欠かせないのが、「…」の読み取りですね。

村田は、絵を見つめながら「本当は彼女の方が…」と途中で言うのをやめてしまいます。村田の回想で、(読者向けに)宮野明美と一緒に絵を描いていることがわかりました。

「本当は彼女の方が…」の後、続くと考えられる言葉は、

  • 賞を獲るはずだった
  • 絵が上手かった
  • (上記の両方)絵が上手かったので賞を獲るはずだった

などでしょうか。

光彦チームの捜索

光彦チームは、「医者ウソこくな」で保健室を探していました。手洗い場を探しますが、特に何も見つかりませんでした。

市橋と小林先生のやり取りと市橋の回想から、市橋は当時、宮野明美のカンニングをしていることが(読者向けに)わかりました。

医者になるのは親からも期待されていたと発言していましたが、カンニングして成績トップにならなければならないほどプレッシャーだったのかもしれません。実は医者ではないとかだったら怖いですが、医者ウソこくなで反応したのであれば、「医者(になったと)ウソこくな」みたいなことも考えられそうです。

元太チームの捜索

元太チームは、「89のお守り焼くな」の「焼くな」に注目し、家庭科室で捜索していました。ここでも特に何も見つかりせんでした。

14、5年前の音楽室のボヤ騒ぎについて若狭先生と柳町が会話した際、柳町の回想から(読者向けに)柳町が花火をしているところを宮野明美に見つかっていることがわかりました。

気になるのは、キャンプ回に続き、若狭留美と火事の繋がりが出てきたところですね。

再集合

3組に分かれて探したものの、どの組も手がかりが得られませんでした。

ここでのヒントとしては

  • 校長室、保健室、美術室、家庭科室、理科室、屋上、色々回ったが収穫ゼロであったこと
  • 別の組の人と会わなかったため入れ違いになっていたこと

がわかりました。

また、クラスの人と探すように提案した小林先生に対し、卒業生3人はまだ、自分たちで探そうとしているようでした。

コナンと卒業生3人と小林先生、若狭先生はタイムカプセル探しを続行し、探偵団は飼育小屋での残った作業をやることになりました。

もし暗号の答えが前回考えた通りなら、探偵団が作業していたらタイムカプセルを先に見つけてしまうかもしれませんね。そうなったらコナンの意図通り、灰原に宮野明美のメッセージが先に伝わりそうです。

突如見つかり始める文字

下記の図の流れで、

  1. 「モネ見せられる」で校長室
  2. 「飛行機襲え」で講堂
  3. 「絵描き行くな」で美術室
  4. 「絵描き行くな」で屋上
  5. 「医者ウソこくな」で保健室

を再度探すことになり、次々と文字が見つかりました。

見つかった文字は

  • 「モネ見せられる」で校長室→よ
  • 「飛行機襲え」で講堂→う
  • 「絵描き行くな」で美術室→ぐ
  • 「絵描き行くな」で屋上→ぐ
  • 「医者ウソこくな」で保健室→し

でした。各文字を見つけるたびにコナンは「…」と考えている様子でした。

自分はあまり推理も論理的に説明するのも得意ではないですが、条件とかを使って考えることができれば、それなりに答えが出せるのではないかと思っています。

下の図は、表の青い部分は3組に分かれて回った場所と順番です。部分は、他の組と合流し、再び捜索を始めた際に捜索した順番、場所、見つけた文字を表しています。

他の組とは入れ違いになったということなので、各部屋には1チームしかいないということになります。

コナンチームは、「とりあえずまずは校長室だね」と一番最初に校長室に行っています。この間、光彦チームは保健室元太チームは家庭科室を探しています(流石に時系列がずれているとは考えにくいので、光彦チームの1つ目の探し場所が保健室、元太チームの1つ目の探し場所は家庭科室で良さそうです)。

ここで、もしかしたら違う可能性がありますが、合流した際に村田が言っていた「校長室、保健室、美術室、家庭科室、理科室、屋上」の順番にコナンチームが回っていたとすると、コナンチームは2番目(もしくは2番目以降)に、光彦チームが探したあとの保健室を探したと考えられます。

しかし、コナンチームは校長室でも保健室でも手がかりを得られませんでした。校長室で手がかりを得られなかったにも関わらず、2週目で絵の裏側の壁に文字を見つけています。

このことから、コナンチームが探した後に入ってきたチームの誰かが書き足したか、もしくはコナンチームの村田が一度コナンが絵の裏を探した後に書き足したと考えられます。後者であれば、流石にコナンが「何やってるの?」と気付いているはずなので(横溝兄弟が共演した回で、最後に部屋を出た人間が…みたいな話もありますが…)、前者ではないか、つまり、妨害しているのは光彦チーム元太チームの誰かと考えています。

次に考えたいのが、光彦チームが探し終わったあとにコナンチームが探した後も保健室では手がかりが得られなかったということです。光彦チームの誰も書き足していないとすると、この時点で消去法的に元太チームの誰か(誰か…というより柳町)が妨害しているとなりそうですね。

続いて柳町が2周目の2番目で見つけた講堂の時計に書かれていた(とされる)「う」の文字について考えたいと思います。

柳町の考えるハイジャックの理論も確かにわかりますが、あの高い位置に宮野明美が梯子を持ってきて文字を書くでしょうか。

例えば、国上先生に協力してもらったとしても、村田や市橋が見ても「大丈夫か?」と声をかけたくなる高さ、不安定さですから、宮野明美の優しい性格であれば、危険は排除するのではないか?と考えられます。

また、「消防士だから高いところは平気」と言っていますが、逆に言えば柳町にしかできない確認方法なのかもしれません。そうなると、他の人には確認できないわけなので、例えば柳町がコンセントのところに文字があるとウソをついても確認されることはありません

協力者がいる可能性はあるのか?

コナンは「あの人」が妨害しようとしている、と単独での行動だと考えているようなので容疑者は1人っぽいですね。しかし、コナンが日常編で推理を絶対に間違えないとは言い切れないケースも過去にはあることと、卒業生3人はスマホを持っていて、どこを回ったか共有できる状態にあるので、自分が文字を書けなくても誰かが書くことができると言えてしまうため、念のために協力者がいる可能性を探っておきたいと思います。

気になったのが、「ぐ・し」が2箇所にあったことです。例えば、「医者ウソこくな」で保健室を探して見つけた「し」ですが、下記の保健室のレイアウトの内、比較的、1周目で市橋がいた場所に近い位置に「し」の文字があることがわかります。

2周目の際に校長室と保健室と屋上で見つけたのも市橋で、怪しいと思える描写になっています。1周目でなぜ言わなかったのか考えたとき、1周目の1発目で「見つけた」と発言してしまうと、残りの文字を仕込みにくくなってしまうためと考えられます。

また、「し」の位置が身長計とベッドの下にありましたが、市橋がベッドの下の方の「し」を見つけた理由としては、仮病して保健室のベッドでサボっていた人がいたから医者にウソつくな、ということでした。

身長計にも「し」があるのはなぜなのでしょうか?

身長計で連想するのは健康診断などで使う道具ですが、例えば身長の数値を誤魔化すな、という意味で、「医者ウソこくな」から連想して身長計にたどり着くように妨害しようとしている人物及び協力者が記載していたのかもしれません。

もし協力者がいるなら、上記で怪しんだ通り、柳町、市橋の2人が手を組んでそうだと考えられるのですが、結局のところ、消去法的にコナンチームが校長室を探した後で、市橋か柳町が書いたと考えられ、市橋のいる光彦チームが保健室を探した後に、コナンチームが探しても文字がなかったことから、柳町のみが書いたのが妥当と考えられますね。

2箇所に文字が書いてあったのは、協力者の可能性を思わせますが、念のために1人の人物が書いておいたというところでしょうか。

なぜ用具室なのか

妨害しようとしている人物は柳町だと考えましたが、なぜ暗号の答えを用具室に導こうとしたのでしょうか?

他の教室などでも良かったと思うのですが、わざわざ10年前に無くなってしまった用具室に導いたということは、用具室が無くなったことを知っていた人物ではないかと考えられます。

ただし、10年前から現在までに用具室が無くなったことを知る機会がある人物が柳町であることを証明するのは難しいですね。

一つ言えるとしたら、米花消防署の活動として学校に来る機会があったとしたら学校の事情もわかっていたのかもしれない、くらいですかね。

今は消防士として頑張っている柳町ですが、過去に宮野明美に「勇気を出して」と言われているのは、ボヤ騒ぎの犯人であることを正直に話して謝ろうというニュアンスだと考えられますね。真実を若狭先生にも話さないところを見ると、まだ真相を語っていないようです。

いろは寿司が…

来週はついに脇田兼則が来てしまうようですね。不穏な終わり方をしました。

描写としては

  • 灰原センサーが反応するものの若狭留美と脇田兼則のどっちに反応しているのかわからない
  • 脇田兼則が灰原哀に気付く
  • 若狭留美と脇田兼則が挨拶する(不穏な空気で)

とかありそうですね。

流石に角の駒がポロっと落ちちゃうようなことはないとは思いますが…。笑

APTX4869投与者リストへのアクセス

これは前にTwitterで呟いてたのですが、若狭留美が最近のAPTX4869投与者リストへアクセスできた理由として、リストの管理者ではないか?と考えていました。

今回の図書室のPCの話を用いると「若狭留美がアクセスしているリストは若狭留美がアクセスできるようにしたアカウントでアクセスしている」のではないかと考えました。

宮野志保=灰原哀と気付いてなかったこととシェリーと発言しなかったことから、上記のツイートは少し飛躍しているように思いますが、おそらく組織を抜けたであろう若狭留美が、APTX4869投与者リストにアクセスできているのは、組織の研究用アカウントで組織が知らない内に、セキュリティの緩いアカウントが作られているのではないでしょうか。

この辺は、もう少し詳しく考えていきたいと思います。

 

 

また、メモを読んでいただければと思います♪

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