サンデー考察・感想

名探偵コナン サンデーFILE.1105 感想・考察「 陥落の涙 」

こんにちは、鳥子です。

注意

こちらはサンデーの内容が含まれる記事ですので単行本派、アニメ派の方はご注意ください。

 

今回は、

2022年12月21日サンデー掲載の名探偵コナンFILE 1105

の事件について感想・考察を書いていきます。

 

前回の記事はこちらです。

名探偵コナン サンデーFILE.1104 感想・考察「 血染めの騎士 」

 

犯人

犯人は大河原欽治でした。

前回、前々回の事件を受けて犯人は大河原欽治だと考えていたため、犯人自体は的中しました。

しかし、問題なのはメッセージとトリックの方ですね。トリックに関しては自演だとは思いつつも具体的に解けませんでした。ダイイングメッセージに関してもややズレた解答になってしまいました。

 

ダイイングメッセージ

ダイイングメッセージは、クロスワードをチェス盤に見立てて、犯人の名前を示す黒マス部分にナイトのコマが来ると考えていました。そして、犯人が犯行時に右手に怪我をしたことを知った被害者が手形でわかるようにしたのだと考えていました。

実際には、ナイトの駒の向きと血の手形の位置がキングスサイド(王側=大河原)を示していることで大河原が犯人だと示していました。

もはやキングとクイーンのサイドということすら知識に入っておらず、完全解答にはなりませんでした。

 

トリック

自演のトリックに関しては、オランダの涙を利用したとのことですが、こちらもわかりませんでした。温度差を利用すればコップを割れるんじゃないかとは思っていましたが、まさかこんなに科学感満載の解決編になるとは

 

その他

動機に関しては、佐宗さんがおそらく亡くなっていて、しかもそれが着信音によるものだということは推測できていたのでよかったと思いますが、全体的に今回の事件は私個人としては難しかったです。

冤罪はうまなかったものの各々の描写について考え切れなかったというのが、考察者としてまだ足りなかったので、今後の教訓として心に留めておきたいと思います。

 

ラム候補者の動き

脇田

前回、ラムが西トピア付近に車でやってきましたが、今回は監視カメラにアクセスし、若狭留美を確認していました。疑わしきは罰せよですから、とおそらく若狭が浅香の疑いがあると考えて、キャンティとコルンに狙撃させようとしています。私は浅香は組織を裏切った人物だと考えているため、ラムが浅香を消そうとしているのは想定内でした。ただし、組織の「大事」で消すのでは?と考えていました。

今回の事件の天候は雨で、傘を持った若狭留美、そして狙撃手が対象を狙うという構図はブラックインパクトと同じですね。あの時は、コナンが雨を降らせ、対象に傘をささせましたが、今回は最初から雨が降っています。ラムは入り口が見えるように待機しているので、黒き13の暗示の時のように向かい側からキャンティやコルンが狙ってくるイメージになるかもしれません。

脇田はこれまで敬語をしっかり喋った描写がなかったように思うので、今回の描写はかなり新鮮でした。

また、以前考察した組織の「大事」の内容として、浅香の抹殺を記載しました。

より詳細には、小五郎や浅香の抹殺をメインとして、その作戦の実行によって炙り出された組織内の鼠・スパイ(特にラムに疑われているバーボン)も抹殺するというのが当サイトでの考えになります。

ただ、今回の話でラムが若狭留美を消そうとしている動きをしており、ラムの計画の範疇ではあるが組織全体というよりどちらかというとラム個人の恨みの相手を消そうとしていると考えられます。

大事はジンなども関わってくるはずだと考えていますが、今回はキャンティとコルンのみが呼ばれています(もしかしたらこっそりジンにも連絡を取っている可能性もありますが)

そのため、組織の大事の内容として若狭を消すことは想定されていないのではないかと考えています。

 

若狭

一方、若狭は敢えて監視カメラの位置を把握し、敢えて監視カメラに映ったように見えました。もしくは、敢えて監視カメラに映ったのではなく、単純に警戒していただけかもしれません。

若狭留美は名前にアナグラムの秘密があると考えられますが、92巻でゲスゴルファーを撃退した際に、新聞でラムがその名前に反応していました。私は若狭留美がラムを誘い出そうとしてとった行動だと考えていますが、今回の監視カメラに映った行動が敢えて取った行動なら、若狭の心情としても、やはりラムが動いているかもしれない前提での行動になるのかもしれません。

自分(若狭)のことをラムが狙ってくるかもしれないと考えての行動であれば、何か若狭にも狙いがあるのかもしれません。例えば、若狭はMI6、特にメアリーと繋がっていると私は考えていますが、MI6と連携済みであり、組織が狙ってくるのを見計らってMI6が撃退するなど(ブラックインパクトのMI6)

他には個人の対策としては傘が若狭を示すIDとなって組織が撃ってくるかもしれないと考え、代わりの傘を用意するなど(かなり古典的ではありますが)

 

黒田

そして、黒田はコナンにアマンダが残したダイイングメッセージを見せ、17年前の事件についてこれから語るという終わり方をしました。まさか黒田から事件について聞く展開になるとは思っていなかったのでびっくりしました。そして、まさかアマンダ側の情報を黒田から聞くことになるとはという感じでした。

黒田はこれまでコナンのことを眠りの小五郎の知恵袋と評価したり、時には降谷からコナンに情報を渡してもらうことで事件解決を早めたりと信頼している様子が伺えます。

黒田が知りうる限りの事件の詳細を教えてくれると思うので、その状況でコナンがどこまで羽田浩司殺害事件に追いつけるか気になりますね。

また、黒田はアマンダのことを要人として認識していますが、私はアマンダと羽田浩司は、烏丸グループから組織の薬の開発を行うためのスポンサーとして声をかけられたと考えているため、同じく羽田浩司も組織と接触するための要人であると考えています。

アマンダの警護は浅香が行っていましたが、黒田が日本の警察として、日本の要人である羽田浩司側の警護を行っていた可能性も考えられますね。

羽田浩司は浅香を組織から寝返らせるように説得していたと考えていますが、ただ組織から寝返らせるだけでなく、寝返っても大丈夫だと思わせる説得を行っていたのではないかと考えています。例えば、羽田浩司のバックには日本の警察という後ろ盾がいて、組織から寝返っても守ってもらえるよ、だから組織を裏切りな、と伝えていたのかもしれません。

詳細はまた次に語られると思いますが、かなり楽しみですね。

 

また、メモを読んでいただければと思います。

 

 

 

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