こんにちは、鳥子です。
注意
こちらはサンデーの内容が含まれる記事ですので単行本派、アニメ派の方はご注意ください。
今回は、
2022年10月5日サンデー掲載の名探偵コナンFILE 1101
の事件について感想・考察を書いていきます。
前回の記事はこちらです。
名探偵コナン サンデーFILE.1100 感想・考察「 煙滅 」
振り返り
前回、
現状浮かんでいるのは、
板か何かを王冠置き場のスペースに一瞬で入れて正面から王冠を見えなくした
もしくは
トルマリンの性質を使って、王冠全体に電気を帯びさせ、黒い布を静電気で王冠にくっつけることで一瞬で見えなくした
というものです。
と考えていました。
今回コナンも、キッドが王冠を隠すように黒い紙を貼ったか黒い布を被せたのではないかと考えていました。
しかし、キッドが展示ケースの中に手を入れても紙は貼られておらず、布も被さっていないようでした。個人的にはこの時に、展示ケースの上部分の空洞スペースにしか手を入れていないので、まだ王冠は中にあるのではないか?という疑惑が捨てられていません。
候補者
前回、食事中のトラブルについては何があったかわかりませんでしたが、今回の話でケチャップが飛び散ったということがわかりました。コナンの考えと安室さんの説明通り、キッドが重曹をケチャップに入れ、対象となる3人の服を汚して入れ替わろうとしたということで合っているでしょう。
つまり、キッド候補は展示場主任の安堂、宝石鑑定士の中條、古美術鑑定士の狩野の3人になります。
3人の動き
ここで、3人の言動を振り返ります。
安堂 |
中條 |
狩野 |
王冠を持ち上げて警報を鳴らした。 |
ブロアブラシで宝石に空気を吹き付けて鑑定した。 |
エアダスターでホコリを払いながら鑑定した。 |
主任室で着替えた。 |
トイレでケチャップを落とした。見えにくくて汚れた場所を探すのに時間がかかった。 |
トイレの水で目立たないくらいにケチャップを落とした。乾くのに時間がかかわった。着替えはない。 |
変装を解かずに体を調べる方法を提案。 |
顔を引っ張るのは勘弁してほしい。老人にはきつい。 |
顔を引っ張るのは勘弁してほしい。プチ整形。 |
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ニット帽の柄が変わった。リバーシブルで裏側にしていた。 |
中森が展示ケースに近付いたときに、安堂の着替えの話をする。 |
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足が少々長くなった。 |
この表だけ見ると、自分がキッドだとバレないように動いている痕跡が残っているのは、最も言動が多い狩野になります。
キッドと王冠
コナンはキッドが誰かも王冠をどうやって隠したのかもわかったみたいですが、それは中條と狩野の会話を聞いたあとでした。
コナンは中條のリバーシブルの帽子、狩野の長くなった足のどちらから着想を得たのでしょうか。
頭に被るものなので、王冠を展示スペースから取り出し、帽子に変える(仕込む)ことができれば、中條=キッドということができ、現在王冠は帽子となっているということができるのですが、警報が鳴らなかった点から、やはりまだ展示ケース内にあるのではないかと思います。
コナンが真相に気付いたヒントは、おそらくリバーシブルの帽子からであり、中條が「帽子を内側にしたことでシミが気付かないようにした」というものからキッドが「王冠を裏側にしたことで王冠を気付かないようにした」と考えたのだと思います。
ここで言う王冠の裏側とは、内側ではなくトルマリンがついていない後ろ側のことを指します。要は、王冠の裏側だけ黒くすることができれば、展示スペースの色に溶け込み、消えたように見せることができるというわけです。
となると3人の中で細工ができたのは、3番目にエアダスターを使って王冠に触れていた狩野となります。エアダスターで本当に空気を吹き付けていたわけではなく、例えば、前回考えた黒色無双などの「黒い塗料」もしくは、化学反応によって黒くなる塗料(どんなものかは調査していない)を吹き付けておくということはできると思います。裏側は誰も見ないですし、展示スペースで暗くなっているために、裏面が黒いと考えてしまうでしょうしね。
そして、カウントダウンの際に王冠を裏側に向けることで、カウントダウンのタイミングで王冠が消えた(展示スペース内の黒色に溶け込んだ)のだと考えています。
残る問題は、キッドがどうやって持ち去るのかです。
おそらく狩野に残っている疑問、つまり、伸びた足がなんらかの仕掛けがあるのだと思いますがそれについてはまだ検討できていません。
また、メモを読んでいただければと思います。