こんにちは、鳥子です。
注意
こちらはサンデーの内容が含まれる記事ですので単行本派、アニメ派の方はご注意ください。
今回は、
2022年6月8日サンデー掲載の名探偵コナンFILE.1095
の事件について感想・考察を書いていきます。
前回の記事はこちらです。
名探偵コナン サンデーFILE.1094 感想・考察「偶然の出会い」
諸事情により今回もそのまま考察に入ります(ふせったーベースとなります)。
暗号解読
暗号解読方法は前回の訂正版で記載した通りで良さそうです。2つ目の暗号である「も」ろゆんつじうせぴくよにやん を前回の方法で解くと以下のようになります。
爆破された2614と合っていることがわかります。
犯人予想
続いて、今回の話を踏まえた犯人予想です。
ずばり、犯人はベルボーイの暮石と考えています。
3人の話では、
- 清掃員が掃除したときには暗号はなかった
- ベルボーイは部屋には入らずに荷物を林崎に渡した
- 加湿器は常設ではない
- ベルボーイ曰く、部屋に一歩も入っていないため暗号を置くことは不可能
- ベルボーイ曰く、林崎の部屋の加湿器も真純の部屋と同じ場所に配置されている
- 林崎は禁煙室でタバコを吸ったのを目撃され、爆破された2件のホテルを出禁になっている
- 今回のホテルでも林崎がタバコを吸っていたらしいがホテルのオーナーが林崎のファンで無下に断れない
- 林崎が鍵(カードキーではなく古いタイプ)を無くしてベルボーイが1時間かけてベッドの下を探したことがあった
- 林崎がチェックインしたとき、暗号が加湿器の近くの机の上に置かれていた
- 林崎がチェックインしたとき、ベッドスラーが歪んでいた
ということでした。
ここから、おそらく、
- ベルボーイが1時間かけて部屋の鍵を探したときに鍵を複製
- 清掃員が部屋を清掃
- 林崎がチェックインする前にベルボーイが複製した鍵で部屋に入り、暗号と爆弾を配置(おそらくベッドの下)。このとき、ベッドスローが歪む
- ベルボーイが鍵を閉めて、部屋の前で荷物を持って林崎を待機する
- 林崎がチェックインし、荷物を受け取り、部屋に入ったところで暗号を見つける
という流れになるでしょう。
ベルボーイが部屋に足を踏み入れた根拠となるのが、彼の「加湿器の位置が真純の部屋と同じ」である旨の発言です。
加湿器は常設ではないため、どこに配置されているかは客側の自由となります。そのため、同じ位置に配置されていることを知っていたということが、部屋に入った証拠となります。
動機
動機となりそうなのが英理が発言していた「労働トラブル」と妙な声の電話が言っていた「ベルボーイ風情」です。
電話の発言はベルボーイが録音したものだと思いますが、その中の「ベルボーイ風情」という発言は、おそらく普段の労働環境によって苦しんでいるベルボーイだからこそチョイスできた言葉だと思います。林崎がベルボーイをこき使って、部屋の鍵を探させた話がありましたが、あまりベルボーイは優遇されていないのかもしれません。つもりにつもった怒りで、連続爆破事件を起こしていると考えています。
ホテル側の人間であるため、客として他のホテルに入り、うまく爆弾を隠し、爆発させるといったことも可能と言えば可能です。
英理は本人か?
さて、今回1話目で「ザッ」と誰かがコナンと真純をつけているような描写がありました。そのため、偶然遭遇した英理が本物なのか、ベルモットの変装なのか気になるところです。
気になる点は以下です。
ベルモットなら | 英理本人なら | |
ピアスの有無 | 英理がつけることを知らなかった? | つけ忘れた/意図的につけていない |
真純との対面 | 一度は会っていることを知らない | 一度は会っているが覚えていない |
事情聴取までの流れ | 真純の部屋を調べようとした。盗聴器とかつけた? | 急いでいたため。結果的にすぐに林崎の部屋に行っているため、本当に急いでいた。 |
弁護士バッヂ | 真純が泊まっているホテルの顧問弁護士が英理であることを短時間で知り、弁護士バッヂや眼鏡などを用意した? | 本人なので当然 |
一仕事終えている |
労働トラブルのヒアリングが終わったとのことなので、法律的な知識もある状態で一仕事終えていることになる。今回の犯行動機に繋がりそうなので、英理本人がヒアリングしてそうだが…。 |
本人なので当然 |
気になるのは、ベルモットの変装の場合、事前に英理の声帯模写や性格など準備・把握しておく必要がありますが、たまたまコナンや真純に遭遇し、たまたま真純が住んでいるホテルの顧問弁護士を英理がつとめていることを知ったのであれば、時間がなさ過ぎる点です。この点において、私はベルモットの変装ではなく本人だと考えています。(間違えたら仕方ない笑)
あまりにも偶然が重なり過ぎている(たまたま妃弁護士が顧問弁護士をしているホテルに真純が住んでいて、ベルモットが妃弁護士に変装可能な状態にある)ので、連続爆破事件自体を黒の組織が仕組んでいないと組織としてのスムーズさに欠けるように思います。これまでの組織の動きは自ら仕掛けてくるイメージ(脇田が弟子入りするために万馬券を仕込んだとか)だったのでそこが少し違うかなという印象です。
とはいえ、英理がベルモットの変装だった場合、真純の部屋に盗聴器を仕掛けたんじゃないかとか気にしておきたいですね。
あの人とは?
今回、メアリーが「あの人」と気になる発言をしました。
そうなれば再び根城を変えざるを得なくなり…
またあの人に累が及ぶ恐れがあるからな…
メアリーや真純が住処であるホテルを転々とするたびに、それが影響して何かが起きた結果、迷惑を被る人がいると解釈できそうです。
では、その何かというのは何か…それは「メアリーの生存発覚」と考えられます。メアリーはヴォクスホールブリッジでベルモットに毒殺されたことになっているため、若返った姿を見られることで危険が生まれます。この点は工藤新一、シェリーと同じですね。
また、このときに累が及ぶ人物(あの人)とは誰なのでしょうか。これは、務武の友人であり、メアリーと真純のホテル暮らしを援助しているお金持ちとイコールだと考えています。
園子「でもホテル暮らしなんて実はどこかのお嬢様だったりして?」
真純「昔から世話になってるパパの友人が金持ちなんだ!」
83巻FILE.4「恋愛小説家」
その金持ち候補として以下を挙げてみました。可能性高い順です。
- 羽田浩司の父
資産家であり、17年前に務武に調査依頼するような関係性のため、真純の発言と符合しています。
- 黒田兵衛
紅茶党であることがわかっているため、今回の話と絡んできそうだと思っています。ただし、明確な根拠はなく、ボス的な立場であればお金持ちだろう…くらいの感覚です。また、アニメのOP「ZEROからハジメテ」で、謎にメアリー、真純と一緒に並んでいたと思うので、念のためあげています。
- ジェイムズ
こちらもボス的な立場にいるため、お金持ちだろうという感覚です。また、真純の顔をジェイムズは知っていた訳について、Justice PLUSにて、FBIに遊びにいったことがあるからということが触れられています。実は古い知り合いの可能性も残されていると考えました。ジェイムズはイギリス人なので、古い友人であれば、昔イギリスにいた頃の付き合いかもしれません。
ただ、「また〜累が及ぶ」ということなので前にも何かしらの被害に遭っていることを加味すると羽田浩司の父が1番あてはまりそうですね。
また、メモを読んでいただければと思います。