登場回まとめ

メアリー・領域外の妹の登場回とコナンが「領域外の妹」の意味に辿り着くまで

こんにちは、鳥子です。

今回は、メアリーの登場回についてメモを残しておこうと思います。単行本98巻までの内容で、考察はほぼ無いです。

メアリー登場回(回想・セリフなし含む)

メアリー(領域外の妹)の現時点の登場回は下記のようになっています。回想で1コマしか出ていない、セリフなしのシーンも含んでいます。

  • 赤い女の惨劇(82巻FILE.11〜83巻FILE.3)
  • 意外な結果の恋愛小説(83巻FILE.4〜FILE.6)
  • コナンと平次 恋の暗号(83巻FILE.7〜FILE.9)
  • 太閤恋する名人戦(85巻FILE.6〜FILE.9)
  • 真夏のプールに沈む謎(85巻FILE.10〜86巻FILE.1)
  • 死ぬほど美味いラーメン2(88巻FILE.2〜FILE.4)
  • 探偵団はヤブの中(89巻FILE.2〜FILE.4)
  • 千葉のUFO難事件(89巻FILE.5〜FILE.7)
  • 霊魂探偵殺害事件(90巻FILE.3〜FILE.5)
  • 試着室の死角(91巻FILE.10〜92巻FILE.1)
  • さざ波の魔法使い(92巻FILE.2〜FILE.4)
  • 紅の修学旅行(94巻FILE.8 〜95巻FILE.2)
  • 代役・京極真(96巻FILE.8 〜97巻FILE.1)
  • 古美術鑑定家殺人事件(97巻FILE.10〜98巻FILE.2)
  • 将棋棋士連続殺人事件(98巻FILE.7〜FILE.10)
  • 毒と薬の真相(98巻FILE.11〜99巻FILE.3)

コナンが「領域外の妹」の意味に辿り着くまで

メアリーは、赤い女の惨劇で、真純のスマホに映ったのが最初の登場でしたが、そこでコナンに認識されてから、「領域外の妹」の意味に辿り着くまでの流れを追ってみました(主に、メアリー登場回を軸に追っています)。

縦に事件の時系列、横に人物を配置しています。会話や行動は実線で表し、会話の元になっているセリフや行動は実線の上側に、かつ会話の元になっている人物側に寄せて記載しています。会話の返答をしている人物のセリフは実線の下側に、かつ会話の返答をした人物側に寄せて記載しています。

点線は心の中で思っていることなどを記載しています。

重要なところだけを抜き出しつつ、少しずつ省略したのですが、とんでもなく長くなりました笑

より詳細には、単行本を確認しながら見てみてください。

こうやってみていくと、メアリーが初めて登場した辺りから、赤井家の血縁関係が明らかになっていっている様子がわかりますね。事件が進むにつれ、丁寧に回収されていってます。

最初は

  • 兄弟の構成がわかり
  • 一番上の兄が赤井秀一であること
  • 領域外の妹がメアリーという名前であること
  • 灰原とメアリーが似ていること
  • 過去に会ったことがあること

などを経て、兄弟の正体から領域外の妹の意味にまで辿り着きました。途中、コナンは真純に、幼児化のことについてかなり踏み込まれていますが笑。

また、真純が沖矢の正体が秀一であることに気付く日も近いですね。

単純な相関図と違って、時系列情報と一緒に考えると、誰がどんな情報を持っているのかわかりやすくなるのでオススメです。特に、読者視点の描写だと読者だけがわかる状態になっている思考になるので、意外と「あのキャラはあの情報を知らないんだっけ?知ってるんだっけ?」という状態に陥ることもあります。

気になるところ

気になるところとしては、

  • 誰がメアリーと真純に赤井秀一の死を伝えたのか
  • なぜ秀𠮷には生きていることを伝えたのか
  • 真純は秀𠮷の職業を知っているのか

などがあるかなぁと思います。

赤井秀一の死が伝わった流れ

ミステリートレイン(78巻)や赤い女の惨劇(82-83巻)では、真純は秀一が死んだと思っていて、古美術鑑定家殺人事件(97-98巻)では、メアリーは秀一を「死んだ長男」と言っています。

一方、女性警察官連続殺人事件(95-96巻)では秀𠮷から沖矢(赤井秀一)に向けて、「由美タンを守ってくれ」とメールが来ていることと、将棋棋士連続殺人事件(98巻)では、もはや秀𠮷と秀一は会っていることがわかります。

つまり、

  • メアリーと真純は秀一が死んだと思っている
  • 秀𠮷は秀一の生存を知っている

状態ということがわかります。

ここで、どんな流れで誰が誰に秀一の死を伝えたのか、なぜ秀𠮷だけが秀一の生存を知っているのかが気になるところです。

将棋棋士連続殺人事件(98巻)では、秀一が秀𠮷に「生きていることを話してないだろうな?」と話しています。この会話から考えると、秀一は、メアリーと真純が秀一が死んだと思っていると知っているということになります。

メアリーと真純に秀一死亡の情報が伝わった流れとして、まずは、秀𠮷からメアリー/真純に流れたのか、メアリー/真純から秀𠮷に流れたのかを考えてみます。

  • A.秀𠮷からメアリー/真純に流れた場合

この場合、秀𠮷に連絡を最初にしたのが誰なのか考える必要があります。例えば、

  1. 日本警察→秀𠮷→メアリー/真純
  2. FBI(秀一含まない)→秀𠮷→メアリー/真純
  3. 秀一→秀𠮷→メアリー/真純

などが挙げられます。

  • B.メアリー/真純から秀𠮷に流れた場合

このケースでは、

  1. 日本警察→メアリー/真純→秀𠮷
  2. FBI(秀一含まない)→メアリー/真純→秀𠮷

という流れが考えられます。

AとB両方のケースの1番目の日本警察から連絡があったとすれば普通かもしれませんが、そもそも日本警察には来葉峠の遺体が、楠田の遺体かも赤井の遺体かもわかっていない状況なので、そこから連絡が来ることはないと考えられます。これは、赤井秀一が亡くなった際に、ジェイムズがジョディに言った通り、FBIが動いていることは知られたくない状況であるため、赤井の遺体であることは伏せているはずです。

では、次に、Aの2番目の、「FBIから秀𠮷に連絡がいった場合」です。これはシンプルに、「なぜFBIから、親である自分よりも先に秀𠮷に連絡がいったのか」を、メアリーに疑問に思われると思います。

緊急連絡先のようなものがあり、それをメアリーではなく秀𠮷にしていたのであれば、FBIから一番最初に連絡が行くのが秀𠮷であることは納得いきますが、秀一の死に疑問を抱かせるような連絡経路を、秀一が選ばないと考えられます。

つまり、秀𠮷からメアリー/真純という経路では連絡がいっていないのではないかと考えています。

残る選択肢としては、B.メアリー/真純から秀𠮷に流れた場合の、2のFBI(秀一含まない)→メアリー/真純→秀𠮷、という流れです。

ただ、秀一が「俺が生きていることは話してないだろうな?」と確認していることから、生きていることは話さないようにしてもらっている、と解釈できます。

FBI(秀一含まない)→メアリー/真純→秀𠮷の流れの後で、秀一→秀𠮷に「実は生きている…」という連絡を取ったのか、何か理由があると勘付いた秀𠮷が秀一に連絡を取り真相を知ったという可能性もあります。

まだまだ詰めないといけないところ、結論を出さないといけないところはありますが、今回はこの辺にしておきたいと思います。家族の死の伝達経路で思い浮かぶのは、最近だとスコッチこと諸伏景光の死を悟った高明の話ですかね。ここも比較しながら考察していこうと思います。

残りの気になるところもまたいずれ考えてみようと思います。

今回使った図(職業柄馴染み深い)は結構便利なので他の考察にも利用していきたいですね。

また、メモを読んでいただければと思います♪

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