サンデー考察・感想

名探偵コナン サンデーFILE.1079 感想・考察「手帳に遺されたもの」

こんにちは、鳥子です。

注意

こちらはサンデーの内容が含まれる記事ですので単行本派、アニメ派の方はご注意ください

 

今回は、

2021年10月13日サンデー掲載の名探偵コナンFILE.1079

の事件について感想・考察を書いていきます。

 

FILE.1079「手帳に遺されたもの」

今回の事件の流れになります。

  1. 探偵団、博士のお見舞いに行った帰りの会話風景
  2. 強盗犯、探偵団の前に現れる
  3. 佐藤、強盗団を捕まえる
  4. 高木、メモしようと手帳を見たところ、暗号が書いてあり伊達さんとのやり取りを回想する
  5. 高木、佐藤とコナンに暗号を見せる
  6. コナン、暗号を解きポアロへ向かう
  7. コナン、暗号解読について説明する
  8. 安室透、何かの取引を示すものだと考え、高木達の会話に割り込む
  9. コナン、取引しようとしていた客を探そうと梓さんに1年前の話を聞く
  10. 梓、1年前に特に目立った客はいなかったことを話すが、店の外から見ていた「にぎにぎボウヤ」のことを話す
  11. コナン達、そのボウヤがなんらかの事件に巻き込まれているのではないかと考える
  12. 梓、「にぎにぎボウヤ」の話は1年前ではなく1週間前のことだと話す

 

まずは博士が大事に至らなくて良かったです。驚異的な回復ですね!笑

光彦が話を変えているので触れられたのは1コマだけ…

 

今回は1週間前に助けを求めた少年の行方を追いつつ、過去の話がリンクして解決していくパターンでしょうか

 

組織の話はある?警察学校の話も?

新章1話のタイトルは「手帳に遺されたもの」で、1年前の伊達さんが中心となる話でした。

今回の登場人物には、灰原、安室さん(降谷零)、伊達航、佐藤美和子、高木渉がいて

シェリーとバーボンといった組織関連の話にも、伊達、降谷、佐藤といった警察学校組及び卒業式で邂逅した二人の話にも展開できそうなので

どちらの話がどれくらい展開されるのか、どちらも展開されるのか気になるところですね。

いつまでもビクビクしていられないと言っていた灰原ですが、やはりまだ恐怖心が拭えず、探偵団の前に現れた連続強盗犯を見た際に、ジンを想像し怯えていました。この新章でも組織の話が触れられそうではありますが、バーボンがいきなり幼児化に気付くというのは考えにくいので灰原と会話するくらいに留まるかなと思っています。

一方、今回のメインとなりそうなのは警察学校組関連の話です。
伊達さんが残した暗号をすぐにコナンが解くわけですが、ポアロに入ってから誰も伊達さんの名前を出していないのに安室さんは

安室「まぁ僕は、その伊達という刑事さんの事を知らないので…」「ただの想像ですけどね…」

と伊達さんの名前を出してしまいます。この発言がのちに指摘され「あれ?伊達さんの名前出したっけ?」と佐藤さんが心の中で思って降谷零の存在を思い出していく展開になるかもしれません。ただ、今回、4話5話まで今回の事件が続けば佐藤さんが安室さんに気付く展開まであるかもしれないですが、完全に思い出すというより心の中で違和感を感じる程度で終わるのではないかと思います。

 

高木の回想

高木が伊達さんとの過去について回想したシーンについて記載していこうと思います。

まずは以下が伊達さんのセリフや行動の流れです。

番号 内容
1 「今度の日曜…俺に付き合え…」「お前を男にしてやるからよ!」
2 「くそっ!」と公衆電話のボックスを叩く(公衆電話ボックス周辺にガラスが散らばり液体がこぼれている、おそらく瓶が割れて中身が飛び出ている)
3 「徹夜で張り込んだ結果がコレかよ?」と言いながら、散らばったガラスや液体を見るようにしゃがみこむ
4 「ん?」と公衆電話のボックスの下に落ちているカードのようなものを見る(名刺サイズほどの紙?に4行ほど何かが書かれている、ただ名刺ではなさそう)
5 「大丈夫!」「俺に任せろ!」と子どもの頭の上に手を置いている(子どもの髪の色は明るく右の頬にそばかすのようなものが見える)
6 「そうだ!お前にいい物見せてやろう…」と高木に何かを見せようとする
7 「わっ」「とっ」と手帳を落とす
8 落とした手帳を拾おうとしたところに居眠り運転の車が突っ込んでくる(詳細:76、77巻「命を賭けた恋愛中継」)

 

手帳の暗号

今回、暗号解読系の話かと思ったのですが、コナンがすぐに解いてしまいましたね。伊達さんの手帳には、「日曜高木と」というメモと共に数字や記号が羅列されていましたが、「日曜 昼12時 米花町5の6ポアロ 窓際 赤い 蝶ネクタイ 付けて待て」という文章を示していました。以下がその暗号文。

※2※25242851388629396973204

6404122142851390690665051195

88714504220401881121128842

851354234112884324447144 ♯ ♯

(スターマークは※で代用しています)

気になるのは伊達さんが見つけた紙にも4行ほど何かが書かれていて、伊達さんの手帳に書かれていた数字や記号の羅列も4行というところ。

伊達さんは回想の冒頭(上記の流れ1)で「今度の日曜…俺に付き合え…」と言っており、手帳にも「日曜高木と」と記載していることから、

上記の流れ1の前段階で、この暗号文をつかんでいたのではないかと考えられます。

解読された暗号文に対し、伊達さんの同期である安室さん(降谷)は

安室さん「『手柄を挙げさせて一端の刑事にしてやる』…」「って意味だったかもしれませんね…」「そのメッセージの内容からして…」「何やらここで怪しげな取り引きが行われようとしているようですので…」

と考えていました。

これを正しいと仮定した場合、

番号 内容
  伊達さん、何かの暗号を入手する
  伊達さん、日曜の昼に高木に手柄を挙げさせようとする
1 「今度の日曜…俺に付き合え…」「お前を男にしてやるからよ!」
2 「くそっ!」と公衆電話のボックスを叩く(公衆電話ボックス周辺にガラスが散らばり液体がこぼれている、おそらく瓶が割れて中身が飛び出ている)
3

という流れになりますね。

佐藤さんは、伊達さんが高木に言った「男にしてやるからよ」の意味をいかがわしいお店に行くという解釈でとらえてしまったようですが、命を賭けた恋愛中継では、伊達さんの高木への評価・印象は

高木「警察学校の成績もトップだったって聞きましたよ?」

伊達「バーカ!そいつはガセネタ、俺はいつも2番だったぜ…頭も体もアイツには一度も敵わなかったからな…」

高木「アイツ?」

伊達「お前のようなヒョロっとした優男だったよ…今はどこで何やってんだか…自分の力を過信して無茶してどっかでおっ死んじまってるかもな…」

と、高木も降谷みたくヒョロっとした優男と思われているようです。そんな伊達さんだからこそ高木に手柄を挙げさせようとしたのではないでしょうか?

 

こう考えていくと、1の段階ではまだ伊達さんは、「二人が張り込んでいた事件と高木に手柄を挙げさせようとしている事件?は別物」と考えていたように見えます。

伊達さんが高木に挙げさせようとした事件があり、別件で張り込んでいた。

しかし、張り込みはうまくいかず、公衆電話ボックスの下を見たところ、手帳に書いていたものと似たような暗号があり、一連の事件に同一の人間が関わっていると伊達さんは考えたのではないでしょうか?

 

つまり、下記のようなイメージです。

番号 内容
  伊達さん、何かの暗号を入手する
  伊達さん、日曜の昼に高木に手柄を挙げさせようとする
  伊達さん、日曜の件とは別の事件(と考えていた)の張り込みに高木を同行させる
1 「今度の日曜…俺に付き合え…」「お前を男にしてやるからよ!」
2 「くそっ!」と公衆電話のボックスを叩く(公衆電話ボックス周辺にガラスが散らばり液体がこぼれている、おそらく瓶が割れて中身が飛び出ている)
3 「徹夜で張り込んだ結果がコレかよ?」と言いながら、散らばったガラスや液体を見るようにしゃがみこむ
4 「ん?」と公衆電話のボックスの下に落ちているカードのようなものを見る(名刺サイズほどの紙?に4行ほど何かが書かれている、ただ名刺ではなさそう)
  伊達さん、日曜の件と張り込みしていた事件に同一人物が関わっているのでは?と考える
  伊達さん、もし同一人物が関わっているなら日曜に事件解決が可能と考える
5 「大丈夫!」「俺に任せろ!」と子どもの頭の上に手を置いている(子どもの髪の色は明るく右の頬にそばかすのようなものが見える)
6 「そうだ!お前にいい物見せてやろう…」と高木に何かを見せようとする
7 「わっ」「とっ」と手帳を落とす
8 落とした手帳を拾おうとしたところに居眠り運転の車が突っ込んでくる(詳細:76、77巻「命を賭けた恋愛中継」)

伊達さんが頭に手を置いた少年に対し、「大丈夫」「任せろ」と言ったという事から、少年は事件に関して何らかの形で関与しており、伊達さん達に助けを求めたと考えられます。もしくは伊達さんや高木たちが先に少年に気付き、事情を聴いた可能性もあります。そして伊達さんは求められた助けに対して解決できると考えていたようです。

 

にぎにぎボウヤとそばかすの少年

次に、にぎにぎボウヤについて考えていきたいと思います。

まずはコナン達が気付いたサイン、シグナルフォーヘルプについて。

助けを求めるシグナル (英: Signal for Help)、または家庭内暴力の助けを求めるシグナル (英: Violence at Home Signal for Help) は、脅威を感じていて助けが必要であることを、ビデオ通話や対面において相手に知らせる片手でのジェスチャー、ハンドサインである[1]。 これはもともと、新型コロナウイルス感染症の世界的流行に伴う自粛措置の影響で増加[2]した家庭内暴力に対応するために作成されたものである。

 

Wikipedia/助けを求めるシグナル

Wikipediaの情報では、家庭内暴力に対応するために作成されたものということがわかります。コナン達が考えたように、家庭内暴力に特化していない意味での「助けて」という意味ももちろん含まれています。

にぎにぎボウヤを見ると、肌が見えている部分(顔や腕)に関しては特に目立った外傷がないように見えるため、家庭内暴力の線は、1話だけの描写だと薄いように考えられます。また、このボウヤの特徴として頬に「そばかす」があることがわかります。

実は高木が回想した際の少年の頬を見ると、右の頬に同様に「そばかす」があるのを確認できます。髪の色と「そばかす」の特徴から1年前の少年とにぎにぎボウヤは同一人物なのではないでしょうか?そうなると、少年は現在も助けを求めていることになります。

 

取引相手

梓さんの話によると、ポアロの窓際の席のテーブルの下にはゲーム機が張り付けてありました。これは、暗号が示していた取引場所が正しいことを示しています。

しかし、取引場所と考えられるその席に「どうしても座りたい」という人は現れませんでした。ゲーム機自体はその席の床に落ちていたということですが、これに対し、灰原は下記のように考えているようでした。

灰原「結局、その取り引き相手が姿を現さなかった為に…」「時間がたってゲーム機が自然にはがれ落ちた…」「とか?」

これに対し安室さんは「…」という反応でしたが、もし、これが灰原の考えに対して共感しているものだとしたら灰原の考えは当たっているのかもしれません。

何度も同じ表に追記していくことになり申し訳ないですが、

番号 内容
  伊達さん、何かの暗号を入手する
  伊達さん、日曜の昼に高木に手柄を挙げさせようとする
  伊達さん、日曜の件とは別の事件(と考えていた)の張り込みに高木を同行させる
1 「今度の日曜…俺に付き合え…」「お前を男にしてやるからよ!」
2 「くそっ!」と公衆電話のボックスを叩く(公衆電話ボックス周辺にガラスが散らばり液体がこぼれている、おそらく瓶が割れて中身が飛び出ている)
3 「徹夜で張り込んだ結果がコレかよ?」と言いながら、散らばったガラスや液体を見るようにしゃがみこむ
4 「ん?」と公衆電話のボックスの下に落ちているカードのようなものを見る(名刺サイズほどの紙?に4行ほど何かが書かれている、ただ名刺ではなさそう)
  伊達さん、日曜の件と張り込みしていた事件に同一人物が関わっているのでは?と考える
  伊達さん、もし同一人物が関わっているなら日曜に事件解決が可能と考える
5 「大丈夫!」「俺に任せろ!」と子どもの頭の上に手を置いている(子どもの髪の色は明るく右の頬にそばかすのようなものが見える)
6 「そうだ!お前にいい物見せてやろう…」と高木に何かを見せようとする
7 「わっ」「とっ」と手帳を落とす
8 落とした手帳を拾おうとしたところに居眠り運転の車が突っ込んでくる(詳細:76、77巻「命を賭けた恋愛中継」)
  暗号の送り主、ポアロの窓の外から店内の該当の席を見たが、取引相手が来ていない
  ゲーム機、時間経過により、テープがはがれ、床に落ちる(いつ取り付けられたかは謎)

上記のような流れになると思います。

さて、ここで注目したいのが、来なかった取引相手の正体についてです。警察にバレたからポアロに来なかったのかなと思いましたが、高木や伊達はポアロに来ていない、特に張り込みもしていないのに、なぜか取引相手は姿を現しませんでした。

これはシンプルに、取引相手の正体=伊達さんで、伊達さんが事故でなくなったためにポアロにこれなくなったのではないでしょうか?

命を懸けた恋愛中継では、指輪の事を伊達に任せているように見えますし、もちろんその意味も含んでいるとは思うのですが、「任せたぞ」のもう一つの意図があるなら、ポアロに行ってくれということだったのかもしれません。

そして、1週間前にも取引現場であるポアロに少年が現れたという事(車の後部座席ですが)を考慮すると、

  • 取引に少年が利用されている
  • まだ取引自体は生きている

と考えられます。

 

赤い蝶ネクタイ

当然、次回以降、ボウヤを助け出す流れになるとは思いますが、取引が生きているなら再度ポアロに車が止まり、ポアロの窓際を確認するはずです。そして赤い蝶ネクタイを付けている人物がいるとわかれば、暗号の送り主がやってくるはず。コナンは今回、いつもの服を着ていませんが、もしも変声機を持っているのであれば、変声機を高木につけさせてポアロで待ち伏せし、捕まえるという展開もあるのかもしれません。待ち合わせと暗号はFBIの事件を彷彿とさせますね

 

とりあえずのまとめ

今回色々難しかったのですが、とりあえず今回考えたことのまとめを表で書いておこうと思います。

番号 内容
  伊達さん、暗号の送り主もしくはその送り主と取引した相手と接触し、次回(日曜の昼)の取引の暗号を入手する
  伊達さん、日曜の昼に高木に手柄を挙げさせようとする
  伊達さん、日曜の件とは別の事件(と考えていた)の張り込みに高木を同行させる
1 「今度の日曜…俺に付き合え…」「お前を男にしてやるからよ!」
2 「くそっ!」と公衆電話のボックスを叩く(公衆電話ボックス周辺にガラスが散らばり液体がこぼれている、おそらく瓶が割れて中身が飛び出ている)
3 「徹夜で張り込んだ結果がコレかよ?」と言いながら、散らばったガラスや液体を見るようにしゃがみこむ
4 「ん?」と公衆電話のボックスの下に落ちているカードのようなものを見る(名刺サイズほどの紙?に4行ほど何かが書かれている、ただ名刺ではなさそう)
  伊達さん、日曜の取引の件と、張り込みしていた事件に同一人物(暗号の送り主)が関わっているのでは?と考える
  伊達さんと高木、公衆電話の張り込みの件で、子どもが関与していると知る
  伊達さん、もし同一人物が関わっているなら日曜に事件解決が可能であると考える
5 「大丈夫!」「俺に任せろ!」と子どもの頭の上に手を置いている(子どもの髪の色は明るく右の頬にそばかすのようなものが見える)
6 「そうだ!お前にいい物見せてやろう…」と高木に何かを見せようとする
7 「わっ」「とっ」と手帳を落とす
8 落とした手帳を拾おうとしたところに居眠り運転の車が突っ込んでくる(詳細:76、77巻「命を賭けた恋愛中継」)
  暗号の送り主、ポアロの窓の外から店内の該当の席を見たが、取引相手が来ていない
  ゲーム機、時間経過により、テープがはがれ、床に落ちる(いつ取り付けられたかは謎)
現在、にぎにぎボウヤが助けを求める

伊達さんが見せようとした「いい物」は「手帳に関係している何か」なので、それが暗号のことなのか、手帳にしまっていた指輪のことなのか気になるところですね。

 

ちょっと難しかったのでまた考えて追記したいと思います。

※2021/10/14追記ここから↓

その他

瓶の割れ方

高木の回想の中で公衆電話の周辺で割れている瓶の割れ方について考えていました。考えたから何かわかったかというと何もわかっていないのですが…。

液体の広がり方を見ると下記のようになっています。

細かい破片と大きめの破片の位置、そして液体の広がる方向を考えると、誰かが下記の方向に向かって瓶を叩きつけたのではないかと考えられます。

ただ何のために投げつけたのかは考えることができていません。

また、大きめの瓶の破片の下に白い何かがあるように見えます。これが一体何なのかわかりません。もし袋とかなら電話ボックスの下の紙?が入れてあったとか?

今回の話だけでは自分は回答を見つけることができませんでした。

 

詐欺師やヤミ金は関係あるか?

命を賭けた恋愛中継で、伊達さんは亡くなる前に結婚詐欺師を殺人の罪状で捕まえている事が判明しています。

今回、高木の回想で、2人が張り込んでいたことがわかりますが、結婚詐欺師あるいはその結婚詐欺師とトラブルになったヤミ金が関係あるかは不明です。念のため記載しておこうと思います。

↑追記ここまで

 

※2021/10/15追記ここから↓

変換サービス

今回の手帳の暗号は、電話会社が数字の羅列をメッセージに変換するものを使っていました。そして公衆電話や固定電話から送れるようです。

コナン「コレって公衆電話や固定電話から携帯やスマホにメッセージが送れるヤツだから…」

暗号作成者からメッセージ受信者の流れを次のように図にしてみました。

事実としてわかることは、

  • 暗号作成者と送信者が別人の可能性がある
  • 受信者にはメッセージが送られ暗号の文字は送られない(変換のアルゴリズム自体はわかっているのでメッセージから暗号の文字を再現することはできる)
  • 伊達さんは、手帳に暗号側の文字を記載していた

ということです。

そしてここから考えられることとしては、

  • 伊達さんが、手帳に暗号側の文字を記載していたこと(メッセージを記載していないこと)から、伊達さんがメッセージを受信してわざわざ復元したものを記載したのではなく、暗号そのものを入手したということ
  • 伊達さんが暗号そのものを入手していて、かつ高木の回想の「日曜付き合え」の前に入手したのだとしたら、暗号送信者が回想内の電話ボックスだけではなくその前も落としていたかもしれないということ
  • 「取引相手」の章でにぎにぎボウヤが取引に利用されているのでは?と記載したが、具体的には、にぎにぎボウヤは2度も事件に関与していること、助けを求めていることから、にぎにぎボウヤは暗号送信者として利用され、故意に暗号を落としたということ

そして流れを考慮すると、(青字で追記)

番号 内容
  暗号の作成主、なんらかの取引のために暗号を作成する
  暗号の作成主、にぎにぎボウヤを暗号送信者として事件に関与させる
  にぎにぎボウヤ、暗号(日曜の昼の件)をわざと落とす
  伊達さん、次回の取引の暗号を拾い、手帳に入手する
  伊達さん、暗号の送り主もしくはその送り主と取引した相手と接触し、次回(日曜の昼)の取引の暗号を入手する
  伊達さん、日曜の昼に高木に手柄を挙げさせようとする
  伊達さん、日曜の件とは別の事件(と考えていた)の張り込みに高木を同行させる
1 「今度の日曜…俺に付き合え…」「お前を男にしてやるからよ!」
  にぎにぎボウヤ、暗号(日曜の昼とは別件)をわざと落とす
2 「くそっ!」と公衆電話のボックスを叩く(公衆電話ボックス周辺にガラスが散らばり液体がこぼれている、おそらく瓶が割れて中身が飛び出ている)
3 「徹夜で張り込んだ結果がコレかよ?」と言いながら、散らばったガラスや液体を見るようにしゃがみこむ
4 「ん?」と公衆電話のボックスの下に落ちているカードのようなものを見る(名刺サイズほどの紙?に4行ほど何かが書かれている、ただ名刺ではなさそう)
  伊達さん、日曜の取引の件と、張り込みしていた事件に同一人物(暗号の送り主)が関わっているのでは?と考える
  伊達さんと高木、公衆電話の張り込みの件で、子どもが関与していると知る
  伊達さん、もし同一人物が関わっているなら日曜に事件解決が可能であると考える
5 「大丈夫!」「俺に任せろ!」と子どもの頭の上に手を置いている(子どもの髪の色は明るく右の頬にそばかすのようなものが見える)
6 「そうだ!お前にいい物見せてやろう…」と高木に何かを見せようとする
7 「わっ」「とっ」と手帳を落とす
8 落とした手帳を拾おうとしたところに居眠り運転の車が突っ込んでくる(詳細:76、77巻「命を賭けた恋愛中継」)
  暗号の送り主、ポアロの窓の外から店内の該当の席を見たが、取引相手が来ていない
  ゲーム機、時間経過により、テープがはがれ、床に落ちる(いつ取り付けられたかは謎)
現在、にぎにぎボウヤが助けを求める

というような流れでしょうか。

↑追記ここまで

 

 

また、メモを読んでいただければと思います。

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