
こんにちは、鳥子です。
注意
こちらはサンデーの内容が含まれる記事ですので単行本派、アニメ派の方はご注意ください。
目次
概要
阿笠博士の家でたこ焼きパーティーをするため、
そこで居合わせたのが、帝丹小の 小林澄子先生と若狭留美先生。白鳥警部への贈り物として、
ところがこの店には、
犯人たちはこれを店員として受け取り、
今回の冒頭、組織についての不穏な会話が挟まれますが、これは 灰原がコナンをからかう場面でした。「
コナンはどうやって切り抜けたか
コナンの推理の起点は、スマホの混雑データの矛盾でした。
さらにコナンは、店員が天然真珠のエクボ(小さなくぼみ)
監禁後、コナンが見抜いたのは 内通者(スパイ)の存在。「拘束されたフリ」をしつつ、
そして最大のポイントが、冒頭で買った爪楊枝。結束バンドは、
- 縛られるときに手首を立てて交差させておくと、
後で隙間ができて手を抜けること - バンドのギザギザ部分とストッパーの隙間に爪楊枝を刺せば外せる
こと
というTVのマジックショー由来のテクニックで、
最後は強盗団への 「反撃開始」を宣言したところで、決着は次号(第31号)
【謎①】1億円ゴーグルの客は誰か——鈴木次郎吉&愛犬ルパン説
まず注目したいのが、強盗団の標的である 「子供用なのに宝石で1億円超のゴーグル」。
そこで有力なのが 鈴木次郎吉(園子の伯父・鈴木財閥相談役)説です。
- 次郎吉は正真正銘の資産家であり、ルパンという名の 愛犬を連れている
- 彼の最大の特徴は「怪盗キッドを釣る餌として、
高価な宝石を買い集める/飾る」こと。 10万円のゴーグルにわざわざ1億円分の宝石をデコる、 という常軌を逸した発注は、普通の金持ちはやらないため、 次郎吉のキャラに近そうです。 - 44巻の初登場時、
次郎吉はサイドカー付きのハーレーにルパンを乗せて現れます。 このときルパンはゴーグルを着けていました。「子供用」という表現がありますが、 これはミスリードの可能性があります。
受け取りは午後4時のため、発注主の正体はそこで判明するはず。
65巻「探偵団VS強盗団」との共通点
この事件で単行本65巻の「探偵団VS強盗団」(
多くの共通点があると思います。
- 日常 → 強盗事件:お年玉の預金 vs たこ焼きの買い出し。平和な外出が一変する入り口が同じ
- なりすまし・入れ替わりトリック:
銀行回は人質に強盗を紛れ込ませ、1163は偽店員に紛れる。 - 炙り出しの論理:銀行回は変声機で人質を誘導し“
作戦を知らない本物”を特定、1163は消灯で“ スマホが光る内通者”を特定。 - 拘束からの自力脱出:銀行回はガムテープ脱出、
1163は爪楊枝での結束バンド外し - 証拠隠滅の脅し:爆弾 vs ガソリン(水かも)
そして最大の共通点が、「強盗事件に組織絡みの大物を仕込む」
若狭留美の存在
若狭の正体は レイチェル・浅香。17年前、資産家アマンダ・
ここで重要なのが、若狭の 「目立つこと」へのスタンスが変わっている点です。
- 104巻より前:正体は割れておらず、
むしろ目立って組織を釣りたい側だった。92巻「白い手の女」 では犯人のプロゴルファーを自ら制圧し、 その名がメディアに出る。羽田事件の情報をネットに上げ続け、 組織関係者をあぶり出そうとしていた(つまり、 メディアへの露出は組織への撒き餌だと考えられます) - 104巻「17年前の真相」以降:RUMに正体がバレ、
キャンティとコルンに狙撃の準備までさせて命を狙われる。 目立つこと自体が自殺行為 に変わりました。
それでも若狭は帝丹小の副担任を辞めず、
つまり「
【謎②】若狭の“知人”は誰か——アマンダ/次郎吉/エレーナ説
買い物中、若狭は意味深な発言をします。
「この店、私の知人 も贔屓にしてたので」
この知人は誰なのでしょうか。
アマンダ・ヒューズ説
正体を隠す若狭が、親代わりだった人物をあえて「知人」
「昔の雇い主で母代わり、とある組織に殺された人」
また、フサエ・
次郎吉説
もし アマンダと次郎吉が友人だった なら、
すると 若狭の知人=次郎吉 という線が成立し、「ゴーグルの発注主」と「若狭の知人」
バラバラの二つの謎が一本につながるという意味では、
ただ、アマンダと次郎吉に原作上の接点はまだ描かれていません。
宮野エレーナ説
こちらに関しても17年前時点でブランドが存在していることが前
Xで更新された「シェリーのひとりごと」でフサエブランドの本店はアメリカにあるということがわかりました。
この話を踏まえて宮野エレーナ説を深堀りしていきます。
ラボがアメリカにもあった話
まず、宮野家の足取りを整理します。父・宮野厚司は、製薬会社「白鳩製薬」に勤めながら、独自の研究を続けていました。
しかしマッドサイエンティストと学会を追放され、その後、烏丸グループが白鳩製薬を取り込もうとし、失敗。会社は倒産します。
夫婦は日本で町医者——宮野医院を開きます。幼い頃の降谷零が出会ったのも、この宮野医院でした。
転機は、エレーナが次女・志保を身ごもった頃。
厚司の研究を支援すると持ちかけてきたのが、烏丸グループがスポンサーの研究施設でした。
胡散臭いとは思いつつもエレーナの後押しもあり、病院をたたんで、その「ラボ」に加わります。
そこは、黒の組織の研究施設であり、二人はそこでAPTX4869の研究をさせられ——そして志保が生まれてまもない頃、エレーナは「研究所の火災」で命を落とした、とされています。
ここで、この研究施設、つまりエレーナが亡くなったラボが「どこにあったのか」は、原作で明言されていません。
宮野医院が日本にあったので、なんとなく「日本のどこか」と思われがちですが、ハッキリ描かれてはいないため、ここに考察の余地があります。
遠くへ行かなくちゃならない
思い出してほしいのが、エレーナが零に告げた別れの言葉——「遠くへ行かなければならない」。
これは、自らの死を予感した遠回しな表現とも取れますが、文字通り「遠い場所へ引っ越す」とも読めます。
私は、ラボへの移動は2回あったと考えています。
- 宮野医院から日本のラボへの移動
- 日本のラボからアメリカのラボへの移動
降谷零とのやりとりで遠くへ行くと言っていたのは、この一つ目の話だと考えています。
なぜアメリカ?
そして二つ目の移動として、なぜアメリカなのか。
その理由を再度解説していきます。
- 娘の宮野志保は、アメリカにいた時期があることがわかっています。組織がまだ幼い志保を天才科学者の卵としてアメリカで育てたと考えると筋が通ります。
- 20年前、ジョディの両親が殺害されたのは、アメリカであり、17年前の羽田浩司・アマンダ殺害事件の舞台は、アメリカのニューヨークでした。組織のこの頃の動きとして、アメリカが中心になっていることがわかります。
- 二つ目に加えて、ハリウッド女優として、アメリカを拠点に活動するベルモットが、中心人物として組織に参加していることです。
これらの点から組織は20年前、17年前の時点でアメリカに根を張っていたと考えています。
だとすれば、その研究施設のひとつがアメリカにあっても、何ら不思議はありません。
あの方とラボの物理的位置
私は現在のあの方をシャロンだと考えていますが、その動機に薬の開発が関係していると考えています。
シャロンの求めていた薬が、物理的にシャロンの近くにあるようにしていた可能性が高いと考えています。
ただ、宮野医院は日本にあり、長女の明美は帝丹小学校に通っていました——つまり一家は、少なくとも明美の子ども時代は日本にいたことになります。
そして現在の組織は、ジンやウォッカをはじめ日本を主戦場にしており、志保自身も、のちに組織を裏切るまでは日本のラボにいました。
そのため、「組織は完全にアメリカ拠点」というのは行き過ぎで、正確には——組織は、アメリカと日本に2拠点ラボを構えていたと考えるのが妥当だと考えています。
言ってみれば、烏丸蓮耶がボスの時代は日本にラボがあり、その後、こっそりとボスがシャロンに変わってから、アメリカにもラボを作ったというイメージです。
ここで仮説をまとめます。
宮野一家は日本でスタートし、エレーナの妊娠を機に組織の日本のラボへ。
明美はエレーナから志保宛のメッセージが入ったテープを渡されていました。薬を完成させるためにお別れしなくちゃいけないのと吹き込まれていましたが、タイミングとしては、アメリカのラボに移る前に、テープに志保へのメッセージを吹き込み、明美に渡したのだと思います。その後、アメリカに行ったのではないでしょうか。
そして、渡米したエレーナでしたが、自身の作った薬で羽田浩司、アマンダの殺害事件が起き、浅香と出会ったと考えています。
宮野エレーナの情報
若狭は組織員でもないのに、エレーナに関する組織の内部情報を握っています。
エレーナの組織内での呼び名「ヘルエンジェル」を知っていましたし、娘である宮野志保、宮野明美の名前を知っています。
そしてエレーナが組織を裏切ったことまで把握しています。
これは、ただの一捜査関係者が持っていていい情報量ではありません。
いちばん素直な説明は、若狭がエレーナ本人と直接の関わりを持っていたということです。
エレーナと降谷の思い出
ここで、エレーナはどんな人物だったのでしょうか。
フサエブランドにも繋がるエピソードとして、降谷零との出会いを振り返ります。
まだ幼い降谷零は、髪や肌の色が人と違うことをからかわれ、喧嘩ばかりして傷だらけでした。ある日、宮野家の長女・明美が零を宮野医院に連れてきます。
あらまた君? ケンカ好きなのね
傷の手当てをしながら、エレーナは喧嘩のわけを尋ねます。
零は、髪の色をからかわれたのだと——両親のどちらかが外国人なのか聞いたエレーナに「それの何が悪いんだよ」と、突っかかるように答えます。
「人間なんて見た目は違っても、切り裂いて一皮むけばみんな同じ血と肉の塊。その証拠に黒人も白人も黄色人種もみんなこの通り、赤い血が流れてるでしょ?」
人見知りだったエレーナが、自分と同じハーフの零にだけは、はっきりとそう語りかけました。
しかしある日、エレーナは零に告げます。「遠くへ行かなければならない」と。これが、二人の別れでした。
このエピソードが、二つめの根拠につながります。
ハーフゆえに…
エレーナは、日本人とイギリス人のハーフです。おそらく見た目ゆえの差別を経験し、だからこそ零に人種差別の馬鹿馬鹿しさを説いたのだと思います。
ここで思い出すのは、フサエ・ブランドの創業者フサエ・キャンベルもまた、金髪をからかわれ続けた人であったということです。
そして、そのイチョウ色の髪を、そのままブランドの象徴へと昇華させた人です。
さらに言えば、灰原哀——宮野志保自身も、アメリカで東洋系の顔ゆえに嫌がらせを受けていた過去があります。
エレーナ、フサエ、そして灰原。この三人は、「見た目・人種ゆえの差別」という一本の線で結ばれていることがわかります。
差別を受けた者同士、エレーナが同じ痛みを知るフサエのブランドを贔屓にする——これは、動機としてとても自然ではないでしょうか。
また、娘である志保が、フサエブランドが好きなのも、もしかしたらそのルーツは母親にあるのかもしれません。
若狭は宮野エレーナについてある程度深いところまで知っており、エレーナはフサエとハーフという共通点で繋がっています。
また浅香もハーフで共通していることから、浅香とエレーナの接触があった際、エレーナが零に優しくしたように、浅香にもまた、身の上話をしたかもしれません。
知人説まとめ
若狭の知人は、宮野エレーナの可能性が高い。決め手は、組織員でもない若狭が「ヘルエンジェル」も、娘たちの名前も、裏切りも知っていること——エレーナとの直接の関わりを、強く示唆します。
そして、その関わりが生まれた場所を考えたとき、浮かび上がるのが「組織のラボ=アメリカ」という仮説。エレーナの最期の場所、志保が留学した場所、浅香がいた場所——すべてがアメリカで重なると考えています。
そしてこれらの謎を解き明かす鍵になりそうなのがフサエ・ブランドです。アメリカに本店があるこのブランドは、差別を受けた女性たち、エレーナ、フサエ、灰原を結びつけました。ベルモットもまた強くこのブランドを支持しています。
まとめ
- ゴーグルの客=次郎吉:確定寄りの推測(状況証拠が多い)
- 若狭の知人=アマンダ、次郎吉、エレーナのいずれかだが、宮野エレーナの可能性が高い
- アマンダ=次郎吉が友人 の場合、若狭の知人=次郎吉にもつながるが…?
新章はどこへ向かう? そして若狭は動くのか
今後の展開ですが、ゴーグルの客が次郎吉なら次シリーズで怪盗キッド回に続く可能性
若狭の知人がアマンダなら、
エレーナなら浅香とエレーナの邂逅の話が入るかもしれません。
そしてゴーグルの客と若狭の知人の両者が次郎吉という同一人物に
「若狭は今回、本領を発揮するのか?」について、今の所、
理由は104巻で正体が割れ追われている以上、
またメモを読んでいただければと思います。